
県立芸大のこのしまくとぅば推進プロジェクトの広報をこのブログで紹介しますが、「しまくとぅば」の推称に違和感を持っています。ウチナーグチによるウチナー芝居ですからー。組踊についてユネスコは琉球古語と紹介していますね。芸大の波照間先生は授業の紹介に「首里方言」と紹介しています。首里語ですね。王府時代の作品がメインですから、王府時代の言語ですね。琉球語であり首里語だと考えるのですがー。沖縄芝居は首里・那覇語を中心とする芝居口調(クーチョウ)ですね。
沖縄ナショナリズムやアイデンティティの色が薄められるのですね。島(地域)の言語は世界いたるところにあります。沖縄の個性や独自性がそのネーミングに象徴されていない、と考えます。
なぜネーミングをそのようにしたのか、琉球諸語(沖縄諸語)の多様性ですが、中央言語の首里・那覇語がドミナントであることへの忌避感情を持っている言語学者が首里・那覇語は言語帝国主義で八重山や宮古、与那国などの言語を支配するというコンセプトを持ってきたのですね。
沖縄ナショナリズムの造成は戦後だと言えるでしょうか?戦後になってはじめてチャンプルーの沖縄(人)意識ができたのかもしれませんね。近代66年間の差別構造は王府時代のシステムか慣習を温存させていたのですね。現在に続く痕跡が残っています。(続く)