ひどい風邪で寝込んでから9日目、少しずつ起きている時間を増やして復活をはかっています。郵便局への往復も、足元がふらつき、筋力の衰えを感じます。風邪と言って馬鹿にできない、ついごろりと横になろうとしますので、リハビリを兼ねて(1)起きていること(2)歩くことを意識して生活しています。
くたびれて一休みしたい時は、イスに座って簡易デスクトップPC-audio で音楽を聴きます。今回は、ベートーヴェンのピアノ・ソナタ第31番を(*1) YouTube の動画でじっくり聴きました。
まずは、ウィルヘルム・ケンプのピアノで、1964年の録音のようですので、すでにパブリックドメインになっています。ケンプの演奏もいいなあ。
ベートーヴェン ピアノ・ソナタ 第31番 変イ長調 作品110 ケンプBeethoven Piano Sonata No.30 E- major
続いてエレーヌ・グリモーの2001年の演奏から。こちらはライセンスの関係でブログ上では見られないようで、Watch on YouTube をクリックすると YouTube に飛んで(場合によっては広告を見せられた後に)始まるというもののようです。
Hélène Grimaud: Beethoven - Sonata No. 31 in A-flat, Op. 110
この曲自体も、晩年のベートーヴェンが病癒えて作曲したものだけに、孤独感の中にも感謝の心情が感じ取れる音楽となっています。特に第3楽章。いわゆる「嘆きの歌」が静まり、フーガが立ち上がってくるところ、このあたりがなんとも言えず大好きです。年がら年中聴いていたい曲ではありませんが、病み上がりの身にはぐっときます。ケンプの演奏は、肩の力を抜いて、自然に聴き惚れてしまうというタイプのものですし、2001年のエレーヌ・グリモーの演奏は、現代のピアノを充分に響かせ、しかも心情的にも説得力のあるものとなっているように思います。
(*1): ベートーヴェン「ピアノソナタ第31番変イ長調Op.110」を聴く〜「電網郊外散歩道」2006年11月
くたびれて一休みしたい時は、イスに座って簡易デスクトップPC-audio で音楽を聴きます。今回は、ベートーヴェンのピアノ・ソナタ第31番を(*1) YouTube の動画でじっくり聴きました。
まずは、ウィルヘルム・ケンプのピアノで、1964年の録音のようですので、すでにパブリックドメインになっています。ケンプの演奏もいいなあ。
ベートーヴェン ピアノ・ソナタ 第31番 変イ長調 作品110 ケンプBeethoven Piano Sonata No.30 E- major
続いてエレーヌ・グリモーの2001年の演奏から。こちらはライセンスの関係でブログ上では見られないようで、Watch on YouTube をクリックすると YouTube に飛んで(場合によっては広告を見せられた後に)始まるというもののようです。
Hélène Grimaud: Beethoven - Sonata No. 31 in A-flat, Op. 110
この曲自体も、晩年のベートーヴェンが病癒えて作曲したものだけに、孤独感の中にも感謝の心情が感じ取れる音楽となっています。特に第3楽章。いわゆる「嘆きの歌」が静まり、フーガが立ち上がってくるところ、このあたりがなんとも言えず大好きです。年がら年中聴いていたい曲ではありませんが、病み上がりの身にはぐっときます。ケンプの演奏は、肩の力を抜いて、自然に聴き惚れてしまうというタイプのものですし、2001年のエレーヌ・グリモーの演奏は、現代のピアノを充分に響かせ、しかも心情的にも説得力のあるものとなっているように思います。
(*1): ベートーヴェン「ピアノソナタ第31番変イ長調Op.110」を聴く〜「電網郊外散歩道」2006年11月
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