【今年我が家の柿は全滅。みかんも危うかったが何とか収穫。】
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今年、我が家は大波乱の年であった。
(善きにつけ悪しきにつけ、、、。)
特に果樹農家である我が家では、3月28日と4月7日の
遅霜と凍害で柿の新芽が枯死し
柿の収穫はほとんど出来ずであった。
だから、選果場への出荷は出来なかったのである。
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平年並みに収穫できた農家の人達からは
「可哀想に。」と声もかけられた。
秋になり樹は色づいて来るのに柿の実が
皆無というのも不思議な光景であった。
「まっちゃんとこ、ほんまに柿無いな~。」
改めて、全滅の状況に皆、驚いていた様子だった。
今年は、柿の高値で、平年並みの収穫があれば
久々に儲けられた年であったのだ。
さて、柿が終われば、みかん収穫の季節。
みかんも今年は不作である。
ところが、不作に追い討ちをかける出来事が
我が地方でも起こっているのである。
イノシシの被害である。
イノシシの被害で収穫予定量が
例年の1割にしかならないと嘆く農家が殆どである。
原因は、夏の猛暑による餌不足も重なり
みかんをイノシシは食糧にしているのである。
イノシシは、キバと足でみかんの皮を
上手に剥き、皮は畑に散乱。
みかん農家の人が畑に入ると散乱した皮ですべり、
特に斜面の畑では怪我人もでる始末。
それに、果樹が折られるケースもあり
農家の悩みは深いのである。
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我が家も例外では無いのだが、まだ被害が少なく
ようやく出荷できたのである。
勿論、例年の収穫量には程遠いのであるが、、、。
この量でもご近所の農家からは
羨ましがられるのである。
「まっちゃんとこ羨ましいわ。
みかんが黄金色やな~。」
その農家は柿に被害は無く、柿で儲けたはずである。
皆、喉元過ぎれば。である。
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という訳で例年よりかなり遅いが、我が家のみかん。
選果場へ初出荷したのである。
さてさて、商品として誰が買ってくれるのか。
不安ながら多少なりとも収穫の喜びをかみしめた
初冬の昼下がりである。
【倉庫で選別。商品価値のある「みかん」を選果場へ運ぶ。】
※本日、私の○○回目の生誕日。嬉しくもあり嬉しくもなし。
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