*残暑はきつくても秋半ば、お月様を見に外へ出よう
月はどうして形を変えるのか。
月は太陽光を反射して光っているため、太陽、地球との位置関係によってその当り具合が異なり、形の変化へと繋がります。
これがいわゆる「月の満ち欠け」です。
月は昔から私たちにとって身近な存在であり、生活のリズムを決める暦(こよみ)もはじめは月の満ち欠けをもとにして作られていました。明治6年に現在使用されている新暦が誕生するまで使われていた「旧暦」では、月の満ち欠けを使って月と日付を決めています。新月となる日がその月の1日となり、その後月が太っていくとともに、日付の方も2日、3日と増えていき、満月になる頃が15日となります。その後月は細っていき、次の新月となる日に新しい月に変わります。
中秋とは秋の真ん中のことを指します。
旧暦の秋は7~9月なので、秋の真ん中といえば8月15日になります。旧暦の15日といえば、↑の暦の決め方からも満月に近い月が見えるのは当然でしょう。満月が十五夜と言われるのもそのためです。
しかし、実際には中秋の名月が必ずしも満月であるとは限りません。むしろ、満月でない年の方が多いのです。これは月と地球の公転軌道の関係で、新月から満月までの日数が15日とは限らないことに起因します。そして、新月となる日は毎年違っていますので、旧暦8月15日に当たる日も年によって違ってきます。
ちなみに2007年の旧暦8月15日は9月25日、満月は27日です。
そう、前置きが長くなりましたが、満月は今夜なのです。
実は昨日、鎌倉で「観月の会」を楽しんで来てしまったから、いつもと同じように帰宅時のお月見となりました。
昨夜は雲がかかってイマイチな眺めだったのに、何のイベントもない今夜の満月は見蕩れるほど見事。
またベランダで1人月見酒かすぃら…。
(ブログの更新も滞りっぱなしなのに)