
カラシナの種をたくさん蒔いたが、日光が遮られていたせいか、あるいは、土が悪かったのか、上手く成長しなかった。ニガウリの棚の下、前に白い人参が白い素敵な花を咲いて見せた土壌で、カラシナはどこでも大きく育つと思いこんでいた。
種が密集してはダメで、やはりきちんと手入れをしないと応えてはくれない。おまけに、カタツムリの餌場になってしまって、収穫できて料理したのは、ほんのわずかだった。
この写真のカラシナは小さな菜園の端で、なぜか大きく成長した。菜の花のような黄色い花だ。
去年はキャベツやブロッコリーを植えたせいでモンシロチョウが絶え間なくやってきたが、最近またチョウはやってくるようになった。
菜園は、どんどん変化していく。春菊にニガウリの苗、ヘチマの苗、そしてコリアンダーに、芋の葉っぱが広がっている。芋の収穫が楽しみだが、実はサツマイモの事もよく知っていない。調べなければ分からない。
小さい頃は、祖母の家では大きなシンメー鍋に沢山の芋が蒸されていた。直に育てた麦や米、野菜があった。屋取(ヤードゥイ)の元気な年寄りが10人ほど住んでいる集落だった。