昨日のテレ朝の「報道ステーション」で古館さんが小沢民主党が定額給付金反対から消費税増税反対の方針に切り換えたと報道していました。
当日のブログで私も「自民党と消費税増税」のこといたこともあって、早速ネット上でその件の関する情報を探して見ました。
毎日新聞は
・民主党が08年度第2次補正予算案を巡り、「当面審議に応じない」としていた方針を転換し、19日からの審議入りに応じたのは、世論をにらみ「『審議拒否』ととられるマイナスイメージを避けたい」との思惑からだ。
・小沢一郎代表は自民党との採決日程合意を否定。合意は19日の審議入りのみとした。の認識で一致した。
・採決時期の合意を民主党幹部がすぐに否定に躍起になったのは、定額給付金を巡る自民党内の造反を期待し、関連法案成立に衆院での3分の2以上の賛成が必要となる再議決が可能となる3月が山場とにらんでいるためだ。
・2次補正の採決合意を巡っては、党内には「09年度予算で消費税を攻めた方が、自民党内の造反予備軍に踏み絵を踏ませられる」(参院予算委理事)との見方も出ている。
と半分は推測を交えた記事。
朝日新聞は、
民主党の菅直人代表代行は税制改正関連法案付則に消費増税を明記するという麻生政権の方針について「関連法案を審議・採決するときにどうなっていくのか、注目していきたい」と述べ、自民党内の造反に期待感を示した。菅氏は「与党内は混乱している。税金の無駄遣い改革をやらないで増税だけを先に予定することがおかしいという点で共通する部分もある」として、明記反対派と民主党の主張が重なるとの認識も示した。
とあるほかは読売、毎日、産経とも消費税増税明記に関する民主党の動きには触れていないようです。
古館さんが言うのは
・民主党は第2次補正予算案は反対しても自然成立をするので、審議引き延ばして世論の反発を招くので早期に採決に応じる
・審議中に消費税問題で政府攻撃をして、自民党内の分裂を誘い、関連法案の再採決で自民党議員の造反で3分の2条項による成立を阻止し、麻生さんを解散に追い込む
と言う民主党の作戦だそうです。
テレ朝がどれだけの情報源をもっているか知りませんが、どうも先走った推測を流している様な気がします。
[麻生さんの責任]
然し、民主党が自民党の消費税明記反対の動きに大喜びしているのは間違いないようです。
自民党の中から消費税増税論議で反対の動きが出ているのは、勿論麻生さんにも大きな責任があります。
彼らが反対している最大の理由は構造改革が進んでないのに消費税増税など順序が違うというのに何も麻生さんがその答えを出していないのです。
私は麻生さんへ自分が指示した地方分権や解体が決まっている雇用能力開発機構の実施の役割に渡辺喜美さんを当てて構造改革に積極姿勢を示すべきだと書きました。
麻生さんはが、構造改革に反対だったら仕方がないと思いますが、そうでなかったら自分の積極姿勢やその政策を消費税増税明記に反対の人達に示すべきです。
[反麻生と言われる人達の責任]
一方反対の人達にも責任があります。
私は昨日の「ブログで自民党員のできること」を書きましたが、それに対する民主党の反応(括弧内)を考えて見ました。
・自分たちが選んだ麻生さんの元で結集して行くか(困る、何とか分裂させたい)
・または渡辺喜美さんのように自分の信念を通すために離党するか(喜ぶ、その人を抱き込むかその人と共闘する)
・自分たちの主張通りにしない麻生さんを引きずり降ろすか(大喜び、衆院選勝利間違いなし)
・内閣の支持率を更に下げさせてでも麻生さんの発言をまた変更させるのか(大喜び、衆院選勝利間違いなし)
・それぞれ自分たちの主張を繰り返して自民党分裂の道を選ぶか(大喜び、衆院選大勝利間違いなし)
それと昨日書くのを忘れていましたが
・消費税増税の明記を飲む代わりに麻生さんに構造改革を約束させるか(困る、麻生内閣攻撃の種が一つ減る)
麻生さんの政策に反対する人達はどの道を選ぶのでしょう?
[脇が甘過ぎる自民党]
古館さんたちの推測が当たるかどうか知りませんが、自民党内の内紛は民主党始め野党も国民も皆見ています。
それにしては自民党が余りにも脇が甘すぎはしないでしょうか?
消費税増税反対論者は、自分の信念を貫くか、麻生さんに構造改革を約束させるか、景気回復と言う増税実施の前提にを呑んである程度の妥協をするか、正に個々の政治的判断の別れ道に来ていると思います。
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