安倍内閣の支持率低下の原因について今までの経過を箇条書きで書いて見よう。
<<これまでの安倍内閣の歩み>>
1.小泉内閣のとき官房長官に抜擢されて、一躍世間の眼を引いた。
2.拉致問題の強硬姿勢で名を上げた。
3.小泉時期総理候補の中で一番の支持率を示した。
最大の理由は、拉致問題への強硬姿勢。次に若さへの姿勢。
然し、拉致問題は国家犯罪であるので、北朝鮮が認める訳はなく、常識的に言えば軍事力行使に匹敵する手段か同政権の転覆を祈る以外には解決出来ない問題だ。
つまり、国民はこのような日本の独力では事実上解決不能なことを主張する人を支持したのだ。
4.首相立候補の際の発言での若さ露呈。
インターネット上の評判は麻生さんの方が上だった。
5.自民党は上記の問題に眼を瞑って、小泉さんと同様に、世論調査による、支持率最高の安倍さんを総裁に選んだ。
恐らく政治のプロである自民党の有力者なら時期選挙に勝つ為ではなかったら、日本の為に彼を選んだだろうか。
6.組閣名簿中の首を傾げるような人が混じっていた。
小泉内閣の金融担当大臣でマスコミから散々叩かれ遂に更迭された厚生労働大臣の柳沢さんや、典型的な建設族・農林族としてマスコミを騒がした農林水産大臣の松岡さんなどが選ばれた。
7.郵政反対の議員の復党問題で、うやむやな説明のままそれを認めた。
この時は、安倍さんが、小泉さん時代のそれと違うの違う安倍の自民党を作るのだと言えば安倍さんの決定で、むしろ支持率が上がったかも知れないのに。
何を考えているのは復党した11人
8.安倍さんの政策の目玉の、教育再生会議の審議に、文科省の意を受けたと思われる伊吹大臣が介入し、審議を混乱させ、最終報告案について、案は案であり文科省が実際の政策決定するのだと言うような、閣僚にあるまじき発言をした。
9.明らかに残業強化に繋がる、ホワイト・カラー・イグゼンプションの法案を提出しようとした。
安倍さんがこれで社員が早く帰宅でき、少子化解消にも役立つと、全く検討違いの発言をした。
これに対して今日のテレ朝のサンデー・モーニングで、田原さんや野党からの総攻撃に自民党の人はまともの返事が出来なかった。
そして、田原さんから、何もしらない安倍さんが経団連から丸め込まれていると言われる始末だった。
普通の会社の成果主義の取り組み
成果主義に日本は立って行けるのか 企業の責任は
10.安倍さん提出見送りの決定に対して、柳沢さんが金融担当大臣のときと、同じように官僚の意向を受けて?さらに同案の説明不足の解消にそ勤めたいと発言した。
11.伊吹さんや柳沢さんの明らかに可笑しい発言に対して安倍さんが、しっかりした指示をした旨の報道がされていない。
12.その他ガソリん税の一般財源化がうやむやになった事、政治団体経費問題による、規制改革担当大臣の佐田さんの辞任、松岡さんの経理問題、本間さんの辞任問題もあるが、これが支持率低下もある程度しているだろう。
以上のように支持率の低下は最初の高い支持率そのものが、頼り無い根拠に基づいており、現実問題に直面して次第にメッキが剥げてきただけに過ぎないことは事実の羅列だけて低下の原因について特記の必要もないことだ。
<<安倍さんへの提言>>
1.安倍内閣と小泉内閣は全く別のものだ、自民党も小泉さんの時とは別の方向を目指すとはっきりさせる。
2.一連の政府への圧力行使で、悪役イメージがついた経団連との関係を見直す。
彼らの提言を鵜呑みにするのでなく、それが「美しい国」形成に役立つのか、現状のひどい社会環境の改善の為になるのか、信頼できる専門家のアドバイスを聞いて、内閣支持率の低下にならないように努める。
社会劣化の責任は経済界にも
パートタイム労働法の改正案
企業の倫理観は責任は
3.経験や力不足を補うために、与党内からの明らかに不当な圧力に対抗出来る、肝の坐った副首相的な有力者を閣内に入れる。
これで、次期総裁選で自分が不利になるどなどケチな考えを止める。
仮にその為に負けても次に安倍さんがカムバックすることが日本のためになると思う人も多いはずだ。
4.不適切な発言する閣僚に対する指導を厳しくする。
場合によっては思い切り更迭する。
5.法案を提出する度に、「美しい国」の形成にどれだけ繋がっているか、もっと具体的に国民に周知する。
例えば、ホワイト・カラー・イグゼンプションの法案成立で安倍さんが言っていたように、サラリーマンが(今までの残業時間で成果を上げていたときの収入を確保し、今まで以下の勤務時間で今までと同じ程度の成果を上げて)本当に早く帰ることが出来、一家団欒の時間が本当に楽しめるのかなど。
美しい国の現実と進む方向
6.内閣の政策推進のために、閣外で自由に発言出来る若手をうまく活用する。
安倍さんへ
是非日本を「美しい国」にする為に頑張って下さい。
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