4月27日のMRI検査で入院を勧められた。
でも、年度始めだし、
次々仕事を抱えていたので
6月下旬ということで
その場をしのいだ。
ところが、段々下半身の感覚鈍麻が進み
6月7日の受診で、入院の日を早めることになったのだ。
昭和の時代は、入院なんかしたことなかったのに
平成元年、肺炎に始まり、この18年間で入院回数は
両手で数え切れなくなった。
周囲も開いた口が、ふさがらないといった表情。
入院と言っても誰も驚かない状態になってしまった。
入院当日、朝から絶食。即、点滴が始まり
午後から、造影剤を入れての検査。
24時間はベッドを60度に立て、寝たままの生活。
夕食後、予期せぬことが起こった。
ふと横を見るとベッドも体も血だらけ。即、ナースコール。
原因は、食事の動作で点滴のつなぎ目がはずれ
逆流し、つなぎ目から血が噴出していたのだ。
すぐに処置してくれたが、
シーツもタオルもパジャマも真っ赤々。
とりあえず、明日変えましょうの言葉には参ったネ。
6/13は主治医は手術日なので、検査結果はその夜。
この病院は電子カルテなので、説明もすべてパソコン。
パソコンで見る画像は、少し小さくて素人には見づらい。
ナースもひたすら、パソコンと向かいあっている。
いちいち、看護日誌は書かない。入力のみ。
ちょっと異様。
MRIでは、圧迫がひどかったが、
造影剤検査では、それほどでもなかったので
手術はまぬがれたが、感覚鈍麻症状がひどいので
とりあえず、2週間入院治療となった。
緑の山の中にこの病院だけがある。
職員が出勤したり、どの職員が
どの車に乗っているのかを見るのが
日課となった。
仙骨硬麻。ターゲス検査。ステロイド投与。
みるみる間に2週間は経った。
その間、感覚が益々鈍麻するといけないので
リハビリ診も同時進行していったが。
その後主治医が再び来た。
「すみません。もう、
2週間経ったんですが、、、。」
「たぶん、あと2週間で楽になると思いますヨ。」
「でも2週間の診断書が切れたんですが。」
「じゃあ、あと2週間の診断書作ります。」
※私の職場は6日以上休むと、診断書が要るんです。
つまり、入院延長となった。
今回の入院は有給休暇と代休で休みを取った。
病休にしてないんですが、手続きとしては
休みの証明が必要なんです。
書類にうるさいのが、会社勤めの辛いところ。
まあ、入院時には両足の指が全く動かなかったから
仕方ないことですが、、、、、。
その後、リハビリと注射の日々。
でも、土日は医師もリハビリもないので
外泊して、職場で仕事してました。矛盾してますが。
誰も褒めてくれないのに、仕事がたまると
イライラする性格なので、自己満足のための外泊だ。
1階エントランスで開催された。
この病院では、時々こんな催しがある。
3年前入院したときも確かプロ5名での
星空コンサートがあった。
入院患者さんに
心のやすらぎを与えるのが目的であるが、
今回違うところは、この日でこの病院の
研修を終える研修医の得意とするところの
ギターを披露して次の病院へ送る花道を
作ったようなもの。
ミスが目立った。緊張してるナ。
でも、私には弾けませんが、、、。
それなりに、良かったのでしょう。
アンコールもありましたから、、、。
患者さんも喜んでましたし。
7/3総回診がなかったと思ったら、
7/4急遽、総回診だ。
主治医が私の説明。最後に「来週退院をめどにしてます。
足を動かしてみて。」
「ちょっと待て、来週だと、また入院延長だ。」
総回診後、
主治医に「今週じゃないんですか。」と思わず質問。
「今週でもいいですよ。」
「なに?それ?」
リハビリ診に行った。仲良しになった理学療法士に
「ちょっとカルテみてよ」
本当はこんなことを頼むのは、あくまでもご法度ですヨ。
「退院が決まったら、○○医師まで連絡のこと。って
主治医のコメントだよ。」
「エッ、退院って患者が決めるの?」
部屋に戻り、部屋担当の看護師に
「明日、退院したいんですが。」
「先生に聞いておきます。」
一時間後、「明日、退院ОKだそうです。」
その後、主治医は私の前には現れなかった。
という訳で、指も動くようになったし、、、。
でも、治癒する病気じゃないし
将来の手術は免れない。
7/5の午後、退院したが
今週末まで、診断書出てるので、職場に行けない。
でも、私事が忙しいのでちょうど良い。
電子カルテは便利でいいけど、
注射もリストバンドのバーコードを読み取り、
コンピューター本体へ送信。
まるで、コンビニの商品になった気分だ。
ちなみに私の今回の入院の病名は
「腰部脊柱管狭窄症による両下肢筋力低下と
感覚鈍麻、末梢神経障害」
加齢と共にこれからも、ずっとつきあうことになります。
勝手な日記になりました。
私の症状を寛解へと導いていただきました。
感謝しています。
ありがとうございました。
今回、みんなに検査入院と伝えておいたので、
誰も来ず、本も読めたし、音楽も聴けたし
快適に24日間、過ごせました。
でも、来週から、また、荒波の世間に
船出いたします。
腰痛と左足の痛さを受け入れながら!