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日本列島水浸し

2014-07-10 16:40:38 | 日記

大型で非常に強い台風8号は沖縄本当や奄美大島に甚大な被害を与えながら、勢力は幾分衰えたものの、10日午前、鹿児島県阿久根市付近に上陸し、九州を横切るように東へ進んだ。

この台風、気象庁が台風で初めて特別警報を出した「7月最強クラス」のものだったが、熊本県内では強風域には入ったものの風雨が強まらず、ほっと胸をなでおろした。

その原因は九州近海の気象条件と台風の進路が大きく影響したようだ。
熊本地方気象台によると、台風8号は海面水温が平年より1~2度高い28度以上だった沖縄南海上で勢力を拡大し、大型で非常に強い勢力を保ったまま北上した後、平年より1~2度低い24~27度の九州近海で水蒸気の供給が激減し、10日午前0時ごろには、風速25メートル以上の暴風域がなくなるまで勢力が衰えた。

さらに、九州西海上で大陸の低気圧による反時計回りの流れに押されるように、東へ急カーブ。大陸の低気圧と九州南海上の高気圧に挟まれながら、10日朝に鹿児島から宮崎へと横断するルートをたどったという。

台風は反時計回りに空気を巻き込んで進むため、進行方向の南東側に暖かく湿った空気が集まり、雨雲が発達し風も強い。逆に九州を横切る進路の北側になった県内では、雨雲が発達しにくかった。九州山地が雨雲や強風をさえぎる効果も働いたという。

熊本は、台風の通過地点となったもののその影響は少なかったが、その他の地域では猛烈な雨が降り、大きな被害が出たという。沖縄本島では48時間の降水量が名護市で457.5㍉、本部で309㍉となり7月としては観測史上最多を記録。大きな被害がでた。台風に伴う雨はその周辺に限らず、鹿児島県や宮崎県。遠くは東北地方までの各地で猛烈な雨を降らせ大きな災害をもたらした。長野県南木曽町の土石流はまさに悲惨、中学生1人が犠牲となった。なんとかならなかったものだろうかと痛惜の念を覚える。

この8号台風。豪雨を伴い、まさに日本国中を水害列島に化してしまった。自然災害はいつ起きてもおかしくない。日頃からの心構えが大切。