【努力と研鑽、その心忘れちゃ駄目だよね。忘れな草を貴方に!】
「世の中、捨てたもんじゃないよなぁ。と思う
時がある。これがあるからこそ、この不条理な
人間社会を生き抜いていけるのだろう。」
これは昨年、NHK紅白歌合戦に初出場した
馬場俊英さんの言葉である。
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馬場俊英さんはシンガーソングライターだ。
1983年~1992年バンド「サンズトレイン」名義で
インディー・レーベルより2枚のアルバムをリリース。
1993年、バンドを解散しソロ活動をスタート。
1994年、アプローチしたデモテープが
ディレクターの耳に止まり、1996年2月21日、
シングル『星を待ってる』でフォーライフよりデビュー。
以後合計7枚のシングルと3枚のアルバムをリリースしたが、
2000年にフォーライフとの契約終了。(普通はこれで終わり。)
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2005年1月、FM東京系JFN全国ネットの
「ASAHI SUPER DRY ACCESS ALL AREA」番組内で
「人生という名の列車」を書き下ろし、大反響を受けた。
2006年12月31日、日本テレビ系『Theサンデー』に出演し、
「今日も君が好き」を披露。出演後、視聴者から大反響となり、
2007年12月31日放送の第58回NHK紅白歌合戦に初出場。
実質的なリストラを経験し、デビュー11年目にしての
快挙は話題を呼んだ。
昨年あたりから、世間的にはノーマークと言うか
隠れた実力派がひとつの切っ掛けで
日の目を見るケースが増えている。
プロボクシングの内藤選手や
M-1グランプリのサンドウイッチマンもこの例だ。
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そして、今年に入ってからは芥川賞を獲得した
川上未映子さんも、これにあてはまる。
すでに報道されているように彼女は
「未映子」のアーティスト名で、アルバム3枚を出した
シンガーソングライターだ。
全く売れずに、前述の馬場さんと同じ様に
レコード会社から契約を打ち切られてしまったのだ。
創作力がありながら認められない、挫折感や葛藤。
彼女もまた社会の矛盾を体感している。
それでも社会の奈落の住人とはならず、今回の大ブレイク。
非常に幸運なことである。
しかし馬場俊英さんにしろ、川上未映子さんも然り、
偶然とかタナボタではなく、逆境にあっても
常日頃から努力、研鑽を積んだからこそ
巡ってきたチャンスをものにできたということだ。
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努力しない者は夢を軽く語ってはいけないのである。
人間一生、努力と研鑽を重ねるべきなのだ。
【まっちゃん、最近楽器に全く触れてない。努力と研鑽不足だ。】
※イラスト↑は、拝借しました。