【其の壱に続いて、其の弐ですよ。今度はどんな宿題なんだい。】
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今は昔。
もう何十年前のことだろう。思い出せません。
我が家に高校生がよく遊びに来てた時期があった。
ここまでは、其の壱の記事と全く一緒だね。
高校生野郎二人の宿題が終わってやれやれと思ってたら
その次の日に女子高校生三人がやって来た。
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「昨日、男の子達の宿題をしてもらったらしいですね。」
「うん、ちょっと苦労したけど。何とかね。」
「実は、、、。」
「実は、なんだい?」
「私達も宿題頼みたいんです。三人です。」
「三人で一曲?」
「いいえ、一人一曲。計三曲です。」
「ええっ、音楽の先生ってそんなに作曲好きなの?」
「そんなんじゃないんですけど、宿題向きって言うか、、。」
「フーン。詞はどんなのを選んだの?」
見てビックリ。男の子の選んだのは初恋。
それなのに、女子高校生の選んだのは!!。
強い男の子。と積極的な女の子。のストーリー。
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ええい、ついでだ。作っちゃえ。でも、条件あるよ。
出来るまで我が家の子ども達と遊び疲れること。
彼女達は、我が家の子ども達と遊び始めた。
我が家の三人の子ども。17歳くらいの高校生に
遊んでもらうのが好きでね、、、。
デモテープとカラオケが出来た。だけど女の子だね。
「譜面は家で書きます。ありがとうございました。」
という訳で、その曲の楽譜は我が家にはありません。
ダビングした筈の一本のカセットテープを探してます。
しかし、あの宿題の作曲した歌の結末は?
とうとう分かりません。彼、彼女達からは報告無しです。
その場で却下されたのか。
学校予選を通って、その先まで駒を進めたのか。
分かっているのは、その年。私、まっちゃんが
5人の高校生のゴーストライターになったと言うことです。
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『STYLISH NIGHT!』
天を焦がすほど 燃えるファイヤー・ストーム
燃え尽きようぜ 俺達も
今日の夜だけは 特別さ
すべてを忘れて キープ・ダンシング
わたし 何だかおかしいわ
酔っていないのに いい気分よ
エヴィリバディ
グルビー・シェイプ グルビー・シェイプ
恥ずかしがらずに 踊ろう
グルビー・シェイプ グルビー・シェイプ
輝いてる
すべては STYLISH、STYLISH、
今だけ STYLISH NIGHT!
この時の想い出を 胸に焼きつけて
天に届くほど 響く ソウフル・ミュージック
響かせようぜ 俺達も
あしたのことなど 気にせずに
すべてを信じて キープ・シンギング
わたしも一緒に 歌うわ
声が涸れるほど いつまでも
レッズ・ウイザス
グルビー・シェイプ グルビー・シェイプ
落ち込んでないで 歌おう
グルビー・シェイプ グルビー・シェイプ
みんな素敵さ
すべては STYLISH、STYLISH、
今だけ STYLISH NIGHT!
この時の想い出を 胸に焼きつけて
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そして彼女達も、風の便りでは今はすっかり奥様らしい。
宿題って誰がしてるのか先生。分かって採点してます?
奇跡。なんと、まっちゃんのデモテープを見つけたよ!!。
せっかくだから聴いてくださいな。下↓をクリックしてね。
「STYLISH NIGHT !!」 作曲・演奏・歌 by masaring
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【宿題が済んだら、彼らは二度と我が家には来なかった。完】