亡父が使っていた万年筆を、使わないからと老母からもらい受けました。パイロットとプラチナの細字です。そういえば、ずいぶん昔に、パーカーのブルーブラックのインクとともに、プレゼントしたことを思い出しました。プラチナのほうは妻が使うことにして、私の手元にはパイロットが一本増えてしまいました。実はこの万年筆は、以前に私が購入して使っていたもので、書き味が良いからと亡父にあげたものでしたので、いわば出戻りです。とくに<SF>という極細タイプを選んだのは、当時使っていた能率手帳に記入することを想定したためでした。昔は、手帳には鉛筆またはシャープペンシルで仮に記入しておき、スケジュールが確定したら万年筆で上書きするなどの習慣がありました。今は、いきなりボールペンで記入し、変更があればホワイトコレクターや修正テープなどで白く塗りつぶす、というスタイルが主流になっていますが、合理性から言えば昔のほうがまさっているように思います。まあ、人間はつい安直なほうに流れるものでして(^o^)/
今、ふだん使っているのは、パイロットの中字<M>を黒インクで、もう一本、ウォーターマンの中字<M>と、実は太字といってよいペリカンの中字<M>とを、パーカーのブルーブラック・インクで使っています。急に万年筆が増えて、文具好きのハートに火がつきました(^o^)/
今、ふだん使っているのは、パイロットの中字<M>を黒インクで、もう一本、ウォーターマンの中字<M>と、実は太字といってよいペリカンの中字<M>とを、パーカーのブルーブラック・インクで使っています。急に万年筆が増えて、文具好きのハートに火がつきました(^o^)/
最近の若い人には「万年筆」という言葉自体が馴染みがないんで、一瞬笑われたりします。かくいう私も、100円ショップの「使い切り万年筆」を愛用している次第で。200円で、カートリッジ方式の、使い切りでないものもありますが、カートリッジ一本使い切る頃は、ペン先が減ってしまっていて、新しいカートリッジをつけて更に使うのは、なかなか辛いです。
でも、みんなふつうボールペンで書くものを、100円とは言え万年筆で書くと、青い文字が目立って、なかなか良い、目に飛び込んでくるものではありますね。
しかしながら、「ノスタル爺」と笑われながら、万年筆への郷愁は止みがたく(^o^)/
今日も万年筆で書こうかボールペンで書こうかと、備忘録ノートを開いております。