これに就いては前日の「大災害の中の日本人」でも一部触れましたが、私の属する英字新聞輪読会で同じような資料を見つけました。
後日その元のAFPの資料のIn tragedy, Japan impresses the worldをネットで見つけましたので紹介します。 (訳が硬過ぎて読み辛いところもあると思いますがご了承下さい。)
・日本は広く評価を受け、ブランドともなっている国の回復力で恐ろしい津波の破壊のなかから立ち上がるだろう。
・愛する人達や生活必需品を(瓦礫の中から)探している日本人の冷静さ。
・半分空になった店に並んでいる住民から略奪や暴力のかけらもない。
・英語のブログの世界では日本人のことを”stoic"(禁欲的な、感情に左右されない)と評し、西欧諸国で似たようにマグニチュードによる災害が起きたときどのような反応をするだろうかと書いている。
・途方もない悲劇だが、この悲しい出来事は日本の魅力的な特徴をいくつかを示すものだ。
・A氏:その災害が産んだ同情に加えて、この様な災害起こるかも知れない他の先進国の様に、その災害に備えて安定した行儀の良い社会があり、冷静にきちんとした対応をしていることを示している。 (以下一部省略)
・B氏:今回の地震が僅かな経済成長、高齢化と回転ドアの政府として知られてい日本が何年かの後に回復した国の一つに変えるかも知れない。
・C氏:問題は日本が必要なことを処理できるのか、その経済を刷新し回復出来るのかに掛かっている。予想するには早すぎるが、遠くから見ていて日本国民は危機に当たって回復力を見せるだろう。
・然し日本は福島原発の爆発依頼、原子力産業の安全性について厳しい視線が注がれている。
・批評家は今回の危機は原発推進の動きを止めるだろうと指摘している一方、米国の中途半端な支持者はす安全策の見直しを求めている。
・ドイツでは何時原子炉を廃止するかの日時伸ばすかの計画の延期を決定した。
・米国では推進派の一人は、日本の地震対策に感銘を受けたと語り、日本人が大災害を避ける驚異的な仕事をすることがいずれ判るかも知れないと言った。
・原子力問題を除けば多くの新聞は日本人の対応を賞賛している。
・カナダ紙は日本の先見の明が何十万と言う数知れぬ生命を救ったと言っている。
・Wall Street Journalはその社説で日本人は混乱の中で冷静を保ち多くの救援・救助活動を組織し世界から大きな賞賛を浴びたと評価している。
輪読会でこの資料を読んだ後、同僚達の間で、若しこの種の災害が首都圏から東海に掛けて起こったら、外国紙が賞賛される程の住民の対応が出来るだろうかと言う話がでました。
理由として、
・東北程のコミュニティーが出来ていないこと。
・日本の固有の美風がまだ残っている東北と違って、戦後以来の教育で自分の権利ばかり追求して、自分の責任を忘れている人が僅かながらでもいること、
・東北ではコミュニテイーがまだしっかりしているので、仮にそう言う人達がいても自己規制するのに。
と言う意見と、
・同じ東北の女川で事故が起こらぬのに、何故福島が事故ったのか、この原発事故が無ければ、日本の評判が一気に上がったのに
と言う意見が出ました。
私は地震の対策に就いては、阪神淡路地震などの多くの経験が活かせるが、少なくとも首都圏以南の地震に依る津波の長期的且つ広範囲な被害が予想される地域での、住民の自治会への参加をある程度強制的に加入させ、コミュニティー意識の育成とその活動の習慣付けの訓練が必要と思います。
何故なら避難先で一人でもモンスター**に類する人達が自分勝手なこと言い始めれば、避難先全体の平和や団結が一気に崩れるかもしれないと思うからです。
福島原発の問題では、今日始めて会長が出て謝罪し1~4号炉は廃止するしかないと言っていましたが、問題の大きさに対してその謝罪が余りに遅すぎます。
新聞に依れば賠償問題のために国有化が考えられているそうですが、私がかねてから主張するように、東京電力のお役所的体質改善のために、トップの総入れ替えし、本店と現場が遊離しない組織を作るのが前提だと思います。
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