志情(しなさき)の海へ

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昨日はあんなに元気な音楽会を披露していたタイワンクツワムシは深夜0時半に菜園に行ったら、もう何も聞こえない!

2023-02-20 01:27:09 | 日々の記録・備忘録
  (ヤンバル紫陽花が咲き始めています。なんとホタルです。夜に光を放つ蛍❣️)
2月19日がタイワンクツワムシの最期の日だったのだろうか。越冬して次の世代にバトンタッチして儚くなったのかもしれないですね。命は循環していきます。小さな菜園の空間で懸命に奏でていた合奏、羽を激しくこすり合わせて奏でるので、鳴くというより合奏だとも言えます。羽と羽をこすり合わせて演唱するような、演奏にも思えるのだが、昆虫の専門家はどう見ているのだろうか。やはり「鳴く」だろうか。
 小鳥たちは口を開いて鳴きます。喉の奥から歌声が響いてきます。しかし昆虫は、喉の奥から声が出てくるわけではありません。小鳥たちは「呼気で鳴管(発声器官/人の咽頭のような物)にある振動膜が振動することで発声が行われる」と紹介されています。鳴管筋が発達しているほど複雑な発声ができるとのこと~。美しい鳴き声は、小鳥たちの発声器官が優れているということになるのですね。
 昆虫でもセミとクツワムシなどのバッタ類とはまた異なります。バッタ類よりセミは、より進化しているということになるのですね。

「セミ類発音器は腹部にある発振膜と鳴筋と共鳴室からなります。 鳴く時は鳴筋がちぢみ、発振膜が中へ引っぱられ音が出ます。 続いて鳴筋が元にもどり、発振膜がまた元にもどり弱い音が出て、これを繰り返すことによって連続的に音が出、共鳴室で拡大されてセミの鳴き声になります。」
 しかし小鳥のように喉がない。腹部で鳴くのですね。口がないわけではなく管が腹部にあり、それを木に突き刺して樹液を吸うと、1週間どころか3週間も生きると説明があり、驚きました。セミは地上に出て1週間で死に絶えると思い込んでいました。なるほどです。
 さてタイワンクツワムシは、クツワムシと同類のキリギリス科で、 
:動物界 Animalia
:節足動物門 Arthropoda
:昆虫綱 Insecta
:バッタ目(直翅目) Orthoptera
亜目:キリギリス亜目(剣弁亜目) Ensifera
:キリギリス科 Tettigoniidae
亜科:クツワムシ亜科 Mecopodinae
:Mecopoda
:クツワムシ M. nipponensis
クツワムシより長生きで亜熱帯や熱帯に生きているとウキピディアに紹介されています。タイワンクツワムシなどは口があり、実際に植物の葉などをかじっているのですね。セミのように樹液を吸うわけではありません。食べるのです。ほとんどクズの葉しか食べないので害虫ではないようです。面白いのは「騒音の苦手な人には鳴き声が問題かもしれません」と説明があります。にんまりしてしまいます。タイワンクツワムシは甲高く鳴くからです。まぁ合奏するからです。「しかし、近年は環境悪化で生息地減っていますので珍虫の部類です。」ともウィキピディアに書かれています。
 害虫ではないという事は良かったです。
何しろ夜の音楽会は迫力があるので、意識を覚醒してくれます。
昨日が最期だったのだろうか?
今日の夜にまた耳を澄ましてみます。

19日は夜の7時半から0時近くまでずっと存在感がすごい役者と話し込んでいたので帰って菜園に足を踏み入れたのは0時半頃でした。その前に鳴いていたのか(合奏していたのか)確認できていないからです。 
 今夜、君はまた夜の音楽会を繰り広げるのだろうか?それとも?

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