はやましょくどう(洋食/葉山)
*VIVA葉山牛!
三浦葉山牛、豊かな自然が育んだ最高の黒毛和牛。農林水産大臣賞を5年連続で受賞したこのお肉、生産が全国シェアの1%にも満たないため、巷では「幻の牛肉」と呼ばれているそうな。
逗子・葉山の飲食店ではすっかりポピュラーな食材なので、それほど希少価値のスグレモノだと知ったのは実はごく最近になってからです(汗)。
つくづく幸せな食環境で生きてきたことを実感いたしました。
で、その幻の葉山牛がリーズナブルにいただける名店の1つが此方。葉山御用邸にほど近い、葉山牛を使ったメニューが人気の洋食屋さんです。
全20席の店内は、決して広いとは言えないこぢんまりとした空間ながら、天井が高く、閉塞感は全くありません。丸太をそのまま柱にしてあったり、杉の梁が剥き出しのままだったり、壁が藁を練りこんだ珪藻土のものだったり…。オーナー自らが手を入れたというだけあって、随所に「こだわり」が感じられる素朴な温かみが魅力です。
おすすめメニューは、「牛タタキ丼」と、3種類のソース(デミグラス、トマトクリーム、和風)から好みのものを選べる「ハンバーグ」です。
いずれも葉山牛の特に希少な部位を使った絶品!
ランチセットは、サラダ(サニーレタスと生のマッシュルームだけなのにビックリするほど美味)、ライス、ドリンク付きで1,260円。ディナーセットはサラダ(地蛸のマリネ入り)、ライス、デザート、ドリンク付きで1,700円。
タタキ丼はどんぶりではなく白いお皿で供され、マグロの赤身を思わせるお肉の鮮やかな紅色を引き立てます。
タレは醤油ベースに野菜の擦りおろしが入ったサッパリ味。多分ほとんどの人にとって「未知の一皿」ではないかと思います。
とにかく1度食べたら忘れられません!
葉山牛って鮨もいけるんじゃないかしら。
ハンバーグに関しても同様です。料理自体はありふれていて、どこの洋食屋でもお目にかかれるものですが、結構「ホントに美味っ!!」なハンバーグってないと思うんですね。しかし此方でハンバーグを食べてしまうと、他でオーダーする気がしなくなっちゃいます! 「今まで私がハンバーグだと思っていたものは一体…???」という気持ちになること請け合いです。是非お試しを。
ちなみに私のイチオシはトマトクリームソースです。
葉山牛の肉そのものの味を楽しみたければステーキ(あまりの繊細さにビックリしますよ)も◎。220gのお肉にサラダ、ライス、コーヒーが付いて3,800円というナイスなお値段です。
ちなみに、ハンバーグステーキをはじめ、ハヤシライス、ビーフシチューなどほとんどのメニューはテイクアウト可(鍋やタッパー持参大歓迎とのこと)! 実は私、何度か使わせていただいてます。
お店では葉山牛の部位を厳選し、冷凍保存することなく使用しているので、食材に限りが(お肉が切れると早々にお店を閉めることも)あり、駐車スペースも3台のみなので、お出かけ前には予約することをお薦めします。
「他の店では食べられないものを目指す」という、オーナーシェフ小高潔さんの「スペシャルな一品」を是非!
料理を目当てに遠方からわざわざ訪れる価値のあるお店です。
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葉山食堂
□11:30~14:00 18:00~21:00
□木曜定休
□駐車場あり(3台)
□三浦郡葉山町一色1758-8
□046-876-3272
2013/04/11 画像差替え