波風立男氏の生活と意見

老人暮らしのトキドキ絵日記

世界的なニュース

2012年01月08日 | 日記・エッセイ・コラム

  イタリアで99歳の夫が96歳の妻に離婚を言い渡す記事(1/1北海道Photo_2 新聞 社会面)原発被害と消費税と年金とTPPと沖縄問題、4月からの退職後生活に次ぐ波風家のちょっとした正月話題だ。

   この「世界最高齢」離婚は、クリスマスの数日前、夫がタンスから古い小箱に入ったラブレターを発見、1940年代の若かりし妻が密かに浮気していたのに気づき怒りが収まらなかったという。妻は浮気の過去を認め洗いざらい白状したが、夫の離婚の決意は固く翻意しなかったと伝える。この国、「ちょい悪親父」の国、あの退場した首相からも男女問題に寛容なイメージあるが、そうでもないんだな

 ママヨさんと丸餅・鶏肉の雑煮を食べながら…離婚原因は恋文を70年間大事に仕舞い込んでいた妻の心だと推論。浮気に当事者間の罪の時効は無いがどう考えても遙か過去の話。「若気の至り」は万国共通の謝罪と許しの言葉だろうが…この辺の「心」はどうにもならないもんなんだな…大根膾(酢蛸入り)を口にして思った。

  それにしても、77年間連れ添い百歳直前で離婚し世界に名を残すエネルギーに驚く。人は年経るほど家族との絆を実感しそこに幸せを求める。その点では、寛容さと同時に、頑固さも増していく動物なんだな。もって自戒すべし、と思う立男だ…そこのあなた、大丈夫ですか?

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  「いま、先生は」(朝日新聞教育チーム:岩波書店)一昨年の朝日新聞連載材記事が土台。早期退職、過労死、心の病、迷い苦しむ若手…「教師という過酷な、しかし人を惹きつけてやまない仕事の『現在』、そして打開の鍵は…」。立男の年代の個人に光をあて、問題は個人ではないことをあぶり出す、展望と同時に深い暗闇。教師論の資料的な価値あり。

「街場の教育論」(内田樹著:ミシマ社)筆者の学力論の基本要素満載。切れ味鋭く、大いに納得させるところ多い、教育の現場人には嬉しい論説…が、逃げ道用意のご高説でなければ良いのだが…この筆者に期待したい70年安保世代の立男。「いま、先生は」と併読しその感増す。先日の風呂付き新年会で、「無駄な読書できない、残り時間少なくなってきた」と学生時代の友の言葉に同感。

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【その41】 40円

2012年01月05日 | 【保管】一寸凡師コラム

   新年を穏やかに迎え、昨日より仕事始め。今年は寝正月だった為、久しぶりに家の外へ。年末さぼり気味だった「徒歩通勤」も昨日より復活。重い足腰と激しい息切れに「歩いて良かった」と実感した。

    さて、今年は秋田には帰省しなかったので、両親に直接孫の顔Photo
を見せることができなかった。ただでさえ遠い秋田にはそう何度も帰れるわけではないので、数年前から「遠く離れた秋田との距離を縮めるツール」として「携帯電話を使ったTV電話」や「パソコンを使ったTV電話」を利用してきた。ドラえもんの「どこでもドア」があれば、全ての問題は解決されるのだが、未だドラえもんPhoto
が出現していない以上、携帯&PCが最善の策と考え活用してきた。画面が小さかったり、動きがカクガクしたり、意図せず「声が遅れてやってきたり」・・・。なにかもっと良い方法はないかと調べてみたら、世の中には便利な方法がたくさんあることがわかった。凡師お得意のipadを使ったTV電話はwifi環境があれば無料で利用できるし、ネット上に写真を保存し、遠く離れた家族と共有する方法もある。世の中はどんどん進化しているなぁとネットサーフィンしながら感動。もっと感動したのは、凡師と同じような思いを持って、遠くに住む家族と少しでも距離を縮めようとしている人がたくさんいたこと。いろいろな方々の記事を読んだが「家族へ
の思い」に心が温かくなった。

   そんな秋田から昨日封筒が。中には地元神社の「お守り」。父が初詣に行って買ってきた物らしい。切手代が40円不足していたのはご愛敬。それでも配達してくれた郵便屋さんにも感動した。今年1年も良い年になりそうだ。

(不足分は封筒に添付されていた「郵便局からのお知らせはがき」に切手を貼って投函しました。そういうシステムもあるんですね。感謝)

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波風家の新しいロゴ

2012年01月05日 | 日記・エッセイ・コラム

Photo_3  年末、ママヨさんが楽しそうに何か描いている。こんな雰囲気の時、立男はたいてい悪巧みだが…「つぼう~」の「つ」で何となく遊んでいたら面白のができたようだ。さりげなく印象深いので陰陽2種類のハンコを作ってみた。繭玉飾りに次ぐ今年の工作2弾目。波風家の新ロゴPhoto_6 マークだ。

  Photo_2 いったい何をするのかって?ところかまわずこの「へへつ」ハンコを押しまくるのだ(笑)犬が電信柱にマーキングする気持ちが立男にはとってもよくわかる(笑)旧マークの焼き印は、餅に押して楽しんでいる。焼き餅のそこのところの香ばしさといったら…お客さん(笑)たまりませんぜ。

    左上のマークにマウスポイントを置いてクリックしたらマークが笑うよ。入れ歯が外れたみたいだけれど…。こういうことしているから、正月の立男は何かと忙しいのだ。遊んでいる暇は無いのだ。

今晩、青春時代の仲間と新年会。風呂に入って宴会して。ロッカーの鍵、今度無くしたら恥ずかしくてあの銭湯には行けないな。朝から緊張の立男だ。2月発刊の書籍、原稿校正が昨日で一段落。

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年末年始の再会

2012年01月03日 | 日記・エッセイ・コラム

  昨日夜、今春退職の引き際で30年前の出発点を思い出させてくれたクPhoto ラス会、いや同期会、いや学年のクラス会…立派になった子どもたちに再開できた集い。異口同音、「幹事さんは大変だったでしょう。ありがとうとうございました」の言葉に大人になった歳月を思う。半年の準備、東京や埼玉、函館からも55人。ありがたく感謝で一杯だ。 少しは重々しい感じかと思ったら全然変わらないや先生…の声。子どもらは、当方が冷や汗の出ることを一杯覚えていた。

 それより少し後の時代のクラス会が当日の1時間前から。先日、除雪ボランティアをしてくれた方(その節はありがとうございました)幹事で。いつも思うのは、このクラス何でこんなに仲が良いんだ?子どもの子どもも参加して。
    年末、この人たちより上で、30年前のあの人たちより下の人が来訪。家族と仕事と生きがいを語り楽しかった。若かった立男の好き勝手ぶりというか、やりたい放題というか、汗の流れる話も。「国語という教科」、「学力とは何か」の話は貴重。

 昨日夜、立男の高校時代のクラス会も生まれ故郷で。行けなかったが卒業以来、42年間連続開催。今年83歳の担任を囲む集まり。この男子だけのクラスの仲の良さもなかなか。雪がとけたら退職の報告に行きますと先生への賀状に。
 事態は少しづつ退職へ退職へと向かい、定年の意識が少し遅れて湧いてくる今年の正月。

画像は、みずきに繭玉。元旦の工作初め。家の中が明るくなった。
しばらく仕舞っておいた「2010ギャラリ-」を久しぶりに出してみたこれから、年に一回は原画展開催の予定だ…マダイキテルヨって。

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上を向いて歩こう

2012年01月01日 | 読書

Photo  大晦日から元旦の夕方まで「上を向いて歩こう」(佐藤剛著:岩波書店)読む。
  時代も国境も越えて歌われ続け、今希望と再生の歌となった謎に迫る。作曲家、作詞家、歌手それぞれの出生と育ち、才能、そして出会い…歌の誕生と世界性の謎を解く。冒頭の「資料や参考文献には確かなことが何一つ無い…肝心要なところは伝聞や憶測に基づいたもので事実は曖昧…事実と真実を探す旅が始まった」に、立男は最近やっと決着をつけた自分の仕事を思い出していた。
    著者は「日本の音楽を世界に」をめざし実行するその筋のプロ。由紀さおりのプロデュースも。的確、端正、簡潔な文章でぐいぐい読ませる。「岩波」らしくない328ページ。

     的確な引用が興味深い。「人の知的な深みは、抱え込んだ葛藤の深さと相関する」(内田樹)、「闇があるから光がある…不幸があるから幸福がある…いい生活をしようと思うのならうんと苦しいことを味わってみなければならない」(小林多喜二、田口瀧子宛の手紙)など、課題意識の深さを感じる。
   岩手盛岡出身、幼~高を仙台で過ごした著者は立男と同年。生まれた1952年に日本の(形の上での)独立、60年安保、高度経済成長…この時代に「上を向いて歩こう」が誕生する必然性、そして3.11の今歌われる意味を教える。この本、互いによくがんばったな、と互いに肩をたたきあうような感じした。

 少し前、チャート全米1位の由紀さおり&ピンク・マルティーニの「1969」を注文。ラジオの深夜放送で聞いていた「ルールールルルー」だ。懐かしい歌でなく今求められる曲であることが何となく嬉しかったからだ。確かなものは何となく残っているのではなく、時を超えて必要とされ、再生していくものだと思った。

紅白歌合戦は、レディーガガ(しか見ていないがとても)良かったとママヨさん。今朝、ユーチューブ見て納得。アンテナに雪積もりBS見られず、TVは天気予報とニュースぐらいしか見ないこの頃の波風家。早く春にならないかなあ
   

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