やっと義父の49日の法事を終えた。
日頃は疎遠になりがちな兄に、葬儀の際にお世話になったお礼を言おうと電話した。だが何度電話してもつながらない。
どこかへ出かけているのだろうと最初は思っていたが、何回もかけ直すうちに心配になり、甥に電話した。
話を聞くとさあ大変。兄と兄嫁そろって入院しているという。
兄は肺に水がたまり手術を受けたという。兄嫁は直腸がんの手術で。手術は同じ病院で受けたが、兄の回復が少し早かったため、一足早く別の病院に転院していた。
大病院の急性期病棟では初期の治療が終わるとすぐに転院させられると聞いてはいたが、兄夫婦、もうしばらくは一緒の病院で療養させていただきたかった。
早速今日は病気見舞いの掛け持ち。面会時間に合わせようと午後0時過ぎに家を出たが、バスを2回も乗り換え、見舞を終えて家に帰ったのは暗くなってから。疲れてしまった。
兄の転院先のドクター。退院すれば1人暮らしになる兄を心配してか「奥さまが退院される日までここにいてもかまいません」と仰っているという。兄嫁の話では、兄は家では何事も1人ではできないそだ。
兄夫婦の入院には驚いたが、高齢の私たち老人夫婦もいつ重い病気にかかるかわからない。
夕食に焼酎を傾けながら「一緒に病気して、同じ病院に入院できたらよいね」と話したところ、“我が家の奥さま”に「馬鹿な事を言う」と叱られた。
兄にも負けないほど、家庭のことは何も出来ない(しない)私、もし奥さまが病気したらどうしよう。急に心配になってきた。