今日の読売新聞によれば、細田さんの失言について次のように報道しています。
自民党の細田幹事長は24日の報道各社のインタビューで、自民党役員人事の見送りが大きく報じられたことについて、「役員人事だろうが閣僚人事だろうがどうでもいいことだ。だけど、その方がみんな面白いんだから。それは日本国の程度を表している。国民の程度かもしれない」と語った。
細田氏はインタビュー後、「マスコミ批判をしようとしただけで、国民を批判したわけでない。誤解を招く表現なので、撤回して謝罪する」と報道各社に伝えた。役員人事を巡る混乱などで内閣支持率が低迷し、衆院選でも党の劣勢が伝えられるだけに、いら立ちが思わず口をついたようだ。
その他に細田さんが話したことは朝日と産経によると
・(首相が)字が読めないらしいですねなんて楽しんじゃっている。ぶれたらしいなんて。どうでもいいことだが、その方がみんな面白いんだよ。
・報道各社の世論調査についても「麻生さんをどう思いますか、鳩山由紀夫民主党代表とどっちがいいですかって、もういい加減にしてくれっていう感じなんだけどね。それ聞いて何か意味あるのか?
・麻生政権に関する報道について、「何が正しくて、どういう方向に行くべきかの座標を失ってウロウロ、(マスコミの)皆さんが磁石を失ってウロウロしているというのが私の分析だ。
と言ったそうです。
[私の感想]
・世論調査は何故するのか?
細田さんに言われて見ればマスコミが世論調査を何故するのかはっきり判りません。
a.国民にとっては意味がない?
世論調査の結果とその質問の対象者の考えや政策の正否とは相関関係がないと思いますが。
b.一般の人達が何を考えているのかを関係者に知らせること
マスコミの世論調査する目的はどうであれ、人気商売の政治家達にとっては無視できない数字です。
だから細田さんもこの結果に苛立つのは当然です。
c.世の風潮に流されやすい人達への世論誘導?
こんなこと思いたくありませんが、そうとしか考えられない報道が多すぎます。
・国民の程度は低いか?
国民が面白がって見ているのでなくて、テレビが面白がって放送しているのです。
細田さんの言うよう様なマスコミ、特にテレビ報道を面白がって見ているのは、野党支持者だけで、殆どの人達は、しかめ面をして見ていると思います。
しかめ面の理由は、
a.麻生さんがもう少し頑張れば良いのにと思っていること
b.他に大きな問題があるのに、テレビがこの細田さんの言うような、くだらない事を繰り返し放送すること
c.テレビのアンカーや解説者、コメンテーター(私はこの言葉は嫌いですが)がくだらないコメントをすること
・本当に程度の低いのは誰か?
結論から言えば一番程度の低いのは一部のテレビです。
マスコミの内、新聞は余程低俗な、そして某政党の機関紙紛いのものを除いては、細田さんの言うようなことは一・二度は書きますが、何度も繰り返すことはありません。
何故なら繰り返し書いても読者が読んでくれないからです。
然しテレビは一旦スイッチをいれたら、余程くだらない内容か、頭に来る放送で無い限り、チャンネルを変えることはありません。
それてくだらないことを繰り返し繰り返し放送しても、視聴者はまたかと思いながら辛抱して見ているのです。
繰り返し放送する理由は、
a.新規放送のように制作経費がかからない
b.テレビがニュース報道番組を増やしたことと、ニュース報道がワイドショー化して放送時間が長くなるのでネタが無い時の穴埋めになる
c. 細田さん側から言えば、反自民の世論形成のため
前にも書きましたが、こんなこと思いたくありませんが、そうとしか考えられない放送が多すぎます。
それでこれも前に書きましたが、他に是非国民が知って置かねばならない大きな問題があるのに、くだらないテーマをを繰りかえしているのです。
そして一番問題なのは、多くの人達が新聞を読まなくなり、政治関係の情報蒐集をテレビに頼っていることです。
勿論そんな人達でも意識の高い人達も多くいますが、政治など関係ないと言う人達もかなりいるそうです。
そしてそう言う人達が、いざ選挙になればテレビのくだらない繰り返し放送の情報に頼って投票に臨むのです。
それが小泉さん大勝→安倍さん大敗という大きな国政のブレが生ずる一因となるのです。
報道の内容から見れば、細田さんの言いたかったのは、本当はマスコミ、特にテレビのレベル低さだったと思います。
そしてこれから肝心のテレビは細田さんの失言をまたどう取り上げるのでしょうか。
普通なら全く無視するのが常識ですが、またこのことを取り上げて繰り返して放送して、その低レベルぶり世の中に晒すのでしょうか。
このブログを、より多くの人にも見て貰いたいと思っています。どうぞご協力をお願い致します。
↓
政治ブログランキングへ