全国高校野球選手権大会の開幕ももう間近。各地区の代表校すべてが決まり、あとはその開会を待つばかり。
老人夫婦を、暑い夏の間、テレビの前の特等席で大いに楽しませくれる大イベント。待ち遠しい限りだ。
高校野球には数々のドラマが生まれる。
各地で繰り広げられる地区予選、気にはなるものの、どうしてもこの期間、熊本県予選に眼を注ぐこととなる。
25日に行われた決勝戦、ノーシードから立ち上がった城北と昨年熊工との決勝戦でおしくも敗れた文徳が対戦し、県北の城北が昨年の準優勝校文徳を破り代表に決まった。甲子園での大活躍を祈っている。
決勝戦、7回までは両チーム無得点、8回表に城北が2点をあげると、9回裏2点を追う文徳が見事なホームランで1点を返し迫力ある試合となった。だがそこまで、文徳は昨年に引き続き涙をのんだ。涙をいっぱいに溜めグランドを去る文徳の選手たち。あしたがあるよ。よく頑張ったねと声をかけたくなった。
各地の予選でも沢山のドラマがあった。
土壇場の大逆転は石川大会の決勝、星稜は小松大谷に8回まで0対8でリードされていたが、9回裏奇跡のような逆転サヨナラ勝ち。
福島では聖光学院が決勝で9回に4点差を追いつき延長でサヨナラ勝ち。東海大甲府は9回に3点差を逆転して優勝。大分は9回2死走者なしから3連打で初出場。「野球は9回2死から」という古くからの格言は今も生きているようだ。(朝日新聞の記事から)
甲子園では数々のドラマが生まれることだろう。これも楽しみの一つだ。