電網郊外散歩道

本と音楽を片手に、電網郊外を散歩する風情で身辺の出来事を記録。退職後は果樹園農業と野菜作りにも取り組んでいます。

アフィニス音楽祭で室内楽演奏会(1)を聴く

2018年08月23日 05時48分40秒 | -室内楽
平日の夜、仕事帰りに夕食を済ませ、文翔館議場ホールに向かいました。開場は18時30分でしたが、のんびり食事をしていたせいか、危うく開演に間に合わなくなるところでした。いつものシューボックススタイルの座席配置ですが、さすがに席の数が多く、ほぼぎっしり埋まっています。また、音楽祭の参加者の方々も混じっているのでしょうか、お客様の顔ぶれが随分と国際的です。

当日のプログラムは、

  1. ドヴォルザーク ピアノ五重奏曲 イ短調 Op.81
  2. モーツァルト  ディヴェルティメント第9番 変ロ長調 K.240
  3. シューベルト  八重奏曲ヘ長調 Op.166

というものです。

第1曲:ドヴォルザークのピアノ五重奏曲は、
 第1ヴァイオリン:川崎洋介(音楽監督、オタワ・ナショナルアーツセンターorchコンサートマスター)
 第2ヴァイロイン:高和雅(広島交響楽団)
 ヴィオラ:太田玲奈(群馬交響楽団)
 チェロ:石原まり(九州交響楽団)
 ピアノ:居福健太郎(東京芸術大学非常勤講師)
というメンバーです。フィナーレで、しだいにテンポが速くなるような、舞曲のような要素も感じました。

第2曲のモーツァルトは、プログラムには
 オーボエ1:マーテン・デッカース (ケルンWDR放送響首席)
 オーボエ2:佐竹真登 (日本フィル)
 ホルン1:高橋将純 (大阪フィル)
 ホルン2:岡本和也 (山響)
 ファゴット1:ハンノ・デネヴェーク (シュトゥットガルト放送響首席)
 ファゴット2:皆神陽太 (東京シティフィル)
の6人しか書いてありませんでしたが、実際はコントラバスが加わっていました。たぶん、講師の一人、
 コントラバス:イェルク・リノヴィツキ (リューベック音楽大学教授)
でしょう。モーツァルトらしく楽しい音楽。オーボエとファゴットというのは、どことなくひょうきんなものを感じます。

第3曲、シューベルトの八重奏曲。
 Vn1:四方恭子 (音楽監督、兵庫県立芸文センター管コンサートマスター)
 Vn2:宮崎美里 (広島響)
 Vla:福田幸子 (ザ・カレッジオペラハウス管)
 Vc:原悠一  (中部フィルハーモニー響)
 Cb:本山耀佑 (都響)
 Cl:川上一道 (山響)
 Hrn:パウル・ファン・ツェルム (ケルンWDR放送響首席)
 Fg:大内秀介 (日本フィル)
久々のナマ八重奏曲です。2010年4月にパストラーレ室内合奏団で聴いて以来8年ぶりです。CDでは持っていないし、古いLP、パスカル弦楽四重奏団にジャック・ランスロとポール・オンニュらが加わった、1961年の録音で聴くしかないものですから、こうして生で聴けるのは嬉しいものです。

19時に開演して終演は21時20分ころだったでしょうか。田舎の我が家への帰路は車の通りもぐっと少なくなり、ようやく30度を下回った気温が多少涼しく感じられた夜でした。

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