【我が家の前庭ガーデニング、弥生編。】
3月も半ばである。
1月や2月と同じ気温でも、同じ冷たさでも、
弥生の風はそれまでとは異なり、
まるで空気の粒子がエッジを削ぎ落としたかのように、
間違いなく、とても優しい感じがする。
【我が家の玄関前ガーデニング、白梅も満開だ。】
2月は、ほとんどの日々を臥せていた。
膝裏の調子が悪かったのだ。「痛い、痛い。」
【裏庭の紅梅の花梅。結実しない分、花は華やかだ。】
1月に注文していた、バークストリッパー
(高水圧剥皮機・エンジン高圧洗浄機)が
注文生産だったため、2月末に届いた。
体の調子も幾分、戻ったので、
柿の木の粗皮削りをやり始めた。
粗皮削りというのは柿の木の粗皮を削り、
皮の中で越冬する樹幹害虫を防止するための作業だ。
柿の木の外側の皮や、枝の生えている節には
シワシワの皮がある。これが粗皮である。
【「柿の木の粗皮削り」のイメージ写真。】
粗皮には小さな隙間がたくさんあり、
そこに木を食する害虫が入ってくる。
この虫は木を侵食し、虫に食われた部分は
スポンジのように柔らかくなり酷くなると枝が折れるのだ。
また、この隙間は春から増える害虫の住処にもなる。
虫は冬場の寒さには耐えられないのだが、
木の中だと越冬してしまう。
そのため、春に入る前にしっかりと皮削りをしないと、
そのシーズンは虫が大量に発生することがあるのだ。
この作業、寒い時期に外で水を扱うのは大変だが、
放水器を扱うのは意外に楽しかったりもする。
しかし、体力の消耗も激しく、たった4日間の作業後、
疲労困憊となり、一週間も臥せってしまった。
私の心身は、元の木阿弥である。
弥生の冷たい風が恨めしい。
【弥生の風は冷たいけれど、花梅は満開。春はそこまで来ている。】
【裏庭は文字通り、ビオラで溢れる庭となった。】
弥生の風は冷たいけれど、自分の心身を労り
近い春を目指そう、、、。