電網郊外散歩道

本と音楽を片手に、電網郊外を散歩する風情で身辺の出来事を記録。退職後は果樹園農業と野菜作りにも取り組んでいます。

先日のお出かけで購入した本と文具など〜文具メーカーのブランドと営業力

2021年08月16日 06時00分55秒 | 手帳文具書斎
西日本の豪雨災害の報道には驚きました。3日間で1000mmといえば1m! すごい降水量です。被災された皆様にお見舞いを申し上げます。



先日、お盆前にお出かけした際に書店と文具店に立ち寄り、予約していた本を受け取ると共に、少しだけ買い物をしてきました。

  • 香月美夜著『本好きの下剋上』第5部「女神の化身」第6巻(TOブックス)
  • 吉村昭著『雪の花』(新潮文庫)
  • キャンパス・ツインリングノート(B6判、コクヨ)2冊
  • 開発クラフト封筒 80号 (オキナ、A6判、角型8号) 32枚
  • ボールペン: エナージェル・インフリー (ぺんてる、BB、0.7mm)

『本好きの下剋上』は、さっそく読み始めたところですが、吉村昭『雪の花』は日本における種痘の歴史を考える上で貴重な小説三部作のうちの一冊だそうです。なお、ノート類は私が使うほかに、買い置きの中から家族がときどき勝手に持っていきますので、定期的に補充しておく必要がありまして(^o^;)>poripori



ところで、いきつけの文具店で品揃えに少し変化が見られました。これまで、万年筆はパイロット製品が中心でプラチナ製品はごく少なく、プレッピーPreppy とプレジールPlasir はあってもプロシオンProcyon やキュリダスCuridas あるいは#3776センチュリー などは置いていなかった(*1)のです。ところが、今回はショウケース内にプロシオンもキュリダスも展示されています。あいにくセンチュリーは見当たりませんでしたが、少し仕入れ幅が広がったみたいです。残念ながら、コクヨのキャンパスノートシリーズはほぼ網羅され、ツバメノートやライフのノートもずらりと並んでいますが、「ペルパネプ」は依然として入荷なし(*2)。

文具店の品揃えというのは、実際には誰がどのように判断・決定するのかわかりませんが、パイロットやコクヨのブランド力がものを言って同社の定番商品が充実しているのは確かでしょう。では、その他の商品が限られた商品棚に食い込むためには何が必要なのか。コクヨの「ペルパネプ」が同店にいっこうに入荷しないだけでなく、近隣の書店やイオンの文具売り場などでも見当たらないところを見ると、発表はしたものの営業的な努力はあまり行われていないのではなかろうか。逆に、プラチナ社が地方の文具店に対する営業努力を積み重ねているところから、あまり高級品でない製品を「ためしに置いてみるか」という判断が出てきたのかもしれない、などと想像してみたりします。

量をさばくにはネット通販に注力するのが正解なのでしょうが、同時に地方の販売店にも地道な営業を積み重ねるというのも、迂遠なようでいて実は大事な要素なのだろうという気がしますし、地方在住者としてはそういう販売店、メーカーを応援したい(*3)ものです。

(*1): プラチナ古典BBボトルインクも欠品?〜地方文具店からの注文もダメ?〜「電網郊外散歩道」2018年8月
(*2): 備忘録ノート選び〜残り枚数が少なくなり次の準備が必要に〜「電網郊外散歩道」2021年6月
(*3): 理由は、修理対応が便利で確実なことです。ブルゴーニュ万年筆を落っことし、修理を依頼する〜「電網郊外散歩道」2013年10月落っことして修理を依頼していた万年筆が戻る〜同2013年10月パイロットの万年筆の修理ができた〜同2020年8月、など。


コメント    この記事についてブログを書く
« ドホナーニ「弦楽三重奏のた... | トップ | 横着者と社会的制裁 »

コメントを投稿

手帳文具書斎」カテゴリの最新記事