波風立男氏の生活と意見

老人暮らしのトキドキ絵日記

家族から「孤族」へ

2011年01月03日 | 日記・エッセイ・コラム

Photo_2   「星守る犬」(村上たかし著:双葉社)は心に残る漫画だ。衝撃的な結末だが、不幸と言い切れない何かが。昨年夏に読む。


    この漫画を突然思い出した。昨年末から連載「孤族の国の私たち」(朝日新聞)の初回「55歳、軽自動車の最後」で。事実と漫画の完全なシンクロ。本特集は、一人世帯、超高齢化、多死という社会変化の中、家族から「孤族」への変化をリアルにえぐり、毎回心騒ぐ。


    「星守る犬」とは、その姿から手に入らないものを求める人のこと。私に今はママヨさんがいて、ママヨさんには私が…しかし、この幸せはいつまで続くのか?社会のあり方も、人の生き方も孤族へ向かっている。豊かな老後とはいったい…?不安は広がるばかりだ。

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波風平穏な元旦

2011年01月02日 | 日記・エッセイ・コラム
TV 朝から「春日大社 神々が降り立った森からのメッセージ」、「奈良時代一週総集編」、「正倉院」続けて見る。年末、宮大工修行の「大づち小づち」(内海隆一郎著)を読み興味惹かれ。心にゆとりが無ければ見られない番組。平穏な今年の始まり。

新聞 力の入った年末からの連載「孤族の国」、元旦からの新連載「教育 あしたへ」(朝日)で考えさせられる。教育に関わり還暦間近の私、人ごとでない。

料理 昨日の昼、手の熱さに負けずアン餅づくり101228_2 。夕は蟹コロッケ準備、ホワイトソース焦がさぬよう。夜、「かも汁そば」で年越し。出汁とかえしをつけ汁比率であわせ、合鴨肉と長ネギを焦げ目つくまで焼いて入れる。主味さん作手打ちそばが旨かった。

賀状 民営化後、早く届くようになったと思う。初日から多い。昨日、我が家分を出し終わり、心安らかに届いたメッセージを読む。出し忘れ気づく。

工作 数字0~9の消しゴムはんこ、大小2セット作る。自家製カレンダー用。ハガキ用の住所印も。ママヨさんは「自分で作るから意味がある」と自分用の版下を書き、難しい難しいと言っていた。そうなんだよ。
 
 
「電信柱の電線は…風が弦を弾くように鳴らす木枯らし音を耳にすると、子どもの昔にかえったよう…電線が五線紙に見える…胸の中にも電線があるのか思い出のあれこれが鳴り止まずにいる」(12/30読売「編集手帳」)画像は自宅前の整列した電柱。電灯の明かりは、幼い時の遊び終了合図だった。何か切ない心の風景。
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