電網郊外散歩道

本と音楽を片手に、電網郊外を散歩する風情で身辺の出来事を記録。退職後は果樹園農業と野菜作りにも取り組んでいます。

「泉のように」というけれど〜アイデアの源泉

2023年05月10日 06時00分56秒 | Weblog
難しい課題に直面した時、不思議なもので誰かが良いアイデアを出してくれることが多いものです。とりわけアイデアの豊富な人というのはいるもので、どこからか泉のように湧き出るのではないかと思ってしまうほどです。

写真は某所で地下水が湧き出すところですが、ご覧のとおりまるで普通の景色、何の変哲もない場所です。ところが、ここは湧水が途切れないらしい。あまり大量ではないけれど、流れが途切れることなく続いています。泉というのは、おそらく少量でもずっと湧水が続いていくことで窪地に水がたまり、水面が一定の広がりを持っているところなのでしょう。チョロチョロ少ない水量がずっと続いていることで泉として認識される。たぶん、派手にドバっと水が流れてあとは途切れるようなタイプの水源とは違う。地下の伏流水の規模と量によって、途切れない湧水が生まれるのでしょうから、たぶん人間のアイデアの出方も同じで、固定化されていない知識と経験が地下水のように蓄えられ、それが自由に組み合わされて発想されることで、アイデアが出てくるのではなかろうか。

【追記】
泉とはなんら関係がないのですが、ベートーヴェンのチェロソナタ第3番が聴きたくなりましたので、貼り付けます。無理にこじつければ、泉のように湧きいづる楽想! YouTube より、ロストロポーヴィチとリヒテルの演奏です。

Beethoven: Cello Sonata No. 3, Rostropovich & Richter (1961) ベートーヴェン チェロソナタ第3番 スラヴァ&リヒテル



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