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不安ばかり、川内原発の再稼働

2014-07-20 20:11:50 | 日記

九州北部地方の梅雨が明けたかどうかよく分からない。四国や関西方面では梅雨明け宣言があったと聞く。夜半に猛烈な雨が降った。夏の高校野球県予選ベスト8が決まり、これからの試合がいよいよ楽しみになってきた。だがこの雨少し気にかかる。

今月16日、国の原子力規制委員会が九州電力川内(せんだい)原発1、2号機(鹿児島県)について、「新規制基準に適合している」とする審査書案を公表した。安倍首相はまるで安全が確保されたかのように浮かれ、他の原発の再稼働も加速させようとしている。

福島原発事故の教訓は、原発の危険性を日本はもちろん世界中の国々に実証したことである。まさに原発の安全神話がこの時をもってもろくも崩れ去ったのである。

「新規制基準に適合している」との原子力規制委員会の審査書は安全を確保するものではない。最も大切な事故の際の避難計画には触れていない。まさに欠陥商品と言えるのでは。

からくも田中委員長は記者会見で「安全だということはわたしは申し上げません。再稼働の判断には係わりません」と語っている。一方菅官房長官は「原発の安全性は規制委に委ねている。個々の再稼働は事業者(電力会社)の判断で決めること」と責任逃れをしている。

国を2分するかのように意見の分かれる原発問題。再稼働を押し進めながら、その責任を押しつけ合う無責任な政府や事業者。

解決しなければならない問題は山積している。

その第一は避難計画。政府は自治体まかせで蚊帳の外にいる。自治体は迷うばかり。

今年4月娘が、熊本市から原発のおひざ元、薩摩川内市に転勤になった。もし事故が起きればと不安がつのるばかり。

鹿児島県のシュミレーションでは周辺9市町の住民の9割が30㌔圏外に出るまでに28時間かかるそうだ。

再稼働は秋以降となるだろうが、それまでには完全とは言わないものの十分な避難計画を策定していただきたい。

今朝の新聞川柳欄に“どこまで広げる総理の風呂敷”とあった。九電会長との料亭での会食で総理は「川内、なんとかしますよ」とのたまった。

川内どうしようとされるのですか。川内市民の前で、また国会でも、堂々とその意図を披歴して抱きたいものだ