一昨夜のテレ朝の「たけしのTVタックル」で政権交代の可能性について、多くの評論家達が100%以上の数字を出していました。
どちらかと言えば自民党寄りの発言が目立つ、番組のレギュラーの三宅久之さんでさえ数週間前は確率50%と言っていたのが、95%の数字を出しました。
番組ではもう民主党政権の成立を見越したように、同党の政権獲得後のために、民主党議員の言ったことを覚えて置こうと、彼らの発言の内容を並べていました。
国会が始まりました。
政府・与党にとって難しい国会運営が迫られています。
金融・経済危機に加えて、マスコミは連日街に溢れる職や家を無くした人達の様子を伝えていますが、どれも自民党政権にとっては不利な要素です。
マスコミはそれに加えて即時解散や不評の定額給付金の撤回か他の一括使用を主張する渡辺喜美さんの離党宣言や、中川秀直さんなどの党内の動きを伝えて、自民党内の動揺を伝えています、これも麻生内閣支持率の低下に繋がるのでしょう。
外野席から見て、麻生さん、自民党とやるべき事ははっきりしていると思います。
麻生さんの決断とその実行です。
自民党員は一致団結して麻生さんを支えることです。
[麻生さんの決断と実行]
定額給付金
いくら不評でも定額給付金を今更引っ込める訳には行きませんでしょうが、それを雇用問題など他の目的の為の一括使用に振り返ることしかないような気がします。
それには公明党との協力関係にひびが入る可能性→選挙大敗の可能性を意味します。
一方、定額給付金問題で国会が暗礁に乗り上げたとき、それが自民・民主のどちらに不利になるかは今の情勢から言えば遥かに自民党が不利になるのは間違いないでしょう。
ここは腹を括って、自民党は公明党と相談すべきです。
もしそれが上手く行かなかった時に麻生さんの決断によるしかありません。
公明党は自党で物事を決められない党?のようですから、飽くまでま定額給付金を固持するのか判りません。
その場合、自民党が公明党と心中して僅差またはことによると大差で衆院選で負けるのか、公明党の反対を押し切って定額給付金の使途変更をし、その支持を無くして大敗するのか?
定額給付金を多目的に一括使用への変更はいくらでも理由が付けられます。
そしてそのように変更したときに、民主党はそれでも第2次補正予算案に反対するのか、政権が目の前にぶら下がっている民主党が決断をする番になります。
官僚制度の改革
・麻生さんは構造改革の一つとしい国土交通省の地方整備局や農林水産省の地方農政局を廃止・統廃合の実施を指示しました。
廃止が決まっている雇用・能力開発機構の具体的な実施の問題も控えています。
私の提案です。
・渡辺喜美さんをどう言う形でも良いから、その二つの問題の直接折衝の任に当たらせることです。
雇用・能力開発機構の廃止または解体に付いては、現在の雇用問題悪化で簡単に出来るとは思いませんし、ある程度の妥協か先送りも必要になるかも知れません。
もし渡辺さんが関係していなかったら、彼が何を言うか、またそれをマスコミがおもしろおかしく報道するかは眼に見えています。
勿論渡辺さんの起用はそんなみみっちいことではなくて、官僚制度改革へ彼に積極的に活動して貰うのが本旨です。
・それと地方分権の指示に対してゼロ回答をしたり、雇用・能力開発機構の廃止に関して厚労省が余りにも理不尽な抵抗をするようなら、断固として事務次官などを更迭するなどして、麻生さんの強い意志を示すことです。
国民は指導者の強いリーダーシップを待っています。
麻生さんの思い切った決断と実行力、彼を中心として自民党の団結があれば、衆院選の勝利もあるかも知れません。
仮に負けても負け方があります。
徹底的にやられて二度と立ち上がれない負け方と、支持者から惜しまれながらの負け方です。
自民党も麻生さんも、最近の選挙は世論調査で予想された以上の大きな振れが生じることは小泉・安倍選挙の結果を見れば判ることです。
それはマスコミが世論、特に浮動票と呼ばれている層の人達を煽りたてるからです。
麻生さんは選挙に不利と言われる消費税増税を掲げる決断をしました。
あとは今は政府・与党のアキレス腱に成ってといる定額給付金と、官僚制度の改革について麻生さんの思い切った決断とその実行を待つだけです。
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