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電網郊外散歩道

本と音楽を片手に、電網郊外を散歩する風情で身辺の出来事を記録。退職後は果樹園農業と野菜作りにも取り組んでいます。

「最上川橋梁」が「土木遺産」に

2008年10月16日 06時25分20秒 | 散歩外出ドライブ
読売オンラインの山形版(*)によれば、社団法人土木学会が、歴史的に価値の高い土木構造物として、JR左沢(あてらざわ)線とフラワー長井線に架かる兄弟橋「最上川橋梁」を、「選奨土木遺産」に認定した、とのことです。
現役の鉄道橋梁としては国内最古の、約120年を経過した構造物とのこと。JR左沢線のほうは、たぶん中山町のひまわり温泉「ゆらら」北部に隣接する鉄橋ではないかと思います。そういえば、独特の風格を感じさせる橋梁を、一度撮影したことがあります。





へぇ~、これが現存する「国内最古の橋梁」なのですか。意外にも身近なところに歴史的遺産があるのですね。

(*):「最上川橋梁」が「土木遺産」に~10月15日付け読売オンライン山形版
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デスクトップにアナログ時計を表示する

2008年10月15日 05時09分16秒 | コンピュータ
新調した自宅のパソコンで、久方ぶりに WindowsVista を起動してみたら、デスクトップのアナログ時計が便利そうです。よっしゃ、Linux でもアナログ時計を出しておこうと思い立ち、"Ubuntu アナログ時計" で検索しました。すると、cairo-clock というのがあるのだそうな。こういうとき、Ubuntu は便利です。

$ sudo apt-get install cairo-clock

これ一発で、インストール終了。あとは、アプリケーション・メニューから「アクセサリ」「MacSlow's Cairo-Clock」を選べば、写真のようなアナログ時計が起動します。
また、「システム」「設定」「セッション」で、コマンド名を cairo-clock で登録し、起動時に自動的に表示されるようにしました。
これで、うっかり時間を忘れてしまう危険性を少しでも防止できればと思います。
ちなみに、sudo は、一般ユーザーが管理者権限でコマンドを発行するときなどに使います。
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耕運機で畑を耕す

2008年10月14日 06時16分55秒 | 週末農業・定年農業
連休の最終日、午前中に軽トラックで自宅から少し離れた畑に行き、耕運機で耕しました。最初、春から五ヶ月も放置した耕運機のエンジンがなかなかかからず、だいぶ苦労しました。古い燃料を少し流下させ、何度か試みているうちにようやくエンジンが始動しました。



苦労した原因は、多分「しばらく使わない時は燃料コックを閉めておく」という注意を忘れ、うっかり開放したままにしていたことでしょう。我が家のヤンマー製耕運機は、だいぶ年式が古くはなりましたが、いったん始動してしまえば燃料がある限り力強く働きます。軽トラックや草刈機とともに、素人週末農業の強い味方です。大事に使わなければ。



周囲の田んぼはすっかり稲刈りも終わり、杭がけにして乾燥した稲束を自走式の脱穀機で脱穀し袋づめする作業が行われています。我が家では、稲作の方はすっかり委託しておりまして、先日収穫の一部を届けてもらいました。鼠がつかないように、スチール製の「米蔵」に運び入れ、これで来年まで飯米の心配はありません。
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連休の中日、N響アワーを楽しむ

2008年10月13日 06時59分18秒 | -オーケストラ
三連休の中日の日曜日、毎週楽しみにしているN響アワーは、シューマンの交響曲第3番「ライン」を放送しました。番組のオープニングが、この曲の冒頭部を用いていることもあり、問い合わせやリクエストが多かったため、「川のシンフォニー」と題して川にまつわる音楽を取り上げた企画です。

最初の曲は、スメタナの「わが祖国」から「モルダウ」。指揮は、堂々たる体躯のネルロ・サンティさん。いつもはクーベリックなどの指揮するCDで聴いていますが、意外なほどかっちりとしたサンティ指揮の音楽を、こうして映像つきで聴くのもいいものです。むしろ、NHK ホールの遠く離れた席から、豆粒のようなオーケストラ団員の人たちを見ながら聴くよりも、ずっと親しみを感じるかも(^o^)/

次の曲は、お目当ての R.シューマンの交響曲第3番「ライン」。いつもは15秒しか聴けないテーマ音楽を、全曲聴こうというもの。指揮はパーヴォ・ヤルヴィです。実は、2005年6月11日のこの演奏会の様子は、同年7月3日に一度放送されていますが、残念ながらこの時は途中からしか録画できず(*)残念に思っていました。3年越しの全曲録画への願いが実った形です。

この指揮者は、ネーメ・ヤルヴィの息子なのかな?ラッパ部隊を強調する爆演系と思われる父親とはやや異なり、シューマンの楽譜から、バランスの取れた堂々たる音色、音楽を引き出しています。いい演奏です。エストニア系のパーヴォ・ヤルヴィさん、北欧系の音楽だけでなく、どうやらシューマンの音楽を好んでいるようですね。

(*):このときの出演者は、池辺晋一郎さんと大河内奈々子さんでした。
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ベートーヴェン「ピアノ協奏曲第2番」を聴く

2008年10月12日 06時15分26秒 | -協奏曲
いかにも颯爽とした第1番と、堂々たる第3番の陰に隠れて、これまで親しむ頻度があまり高いとは言えなかった、ベートーヴェンのピアノ協奏曲第2番。ここしばらく、この曲を通勤の音楽として、ずっと反復して聴いてきました。作曲年代は1795年とのことですので、25歳くらいでしょうか、青年期真っ盛りです。

第1楽章、アレグロ・コン・ブリオ。なんとなくモーツァルト風で、ところどころハイドン風な、優美・ギャラントな音楽です。でも、モーツァルトとはだいぶ違いもあり、ベートーヴェンらしい「しつこさ」はしっかりと刻印されております。カデンツァはベートーヴェン自身のものだそうです。
第2楽章、アダージョ。変奏曲形式の、この緩徐楽章の魅力は、やはり若いベートーヴェンのものでしょう。静かに瞑想するような気分にひたるうちに、ロココがロマン派に移行しつつあることを実感します。
第3楽章、ロンド。モルト・アレグロ。思い切りよく、再び躍動的なアレグロです。

レオン・フライシャーのピアノ、ジョージ・セル指揮クリーヴランド管弦楽団による演奏は、オーケストラの響きの透明感、リズムの見事さ、力強さなどに感銘を受けます。



参考までに、演奏データを記します。
■フライシャー(Pf)、セル指揮クリーヴランド管
I=12'55" II=8'58" III=5'36" total=27'29"

トップの写真は、過日、夏の終わりに、はじめて訪れた最上郡金山町のカムロ・ファーム。イタリアン・レストランはお休みでしたが、なかなかいいところでした。
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山響モーツァルト定期「アマデウスへの旅」Vol.5を聴く

2008年10月11日 06時18分49秒 | -オーケストラ
極力オリジナル楽器を用い、ノン・ヴィヴラート奏法で一貫した、八年がかりのモーツァルト交響曲全曲演奏「アマデウスへの旅」、昨日は第5回目でした。仕事で出発が遅くなり、高速を飛ばしましたが間に合わず、会場の山形テルサホールに到着したら駐車場も満車です。しかたなくUターンして近隣の別の駐車場へ。一曲目の交響曲ヘ長調K.76は、途中から会場ロビーで聴きました。ロビーで事務局の方が休憩時に販売するCDの準備をしていましたが、11月末にオクタヴィア・レコード社から39番の交響曲ほかの新録音がCDとして発売予定とのことで、次の11月22日と23日の定期演奏会で先行発売しますとのことでした。指揮者の飯森範親さんの、恒例のプレトークは、どんな内容だったのでしょうか。

演奏が終わり、曲目の合間にようやく入場できた席は、ハープの内田奈織さんの横顔が間近に見える、右前方の位置でした。曲目は、「フルートとハープのための協奏曲」。ほどなく山響団員の皆さんが着席、曲目にあわせて、ぐっと編成をしぼったらしく、第1・第2ヴァイオリンとも第4プルトまで8名ずつで、この座席からはよく見えませんが、ヴィオラは4人かな?チェロの人数は数名で詳細不明、コントラバス、ホルンとオーボエが2本ずつ、といったところでしょうか。女性の団員は、モーツァルト定期らしく、皆さん色とりどりのドレス姿が多く、華やかです。
やがて本日のソリストが登場、内田奈織さんは、すらりとした長身に裾まわりに花模様を散らしたピンクのドレス、ハープの色に合わせた金色の靴で、たいへんチャーミングな方です。フルートの足達祥治さんは、山響の主席フルート奏者で、演奏会ではいつも素晴らしい音色を披露してくれています。今日も笑顔で余裕の表情ですが、内心は緊張しているのでしょうね。指揮者の飯森さん、指揮棒なしです。
第1楽章、アレグロ。演奏が始まると、足達さんのフルートの音色が美しい!この席では、ハープの音がよく聞こえます。ハープ奏者は、腕を伸ばして低弦まで指が届くかどうかを考えると、長身の人の方が有利なのでしょうか。ノン・ヴィヴラート奏法のオーケストラは、たいそう軽やかです。
第2楽章、アンダンティーノ。ふわっと優しい弦楽の響きに、透明感があります。フルートの音色によくマッチして、ゆったりしたテンポの、夢見るような音楽になっています。フルートとハープの対話が、エレガントに響き、透明感に魅了されました。
第3楽章、アレグロ。編成を小さくしたオーケストラが奏する間、ソロの2人は少しお休み。再びフルートとハープがリズミカルに参加するようになると、やっぱり音楽が華やかです。ナチュラルホルンが響き、コントラバスがベースを刻む中で、私の席から内田さんの髪飾りが光を反射して螺鈿細工のような多彩な色に光ります。ハープの音も、ギターのアルアイレのように乾いた音を出す奏法もあるのですね。
盛大な拍手に、二人のアンコール。車を飛ばして急いだ甲斐がありました!


写真は休憩時のステージの様子です。観客席は通路右側の最前列から三列ほど空席がありましたが、ステージ直前にもお客さんが陣取り、それ以外はほぼぎっしり満席のようでした。

休憩の後は、交響曲第36番「リンツ」です。飯森さんは、やっぱり指揮棒なし。腕と指で、表情豊かに指示します。編成は、弦5部に、木管がオーボエとファゴット2本ずつ、金管はナチュラルホルンとナチュラルトランペットが各2本、そしてバロック・ティンパニのようです。
第1楽章、荘重なアダージョから入り、アレグロへ。ヴァイオリンを左右に配した対向配置です。管楽器の音色も対比をくっきりとつけて、ティンパニも活躍、晴れやかで躍動的な音楽になっていきます。
第2楽章、アンダンテ。ティンパニとファゴットと低弦が刻むリズムが、しっかりした足取りを感じさせ、短調に転じてからファゴットと低弦かな?「ボポポポポポポッポッポー」。この森のフクロウのような動機が、パートを変えて繰り返し奏されます。おもしろい!
第3楽章、メヌエット。弦と木管とティンパニが活躍、トランペットやホルンは存在を主張しませんが、要所で音色の隠し味になっています。楽章の終わり、最後の消えゆく音が、本当に澄んでいます。
第4楽章、プレスト。ゲスト・コンサートマスター高木和弘さんを中心に、きわめて集中した緊張感に富むプレスト。なぐりがきのメモを取る手を休めて、思わず聴き入ってしまいました。

今回も堪能しました。演奏会後の交流会にも出たかったのですが、駐車料金の小銭が乏しく、急いで会場を出ました。テルサホールの駐車場なら百円玉数枚ですむのですが、一般の駐車場ですとその五割増以上は覚悟しなければなりません。ゲートを出るとき小銭入れを逆さに振って、ようやく間に合いました(^o^)/
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佐伯泰英『花芒ノ海~居眠り磐音江戸双紙(3)』を読む

2008年10月10日 06時22分39秒 | -佐伯泰英
双葉文庫で、佐伯泰英著『花芒ノ海~居眠り磐音江戸双紙(3)』を読みました。作者がどのように意図しているのかはわかりませんが、たいへんに急展開で、まさにノンストップ・ストーリーです。

本作の冒頭の、浪人ぐらしで生計の道を探るあたりは、お手本とした藤沢周平の『用心棒日月抄』と共通のパターンで、人物造型も細谷源太夫と竹村武左衛門とはよく似ています。でも主人公のキャラクターはだいぶ違い、こちらは剣は強いがどうもぼんぼん育ちのようで、周囲がいい人ばかりで助かっている、という面もありそうです。

そのいい例が第1章「夏祭深川不動」。前作では血も涙もない金貸し兼やくざの一家として登場したはずなのに、いつの間にか深川の夏祭りを悪者の手から守る立場になっています。まあ、さすがにそれだけには終わらず、国元の豊後関前藩の騒動は続いていることが示されます。主人公坂崎磐音の父・坂崎正睦が蟄居閉門の憂き目にあい、許嫁は生活のために店勤めに出ることになっている、という具合です。
第2章「幽暗大井ヶ原」では、今津屋の奉公人の大黒柱である老分の由藏の危難を救い、磐音の評判は花マル急上昇。大店のスポンサーがついて、生活苦も当面解消のようです。このあたり、『用心棒日月抄』とはだいぶ違い、固定スポンサーになっています。作者の生活安定志向のあらわれでしょうか。
第3章「宵待北州吉原」のエピソードは、もしかすると今後の磐音と吉原の縁の始まりでしょうか。
第4章「潜入豊後関前」では、磐音が早足の仁助とともに豊後関前藩に潜入し、旧主実高と会い、悪家老一派と対決するために働きます。
第5章「恩讎御番ノ辻」。ついに蟄居中の父と再会し、悪家老一派の隠し借金の策謀を説明、目付の中居半蔵とはかり、粛正を断行します。しかし、許嫁の奈緒は身売りが決り、遊里に去った後でした。

スピーディな展開は、まるでファンタジーの世界です。もしかすると、中高年御用達の時代劇版ハリー・ポッターかもしれません。そんなふうに割り切って、面白く読みました。
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音楽CD収集を登山にたとえて

2008年10月09日 06時37分56秒 | クラシック音楽
音楽CDが安価に購入できるようになり、未聴のCDの山がうず高く積み重なるさまを、どなたが言い出したのか、「ミチョランマ」と称するのだとか。未聴の山=チョモランマにかけた、ユーモアあふれる呼称です。そのように、音楽CD収集を登山にたとえるのであれば、当方も若い頃に山歩きを好んだ時代(*)がありましたので、少々回雇的な戯れ言を。

私の山歩きは、学生時代にはもっぱら東北の山ばかりで、八幡平や裏岩手まで足をのばした時以外は、月山、船形山、大東岳、北面白山などの展望の良い尾根歩きの風景を好んでおりました。廉価盤を中心に、好きな音楽のLPレコードを一枚ずつ集めていた頃は、登山にたとえれば、さしずめ東北の尾根歩きのようなものでしょう。

大学を卒業して関東に就職したのをきっかけに、雲取山、金峰山、八ヶ岳から北アルプスの蝶ヶ岳、穂高岳などにも足を伸ばし、ついには岩登りの真似事で剣岳に挑むようになりました。この頃は、独身貴族の気楽さから、レギュラープライスのLPも購入できるようになり、何人か、特定の演奏家の録音を少しずつ体系的に集めるようになりました。読響や日フィルなどの演奏会などにも出向き、何ごとにも挑戦の時代です。

ただし、剣岳での訓練中にスリップし、ザイルに宙吊りになってからは、結婚、長女の誕生、退職と郷里へのUターンなどが続き、山登りからは疎遠になりました。今は平地や里山の散歩程度の日々です。ヒマラヤの高峰への憧れもアルプスの岩峰への憧憬もありません。音楽CDの収集も同様に、ネットを駆使して完璧に集めようというコレクター意識は薄く、身近なCDショップや出先で偶然に出会った音楽CDを丹念に繰り返し聴くことが中心です。したがって当方に未聴の山=ミチョランマが生じるはずもなく、里山の四季を楽しむように、好きな音楽のCDを何度も繰り返して聴いております。未聴の山を克服しようなどとは思わず、ゆったりとした低山歩きのような音楽CD収集を心がけております(^_^)/

(*):若い日の登山と音楽
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来年の手帳のこと

2008年10月08日 06時15分56秒 | 手帳文具書斎
いつも楽しみにしている"BUN2"ですが、10月は「今から選ぶ2009年手帳」が特集でした。そういえば、書店にもそろそろ来年の手帳が並び始めています。もう今年も残り三カ月を切りましたので、陸上競技に例えて言えば、第三コーナーを回ったところでしょうか。

当方は、数年前に薄型のシステム手帳に復帰し、便利に使っております。リフィルの構成は次の通り。

(1)ハード紙 仕切りを兼ねて、当座の付箋を貼っておく。
(2)パーソナルデータ集 住所・氏名・家族構成と生年月日、車両登録番号、主な履歴事項など。
(3)瀕用住所宛名 電話番号は携帯に入れ、こちらは郵送時にしばしば使用する宛名など。
(4)今年と来年のカレンダー
(5)年間計画一覧表
(6)月次目標一覧
(7)ダイアリー 見開き1ヶ月のマンスリー・タイプを1年分。
(8)年齢早見表
(9)デイリー・プラン 特別にスケジュールが混み合っているとき。30分単位で管理用に数枚。
(10)読書記録 読了日付、著者名、書名、出版社名。2年分。
(11)Shopping 当面の買い物リスト。普通の罫線メモ用紙を転用。
(12)メモ 罫線メモ用紙に、時系列に記入していく。行頭を□から始め、終了するごとにチェックを入れていく。用件が完了したら別途バインダーに時系列に保存。
(13)歌詞カード "Stein Song"等、主として祝い事のために景気のいい歌詞を集めておく。
(14)山形交響楽団演奏会予定 年間予定と主な曲目などの一覧。
(15)ハード紙 仕切り用。予備の50円切手や80円切手などを貼っておく。

この構成は、しばらく変わっておりませんで、ほぼ定番となっています。来年の手帳で変わりうる箇所と言えば、ダイアリーが月間タイプか週間タイプか、一ヶ月見開きかブロック・タイプかバーチカル・タイプか、というくらいでしょう。自在に変えられるようでいて案外変わりにくい、こういう保守性が、システム手帳の特徴でもあります。
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双子の赤ちゃんを見に行く

2008年10月07日 06時28分49秒 | Weblog
以前、結婚前に相談に乗り、先ごろ双子の赤ちゃんが生まれた若夫婦(*)のところへ、お祝いがてら赤ちゃんを見に行ってきました。石山太柏回雇展の帰りに、若夫婦の実家にまわり、ご両親にもご挨拶。若いママは少々寝不足気味でくたびれておりましたが、表情は幸せそうです。そっくりの顔をして、おんなじ方向を向いて寝ている双子の赤ちゃんの様子は、なんともユーモラスです。赤ちゃん二人分にはおっぱいが足りないようなので、今晩から母乳とミルクを併用するつもりだ、と若いママが話していましたが、急にしっかりしてきたように感じるのは、やはり命を削って母親になるからでしょうか。ご両親は、ようやくジジババになりましたと言いながら、満足そうです。
幸せな人の中にいると、こちらも幸せな気分になります。双子の赤ちゃんの未来が、幸せなものでありますように。

(*):いつぞやの若夫婦に双子の赤ちゃん誕生
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Linux上でMS-Worksを動かすことに挑戦したものの

2008年10月06日 05時22分37秒 | コンピュータ
新調した自宅用パソコン(hp s3450jp/CT)は、たいへん快調です。懸念した音楽再生時のノイズも意外なほど少なく、接続したパソコン用小型スピーカの音量を上げても、充分に楽しむことができます。
また、電源を入れてから通常のログインを経てブラウザを立ち上げ、ホームページに指定した Google の検索画面が表示されるまでの時間は、

Ubuntu-Linux 1分43秒
WindowsXP(SP3) 2分12秒

と、ずいぶん違いがあります。これは、WindowsXP+ノートン・アンチウィルス+MS-OfficeXPの常駐という違いがありますが、動作のキビキビ感は断然 Linux のほうに分があります。

では、その使いやすい Linux 環境で、Windows3.1 時代から蓄積してきた私的なデータを、MS-Works で扱うことはできないものだろうか。今月の日経Linux 誌では、Linux で Windows アプリを動かす、という特集を組んでいます。これをもとに、Ubuntu-Linux 8.0.4 LTS 上で MS-Works を動かすことができるかどうか、試してみました。

まずは vmware server2 から。ダウンロード・ページを開き、所定の事項を書き込んで登録をしましたが、ダウンロードはできるものの、最新の Firefox3 ではシリアルナンバーが表示されず、メールで届いたレジストレーションのリンク・ページも、最新の Firefox には対応できていないようです。結局、ダウンロードはできたものの、シリアルナンバーの入力ができず、インストールはできませんでした。残念!

それでは、というわけで、Wine1.0 を導入してみました。こちらは、Windows98モードで MS-WORKS99 をインストールしようとしましたが、setup.exe の動作が完了しません。WORKS2001 に至っては、アンインストールもできませんでした。では、最新の Wine1.1.2 ではどうかと、ソースをダウンロードして組み込んでみましたがやはりダメ。うまくいきません。残念ながら、Linux 上で MS-Works を動かすというのは、無理っぽいですね。
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中山町岡の柏倉家に石山太柏展を見に行く

2008年10月05日 06時48分11秒 | 散歩外出ドライブ
連休の土曜日、地元紙の山形新聞に掲載されていた記事をもとに、中山町岡の柏倉家に、日本画の石山太柏展を見にでかけました。家内と一緒に出かけるのは久々のような気がします。国道112号から西に折れ、柏倉九左衛門家を目指します。駐車場に車を止め、ハス田の中の木道を通り、大庄屋・柏倉九左衛門家の長屋門で受付を済ませます。この土日は、石山太柏展のため、お茶席券も含めて一人1500円でした。


木道から見た柏倉九左衛門家の長屋門です。


柏倉家住宅の解説です。


柏倉九左衛門家から東側、村山盆地を眺める庭の景観です。


同家の西側、山を借景にした庭園の一部です。全景はとてもカメラに収まりません。

石山太柏は、大正~昭和期の日本画家だそうです。北村山郡小田島村に生まれ、小学校時代から画才を認められていたそうです。村の地主であった石垣吉蔵家の奥方が、中山町岡の柏倉宗右衛門家から嫁いでいた関係で、同じ柏倉一族の当主で日本画や人形をよくした柏倉雪章(本県の考古学の重鎮であった故柏倉亮吉氏の義父)に紹介、内弟子として師事することになったそうな。まだ10代の頃の絵も展示されていましたが、当時の画風はまだ師匠を手本としながらも、稚さを残すものでした。それがぐんぐんと上手になり、やがて師の雪章には教えることがなくなってしまいます。そこで、柏倉家の後援を受けながら東京に出て、雪章の師である玉章を介してなのでしょうか、寺崎広業に師事することになります。大正時代初期には、まさに大正デモクラシーの、ハイカラな空気が強かったのでしょうか、明らかに洋画の影響を思わせる作品もありました。

やがて、院展で何度も入選するなど、中央画壇にて認められるようになります。石山太柏後援会という組織の設立趣意書などもありましたが、発起人には作家の有島武郎などの名前もあり、会員には雪害対策に活躍した代議士の松岡俊三や、絵の勉強ができる発端となった石垣吉蔵家の一族の石垣倉治などの名前もあり、時代の雰囲気がうかがえます。


柏倉九左衛門家を後に、柏倉宗右衛門家を訪ねます。石畳の道が、風情があります。


いわゆる新屋敷、柏倉宗右衛門家に入る道です。


入口の受付では、酸漿が目を引きます。


石山太柏画伯が内弟子として修行した柏倉雪章さんの家です。こちらは個人の家ですので、公開されておりません。

いつもは公開されていない、柏倉九左衛門家の前蔵を見学し、柏倉宗右衛門家で、茶人でもあった太柏の手になる床の間や襖絵を眺め、お抹茶をいただきながら、久々にゆっくりとした心豊かな気分に浸ることができました。
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新調したパソコンのその後

2008年10月04日 05時45分22秒 | コンピュータ
金曜の夜、遅くなって自宅に戻り、早々と就寝。週末にもかかわらず、早朝から妻の携帯に無粋なメール着信音が鳴り、目を覚ましてしまいました。仕方がないので、暗いうちに置きだし、コーヒーをいれてパソコンの電源を入れました。



先ごろ新調した hp の s3450jp/CT ですが、電源を入れてメールやウェブ閲覧ができるようになるまでの時間が短く感じます。主に使っているのは Ubuntu-Linux ですが、Windows の場合は電源を入れて画面が表示されて、いかにも「もう使えます」みたいな状態になっても、実はまだ裏で様々なプロセスが起動続行中。なかなか完了しません。それはオフィスソフトの常駐であったりウィルス対策ソフトのデータ更新であったり様々ですが、とにかく OS が起動してメールチェックや定例ウェブ閲覧ができるようになるまでの時間が長い!見た目どおりに起動完了ではないのです。

Linux だと、カーネルが起動し各種プロセスが走り出すと、あとはすぐに作業を受け付けることができる状態になっています。見た目どおりです。ウィルス対策ソフトなど、余計な常駐がないのも大きな要因ですが、精神衛生上、たいへんよろしいです。自宅で通常すること=メールのチェックやウェブ閲覧などは、ブラウザの Firefox やメーラ兼スケジュール管理ツールの Evolution で用が足りますし、プライベートなデジカメ写真などの画像編集も Gimp で充分に間に合います。ちょっとした表集計などは OpenOffice.org の calc でできますし、それ以上の何が必要なのだ、という感じでしょうか。しいてあげれば、Microsoft Works のようなコンパクトで使いやすいデータベースがあるといいなぁと思いますが、残念ながら、こちらは Windows の方でも事実上見捨てられているようです。それなら、Linux 上で MS-Works99 あたりを使えるようにできないかということで、vmware などの仮想マシンや Windows エミュレーションができる Wine などに関心あり、というわけです。

日経Linux 誌の今月号が、ちょうどこの Linux 上で Windows アプリを動かす特集になっているそうな。久々にコンピュータ雑誌を購入するために、行きつけの書店に顔を出してみましょう。
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音楽を聴きながら夜の散歩

2008年10月03日 05時34分30秒 | 散歩外出ドライブ
ここしばらく、デスクワークが続いており、一日の歩数が3000歩程度にとどまってしまっています。これではならじと、夕食後の腹ごなしをかねて、夜の散歩に出ました。不粋な中年ウォーキングのお供は、愛用の携帯型CDプレーヤーです。何を聴こうかなと迷いましたが、せめて気分は明るく晴れ晴れと、若々しいベートーヴェンのピアノ協奏曲第2番を選曲。もう出だしから足元が軽く感じます。気温はだいぶ下がっておりますが、うっすら汗ばむ程度で止め、軽く6500歩ほどで戻りました。お風呂がわくまでの間に、明朝のお米をといでおきましょう。

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地震災害に強いPHS

2008年10月02日 07時10分11秒 | Weblog
大きな地震では、携帯電話は通話規制がかかり、使えなくなることが多いのですが、PHS の場合は、地震で通話規制をかけたことがない(*)のだそうです。これにはびっくり!
読売オンラインの記事によれば、
(1) 基地局の絶対数が多く、回線に余裕がある。
(2) 契約者数がそれほど多くないので、安否確認が殺到しにくい。
などが理由とのことです。
ちょっと田舎に入ると圏外になることが多く、むしろ災害に弱いのかな、と思っておりましたが、PHS 大国である中国の四川省大地震でも、PHS が地震に強いことが報道されており、PHS が地震災害に強いのは事実のようです。

単なる惰性で、2001年からずっと使っている PHS、先の岩手宮城内陸地震でも、連絡確認に使うことができました。「まだ使っているの?」とバカにされながら、意外なところで優位性を知り、驚いています。

(*):地震災害に強いPHS~読売オンラインより
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