少しづつ、少しづつ、チビチビと、ジリジリと、少しづつ前進、
息を潜めるように、ジュリーのもとに近づいてゆく、
立っている場所に、3mくらいまで近づいただろうか?
ホームで静かに佇むジュリーは、軽くうつむいて 携帯を見たり
時計を見たりしていた。
柔らかいグレイの髪のジュリーの横顔を眺めながら、
コンサートの時とは全然雰囲気が違う・・・・
静かに輝くオーラが、全身を包んでいるような気がして、
その気品のある佇まいに、うっとり心をうたれながら 静かに見守った。
新幹線が到着するまで、5分間くらいの時間はあったのだろうか?
ファンになって、40数年 素のジュリーをこうして、じーっと眺めるのは
初めてです。ファンになった、あの頃の気持ちと少しも変わらない気分で
ジュリーの姿を、まるで少女のように見続けた。
子供だったあの頃、19歳のジュリーがただ、純粋に大好きだった。
目をキラキラさせてTVで見ていたあの頃。
あの頃のように、目の前のジュリーに何のアクションも起こさなくても、
ただ、見ているだけで幸せです。
今、思い出しても、甘酸っぱい気分で胸がいっぱいになります。
少女のように、と~っても切ない気持ちです(笑)
こんな私にも、まだまだ、少女の気分が残っていたんだなー(笑)と
思い出しながら 苦笑しつつも、やっぱりジュリーは
昔からずーっと変わらない、憧れの王子様66歳だということです
定刻どうりに新幹線がやってきて、ジュリー達は乗り込んでいった。
ああ、帰ってしまうのね・・・
などと感傷に浸っている場合ではなかった、
私たちも帰る途中ではないか。
私たちは自由席、どこから乗ればいいの?さすがにジュリーと
同じ入口から乗る勇気は無かった。でも早く乗らなければ!
どうしよう、どこから乗ろう?と焦っていたら、女性たちが
進行方向の入口から次々乗り込んでいったので、それに続いた。
自由席は、後方にあるため、必然的にジュリーが座っている
横を通って、行くことになり、あら~また、ジュリーを眺められるわ
女たちは、ゾロゾロゾロゾロゾロ・・・
とグリーン車の通路を、行列をなして歩いて行った。
皆、割とサッササッサと足早に歩いて、ジュリーの傍を通りすぎてゆく。
まるで、私たちはジュリーとは関係ないのよ、タマタマ横を通って
自由席まで行くだけよ、というような、そしらぬ顔をしながら・・
もちろん、これだけ中年女性ばかりの行列が続いたら、
ジュリーたちにはバレバレです。
ジュリーはマネージャーと二人で席についていた。
マネージャーが通路側に座り、ジュリーの姿を他から
しっかりガードしているようにも見えた。
私は静かに座っていたジュリーのその姿、
しっかりと横目で目に焼き付けました。
しかし、私の後ろに続く最後尾の某T婦人だけが、
ゆっくりと歩いているのに私は気がついた。
・・・それ、わざとだね
次は、もう無いかもしれない、この絶好の機会
しまったー 私も、もう少しユックリ歩けば良かった~
時間にすれば、ほんの数分間の、ジュリーとのドキドキ逢瀬でした。
ジュリーのあの静かな上品な佇まい、一生心の中に
置いておきます。
今回は本当に、ラッキーにもジュリー様に遭遇できましたが
はしゃぎ過ぎだと、眉をひそめる向きもあるかもしれません。
私は、ほぼ関西近辺のライブにしか行かないので、
ジュリーと同じ新幹線に乗る機会はまず無く、もうこれっきり、次の遭遇はないかもしれません。
半世紀に近くなったファンの歴史で、一回くらい(?)は はしゃぎ過ぎも
許していただきたいと思います。
- 2014年10月6日
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みんなからのコメント コメントする
以前の私のように、新幹線での素のジュリーを目撃したことがないファンの方が
大多数ではないかと思ったので、少しでもその時の状況をわかって
いただけたらいいかもと思い、長々と書いてしまいました。(^^)
佇むジュリー、素敵でしたよ!MCでは、席を譲ってもらえる、なんて言っていましたが、
ほんとかなー?と思います。髪はグレイだけど、老人の雰囲気はありませんもの!
ジュリーと新幹線で遭遇したというお話はよく聞くのですが、
羨ましいな~いいな~、私も素のジュリーを目撃したいと、そう思ってはいました。
でも、同じ新幹線に乗る機会は全くないので、諦めていました。
今回も、最初からそういうことは全く考えていなかったので
たまたまラッキーにも遭遇でき、とっても幸せな時間を過ごせました。
ファンになって、40数年。。。。。。まるで少女のように見続けた。>>私も胸がキュンキュ、目頭が熱くなりました。長い~長~いジュリー人生ですものね。。。。。
繰り返し読んで、想像力マックスに~私も一緒にそこに居るような、妄想にしたってしまいました。
フンコーです(((o(*゜▽゜*)o)))
と同時に、同行されていたさんごさん、T婦人共々感激の度合いは計り知れません。
私も常日頃「偶然出会った時の為の練習」をしているのですが、多分そんな練習は何の役にもたたないのでしょうね。「あの頃の気持ちと少しも変わらない」saoさんを想って、何だか泣きそうです。
本当によかったですね!
私もいつかそんな奇跡に出会えるのを夢見て、思い続けます(^_^)v
これからも素敵なお話、宜しくお願いします。
ほんの短い時間ですが、ジュリーを見つめつづけて
とっても幸せでした!
全然期待しないと、いい事があるみたいです。ヽ(´▽`)/
私も書いていたら、胸がいっパイになりました。
長いことファンをやっていますが、一度くらい
近くで見ても罰は当たらないよね!と自分に言っています。
羨ましい!羨ましい!羨ましいです~(*´∀`*)ノ
私はジュリー関連で神席に近い事も無かったですが、昨日今日LIVEに行き始めた者が当たり前でしたヾ(・ω・`;)ノぁゎゎ
読んでて興奮しました。ありがとうございます♪
- rascal
- 2014年10月6日
服も髪の色も、ふんわりと柔らかい色合いで
ジュリーの回り全体だけが、フワーっと紗がかかったように
ジュリーだけ、ほかと違う空気に包まれているように見えました~(^^)