おっさん先生と愉快な仲間のぶろぐ

先生って楽しい仕事だと思い続けることができたしあわせな爺っさまのつぶやきです。

旅日記3

2015-09-21 21:35:20 | Weblog
スオメンリンナ島到着



マーケット広場からフェリーでスオメンリンナ島に
到着。



島内の美術学校のk先生に案内していただき
島内をくまなく散策。

図書館ではネットが充実しており、小さな施設なのに
蔵書貸し出しに不便を感じさせない環境を作っていることや
休日の体験活動の受け皿になっているのには驚いた。


また、幼稚園でも、知識を教えることは何もしない。
体験を充実させて、みずから学ぶことを中心にしており、

小学校、中学校では登下校時間もふくめて、
最初から「自分のカリキュラム」を作るということを知った。

日本ではフィンランドの教員の資質について論議があったが、
税金が25%もあるため医療と教育が充実しており、
両方とも無料であること、

大学は入学は難しいが国立しかないため、
大学院まで、無料だということや
国は税金をそこに使うから、
卒業したら国民に還元することを義務づけている、という。

教員にかぎらす、大学に入る段階で
明確な職業意識がなければ、入学もままならないらしい。

こうした文化の違いをなしにして表層だけを論議することの不毛さを痛感した。



フィンランドには軍隊があり、
徴兵制も二年あるが「徴兵を拒否する権利」もあるそうだ。

戦争をすれば国は貧しくなる。
それを知っているから軍隊を持っているけどしないほうがいい。

日本は豊かだからどこもせめてはこないだろう。

軍隊を持つ持たないという論議より
スイスやスェーデンと同じように「永世中立国」の宣言を世界になぜしないのか、
との問いは重たかったが、

島にただ一軒の村の人たちが集う隠れたビアホールで
地元産のビールとおつまみで
とても幸せな気分になった

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 旅日記2 | トップ | 旅日記4 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿