井上もやしの日常

ほぼ「つぶやきの墓場」となっております。ブログやSNSが多様化して,ついていけないのでございます。

映画「アンストッパブル」 ~単純明快映画の見本~

2011-01-16 11:32:31 | Weblog
 1月13日に福島フォーラムにて鑑賞。今時珍しい単純明快なアクション映画でした。貨物列車が走る低い振動音、衝突時の金属的な衝撃音、制動時の火花などなど、正に男の映画でした。

 暴走した無人の貨物列車(発火性燃料や毒性の高い化学物質も積んでるし…。)をベテラン機関士のフランク(デンゼル・ワシントン)と新米車掌のウィル(クリス・パイン)が命がけで止めようとするもの凄く太い縦糸と、彼らの家族と上手くいっていない状況が細い横糸として描かれています。

 暴走機関車の最後尾連結器に自分たちの機関車を連結させてブレーキを掛け、急カーブ鉄橋に差し掛かるまでに兎に角減速させようと手に汗握るアクションシーンの連続でした。もちろん2人が中心ですが、鉄道司令室、鉄道会社本社役員との電話でのやりとりやテレビの臨時ニュースで刻々と伝えられる列車の動きもなかなかの見物です。

 上映時間が99分。この、他の映画と比較しての短時間さも緊迫したドキドキ感につながっていたと思います。最近の映画って、2時間半くらい平気で上映しているものが多くて、もっと上手く編集すれば、途中で間延びしないのにぃと思うものが少なくありません。「勝手にしやがれ」等で有名なフランスのジャン=リュック・ゴダール監督が「人間が映画に集中できるのは100分程度で、それ以上は生理的に無理なんだよねぇ。」と言っていたと何かの本(蓮実重彦さんからの引用?)で読んだのを思い出します。え、何が言いたいのって? あんまり長いと腰が痛くなったり、トイレに行きたくなったりしません?


 ☆ 総合得点 86点

最新の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
面白かったです (真紅)
2011-01-21 18:10:49
井上もやしさん、こんにちは。コメント&TBありがとうございました。
そうですね、100分程度の尺の映画ってスッキリしていていいですね!
私も以前は長い映画大歓迎!だったのですが、もうちょっと短くても、、という映画が多いような気がしてきました。
本作は結末は想定内でしたが、手に汗握る面白さでした。
返信する
力強い映画 (井上もやし)
2011-01-22 00:58:49
 真紅さん、おはようございます。

 予想以上に面白くて、全く飽きずに見ることができました。何回か見る内に(昔は入場料を払えば、1日中映画館にいられましたが、今はほとんど入れ替え制ですものね!)筋や人間関係が分かる映画よりも、分かりやすい映画が一番です。
返信する

コメントを投稿