義妹夫婦に誘われて久住方面へドライブ旅行に出かけた。夜は久住高原の国民宿舎に止まる。
運転免許を自主返納してからは運転することができず運転はすべて義妹夫婦に任せて、後部座席に“うちの奥さま”と一緒にゆったりと座ってのドライブ。噴煙上がる阿蘇山や若草もえる阿蘇高原の美しい景色を堪能することが出来た。
途中、ミルク道路のかぶと岩展望所から見える広大な阿蘇谷の美しい風景を、写真に1枚。
かぶと岩展望所から、外輪山の外側を取り巻くように走る「マゼノミステリーロード」に入る。道路脇には建物など一つもない。ただ、ただ草原。街ではもう散ってしまった桜がここでは満開。山ザクラがとてもきれい。
ミルクロードから30分位走ったところに「押戸石」を示す小さな標識が出ていた。左折する。車1台がやっと走れるほどのでこぼこ路だ。2キロくらいは行っただろうか。側溝に落ちないよう運転には最大の注意が必要だ。
「縄文の聖地・パワースポット」と呼ばれる「押戸石の丘」についた。360°の大絶景が待っていた。大草原の素晴らしい眺めに声も出ない。取り巻くように九重山、祖母山、傾山、阿蘇の五岳も眼の前にある。
NPO法人の運営する案内所で、入場料200円を払って方位磁石をお借りした。いよいよ丘の上にある神秘なる巨石群へと向かう。
草原の中の緩やかなのぼり坂だが、強い風が吹いている。日ごろは見ない不思議な光景だ。何か身も心も洗われたかのような気分になってきた。途中にはリンドウや黄スミレが賑やかに咲いていた。わらびも芽を出していた。
巨石群は「シュメール文字が刻まれた鏡石」「神々に通じる祭壇石」「磁気をを発する押戸石」等々。借りてきた方位磁石を押戸岩に近づけると針がぐるっと回った。思う存分パワーを頂いた気分になった。
このドライブでパワースポット「押戸石の巨石群」をはじめて知った。熊本に長く住んでいながら初めて訪れる場所があるとは。不思議な気もしてきた。