「大特集 日本再興の鍵は教育にあり」(池上彰・佐藤優)に目がいった。対談部分も義務教育関連も少なく、新味無くつまらない。ただ、『教育』は今売れるんだと思った。「特集 世界の光景が変わった 安倍外交が対峙する『日本の敵』」もつまらない。VW問題載せてTPP問題、沖縄基地問題無いのは不思議だが、米国は外国と違う、米国と外交問題は無いと言うなら、これはこれで覚悟ある姿勢だと思っていたら、あったよ。「大放言トランプに熱狂するアメリカ」。こ、これを挙げるの?
良かったのは「百歳を越えた先には何がある」。96歳俳人の金子兜太氏の話はいつも面白い。「長寿の母うんこのようにわれを産みぬ」、なんだか凄い。対談者の医師が百寿者に共通な性格として「誠実性」(意志が強く几帳面、頑固)、「外向性」(社交的で派手好き)、「開放性」(創造的で好奇心やチャレンジ精神が旺盛)をあげている。加えて、女性は一家を取り仕切るゴッドマザーのタイプ、男性は新しもの好きで飄々としているタイプ、両者とも人生を肯定的にとらえ、健康に気をつけている方とか。
あの武藤議員、山口組、「SEALDs」、五郎丸、川島なみ美…と興味ある話並べるが週刊誌広告(読む前に内容の予想がつき、その予想はほぼ当たってる)に毛が生えたぐらいで、この種の雑誌の部数減もわかる気がする。立男みたいに物好きに読みブツブツ文句言うオジサンぐらいしか手にしないな。立男はそれでも総合誌を毎月数種類開く。週刊誌は恥ずかしく、ネットは無責任。雑誌では価値ある情報は難しい。長寿者とはこんなことブツブツ言わない方々なんだろうな、きっと。
これも著者と題名で。「魔が差す年頃」(嵐山光三郎著:新講社」。実につまらなく、魔が差した選書。「75歳まで働いたらその後は好きなことする」と書く70歳の著者。50歳の時の名著「不良定年」の作者とは思えない。「両親が亡くなるといつ死んでもいいと思うようになる」でだけ立ち止まった。 ※ブログ内の関連記事→不良定年の原則50 是非ご参照ください。