普通のおっさんの溜め息

戦前派から若い世代の人たちへの申し送りです。政治、社会、教育など批判だけでなく、「前向きの提案」も聞いて下さい。

日本も若手のヒーローの出現を

2009-01-27 10:27:46 | 情報、マスコミ

 米国ではオバマさんと言う若手のヒーローの出現で沸き返っています。
 一方の日本では米国発の金融・経済危機の中でマスコミを賑わせている有力者としては麻生さん、小沢さん、中川秀直さん位のもので誰が総理になっても日本の危機を背負って立つヒーローにはなれそうにもありません。
 この種の世論調査ではひたすらブッシュ路線を追ってきた小泉さんの名前がまだ出るほど日本には人材はいないのでしょうか。

[政治家のことを知らない国民]
 先日の「たかじんのそこまで言って委員会」の番組で次の総理は誰にの質問で安倍晋三、小沢一郎、塩川正十郎、後藤田正純、小泉純一郎、渡辺喜美、片山善博前鳥取県知事、与謝野馨の各氏の名前が出ました。
  その他に議論の中で、民主党の岡田さん、前原さんの名も出ました。
 私は12月22日の「次の総理は誰に
でその他の総理候補として、ビジョンを持ち、誠実、筋をとおす平沼赳夫さんの名を揚げ、逆に相応しくないと思う人として中川秀直さんの名前を出しました。
  その後、番組の名前は忘れましたが久しぶりに野中広務自民党元幹事長が出演し同じ質問に高村正彦元外相の名前を上げていました。
 私は素人の悲しさで高村さんの名前を上げることを忘れていたことに気づきました。
  上に書いた名前の中では渡辺喜美さん、後藤田正純さん、片山善博さん、与謝野さん、岡田さん、前原さんなど、私が忘れていた高村さんもそれぞれに良い意見を持っていることは知って居ますがそれ以上のことは何も知りません。
 自民・民主党の中には渡辺さんや後藤田さん以外にも若手の有望な人がいるような気がしますが、自民党内の覇権争いや小沢体制に埋没して、本人たちが本当に何を考えているか判りません。
 私のように普通のおっさんで少し政治に関心がある人でも、多分政治家に付いてはこの程度の知識しかもっていないと思います。

[米国の若手ヒーローの出現と日本]
米国の場合
 そこでオバマさんの出現です。
 04年上院議員に当選して僅か数年の経験しかない、オバマさんが米国の再生を担うヒーローとして登場しましました。
 それで何故日本には安倍さん以外の若手と言われる人達のリーダーが出ないのか考えて見ました。
 オバマさんの場合、07年2月から08年11月の長期間、激しい大統領予備選から本選の間テレビに出ずっぱりで、国民の関心が大統領候補に向き、オバマさんの考え方が賛成、反対を問わず全国民に浸透しました。

日本の場合
 日本では首相でも目指そうかとして全国民に訴えるには、日本の議会制民主主義に基づく選挙制度が邪魔します。
 国会議員の選挙では余程の異端者で無い限り、党の公約を訴えるか、出身地域や支持団体のために働くことを訴えるくらいで、彼らが日本の将来についてのビジョンなどしる由もありません。
 だから普通の人達は、党の政策とその運営に当たるボスが誰になるかを想像して投票するしかありません。
 だから米国のように日本で選挙民が若いリーダーを選ぶことはの夢になっています。
 安倍さんは例外ですが、野党の言う様に選挙の洗礼を受けていない、自民党内の選挙で選ばれた特殊の例です。

 だから若く有能でしかも意欲のある政治家が日本のリーダーになるためには、
・有力な党に入り時間を掛けて党内の地位を上げる→その間に歳を食ってしまい清新さを失ってしまう 
・マスコミへの露出度を高める、今回の自民党の混乱の時のようにに党の方針に造反してマスコミの注目を引く→マスコミが乗ってくれるかどうか判らないし、彼らから持ち上げられても一時的に終わる可能性が高い
・安倍さんの「美しい国へ」、小沢さんの「日本改造計画」、麻生さんの「とてつもない日本」のように自筆の本を出版する→売れるかどうか判らない
 然し著書の出版は、
 安倍さんはその著書から政治手法はともかくしっかりしたビジョンを持っていること
 小沢さんがそのビジョンと実際の運営との背離
 麻生さんは余りにも楽天的なこと
など知ることができるので本人にとっても国民にとっても良いことです。
・それと何度か書きますがホームページやブログなどの活用→余程の支持者や反対者以外は誰も見てくれない可能性が高い

 これだけ考えて見ますと、そして素人の私が野中さんの言う次期首相候補の有力者として高村さんを忘れていたことを考え併せると、一番現実的なのは、役職の関係でテレビの露出度が低いベテラン、若くて能力も野心のある政治家の確実にできることは最後のネットの活用しかないような気がします。

[インーネットの活用]
 それもお役所式に、ホームページやブログを開いたから見たい人は見ろではなくて、何とかして多くの人達に見て貰う次のような前向きやり方を図るべきだと思います。
・国会議員のブログも散見しますが、その多くの日常の生活や感想が殆どで、本人の人柄などは想像出来る利点もありますが、時には自分のビジョンや、時の話題の問題に対する自分の考え方ももっと発表すべきだと思います。
・前にも書きましたが、有権者である訪問者のコメントへの誠実な対応
・ブログの定番の手法である各種のランキングに参加や<有力なブログにTBする。

 オバマさんは1,300万というネット上のサポーターを持っているそうです。
  日本の場合も若手議員のネット上のサポーターの増加は党内の有力者も見過ごせないと思います。
 ネット上での政治家と一般国民の熱の籠もったやりとりなど考えただけでわくわくするもので政治の活性化に繋がると思います。
 その本文のエントリーは別として、その他の実務は忙しい政治家自身がしなくても秘書やパートの人達でも出来ることです。
 潜在能力を持ちネット社会で育った若手政治家達は日本のリーダーとして活躍するために是非、情報戦略の大切さ考えて貰いたいものです。

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参照:オバマさんの情報戦略と日本の政治家 
        
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政治とインターネット 
       
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