鶴岡八幡宮(2010/03/10 11:27am)
読売新聞
*千年の歴史を見守った大銀杏が強風で倒壊
今朝めざましテレビでこのニュースを聞いてビックリ!
耳を疑った、というより、にわかには信じられませんでした。
鶴岡八幡宮の御神木、鎌倉のシンボルと言っても過言ではない大銀杏が根元から倒れたなんて
何か悪いことが起こる前ぶれかも。。。
と思ったけれど、ネットに配信された画像を見たら、直径7m近い幹の内部はスカスカでほとんど空洞化していました。
外からはわからないだけで、巨体を支えるのがいっぱいいっぱいだったんですね
老体に雪まじりの強風はこたえたことでしょう。
ニュースによれば、10日午前4時15分頃から断続的に「ドンドン」という音がして、同40分頃に雷が落ちたような大きな音がしたため、警備員が見に行ったところ、御神木が根元から折れて倒れていたそうです。
造園樹木学専門の教授が倒壊した大銀杏を調査した結果「根の状態から、回復は不可能と思われる」とのこと。
八幡宮側は「何とかしたい気持ちはあるが、技術的に可能かどうか。さまざまな専門家の意見を聞いてから判断したい」との意向。
う~ん、私も絶対に「何とかして」いただきたいと思います。
源頼朝の挙兵、鎌倉幕府の成立、静御前の舞、実朝惨殺、そして明治の神仏分離令。
その歴史の舞台となった八幡宮を守り続けた大銀杏を「輪切りにして保存」なんてありえません!
在りし日の大銀杏
読売新聞
鶴八の石段左脇にこの大木の姿がない風景なんて想像も出来ませんでした。。。
命あるものにいつか終焉が訪れることは世の常とはいえ、あまりにも無情。
てか、何故今なの? 出来ることなら見たくなかったよ~
13日(土)は橙さんと小坪のデザイナーズ宿に泊まって、翌日鎌倉見物する予定なので、御神木にお別れのご挨拶をしてくるつもり。
もとの姿のままは無理でしょうが、DNAを後世に残せるよう、なんとか再生してほしいです。
■鶴岡八幡宮の大銀杏
高さ約30m、幹回り約6.8m、樹齢800~1000年以上。
江戸時代の書物「鎌倉物語」などには、1219年に参拝を終えた鎌倉幕府3代将軍の源実朝を暗殺しようとした、おいの公暁(くぎょう)が隠れたと記されている。
1955年に神奈川県の天然記念物に指定された。