masaring

自己チューの進行形日記でshow。

上田妙恵さんの講演会。

2006年12月10日 | この方のお話に感動!

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12月9日夜、上田妙恵さんの講演会を開催した。
これは、私達の地域に住むすべての人が、
人権にかかわる問題に対する理解と
すべての人が人権を大切にする意識
の向上を目指すために、そして、
今後各団体の啓発活動の指針と
なることを最大の目的として
開催した「人権教育研修会」。

_003_1今回は、海南市在住の
上田妙恵さんを迎え、
「母のいのち、今もなお」を
演題とする講演会。

上田さんは、寺の長女として生まれ、
在家に嫁がれたが、
兄の突然の死によって、
出家、得度。
平成10年より、住職となった方。

今回は、今は亡き実母の老い、
アルツハイマー型認知症と、
ともに歩んだ15年を振り返り、
その間の苦しみ、悲しみ、
そして、いつしか得ることができた、
心の安穏について、語っていただき、
その間の様々な出来事を通して、
私たちの『いのち』について、
深く考える機会となった。

_006_2「父と母のいのちを受け継ぎ
 私は今を生きている。」
「老いを大切にしたい。」など、
上田さんが語られる言葉に
会場の参加者の心が洗われた。

1_7そう、人は、この世に役割を持って
生まれてきたのだ。
そう考えると、自殺という
今の世の中の課題を考える
糸口がこのあたりにもあるのでは、と思った。

_002※老いはすべてを洗い流す。
※朽ち果てようとしたからだで、
 命、たましいの尊厳を教えた。
※死は、命の灯火を燃焼して燃え尽きたとき
 訪れる。
※自然のままが、一番良い。

上田さんの、凛として口を借りて
語られる、これらの言葉は
私に生きる勇気を与えてくれた。
人権思想の普及の大切さを考える
素敵な会であった。

A0032015_16412945しかし、お母さんの介護中に
結婚されて、11年、
お子さんに恵まれなかった上田さんが、
子どもを授かった。
これは、やはり母からの贈り物。
命のリレーにほかならない。
人生は、不思議の連続だ。

この講演には、関係ありませんが
上田さんを紹介するサイトを見つけました。
生でお話をされています。
一度、お聞きください。
http://www.mason-kitani.co.jp/houwa/houwa01.htm

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2 コメント

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やまちん、です。 (やまちん)
2006-12-11 07:36:52
講演会ありがとうございました。
上田さんは、どの言葉にも丸みがあって、
優しさのようなものを感じました。
また、どんなお声かけに対しても、
これをありがたいものとして、
ご自分の活力になさっておられるようにも思いました。
見習いたいと思うこと、いっぱいありました。

お話の中にあった、看護師さんが別室でご相談された話、
患者さんが聞こえない、内容がわからない状態であっても、
一人の人間として尊厳を守ってくれたという話、
これが大切なことなのかなと思いました。

ありがとうございました。
返信する
やまちんさん、早速のコメントありがとうございます。 (masaring)
2006-12-11 17:42:02
たくさんの方に来ていただいて、嬉しく思います。

コメントに書くのはどうも気がひけると、メールで
感想を送ってくれた方もいます。(うれしかった。)

やまちんさんの、コメントで命の尊厳を改めて感じました。
私、聴いたこと、すごいと思いながら、その言葉を
メモしようとしても
それがどこかへ、すぐ、飛んでいってしまう
頭脳回路になってしまっているので、
また助言してくださいネ。

ご訪問ありがとう、ございました。
返信する

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