井上もやしの日常

ほぼ「つぶやきの墓場」となっております。ブログやSNSが多様化して,ついていけないのでございます。

危うし電波時計!

2011-03-16 22:15:30 | Weblog
 我が家にはいくつかの電波時計があります。ここ数日、電波を上手く受信していないようなので、二男とは「地震発生の時に電波時計が受ける長波(40kHz)を邪魔するような電波が出ているのかもよ。」と言っていました。

 しかし、調べてみると、原因は地震そのものではなく、地震による避難指示によってでした。電波時計の電波は福島県のおおたかどや山標準電波送信所というところから送信されています。周波数は40kHz、中波のTBSラジオ(954kHz)やニッポン放送(1242kHz)よりもだいぶ低い周波数です。送信所の場所は福島県田村市と福島県双葉郡川内村の境の大鷹鳥谷山(おおたかどややま)の山頂付近です。ここが東京電力福島第一原子力発電所から近い位置にあり、避難指示を受けて配置要員が地域外へ逃げたために停波したそうです。(←「地震の際に避難するときには、電気のブレーカーを下げてください。」というNHK第1ラジオのアナウンサーの言いつけを守ったのかな?)

 思わぬ標準電波の停波です。こんなところに東日本大震災の影響が出ているのですね。画像は、我が家の初代電波時計・マルマンの「グリニッジ」。この時計は1時間ごとに電波を受けて時刻を修整します。時刻表示の右にある「98」が電波を受信できなかった回数です。もうすぐエラー最高表示の「99」になってしまいます。



追伸
 時計の調子が悪いと言い出して、妻が電池を交換(!!!)したために、表示が「0:00 00」のままになってしまいました…。福島局が停波してると教えたのにぃ。残念ながら、初代・白グリニッジは手動で時刻合わせができません。現在販売している電波時計は手動で強制的に時刻合わせができる機種が結構多いのですが、初代にはそんなつまみはありません。おまけに福島局40kHz(←買った当時は確か茨城から40kHzを出していたような?)しか受信できないので、九州局60kHzが頑張って電波を送っているのに聞く耳を持ちません。

 これも東電福島第一原発事故の影響です。こういう間接的な影響は補償されないでしょうが、電波時計だけでなく、私の職場でも地元民の他地区への移動並びに原発避難民の流入でてんてこ舞いです。どうしてくれるのよ、TEPCO! 光の速さで補償して!!(2011.3.25)

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