
【人影のない朝の静けさ、君が常に目をひきつける】
明け方の空が久しぶりにピンクに染まり、池からは蛙の合唱が聞こえてきた。そのせわしいガーガー、げーげーの中から「--ひょろろ。ぴーひょろろ」とかすかに聞こえてきた鳴き声。たしかにあれは『赤ショービン』でまだこの池の周囲に生息しているのだ。
朝の音楽はやがて6時を過ぎるとクマゼミたちの大合唱になる。けたましく夏を支配する蝉時雨に、いつもああ負けていると思ってしまう。
彼らもお昼のひと時はぴたっと鳴かなくなる。朝のケタマシイ合唱がまったく静寂に陥るとき、不思議な思いがした。生き物たちの生のリズム、音楽のリズムがある。この世界は無数の生き物たちのコーラスで成り立っている。
「ぴーひょろろ」、蝉時雨の中から聞こえてきた君のあなたの鳴き声、目を閉じて朝のコーラスに耳を傾けるひと時の至福、このモメントを共有したい。赤ショービンが生息している池の周りの無数の命の世界。
キャンパスの庭では磯ヒヨドリがひっそりと朝の食事のひと時を過ごしていた。
久しぶりの東の空のピンク色、一日が開いていく。 あの木々の茂みの背後から聞こえてきた『ピーヒョロロ』
絶えず芝刈り機で刈り取られる雑草たち、そこにも命のサイクルがー。 静かに明ける朝。 雲と光の彩りにしばしため息をつく。
空は一つで一つではない光景! 何時の世も人々は空を眺めてきた悠久の時、宇宙の永遠を思う。 君はいつでもキャンパスの主だよ!
転載です!「琉球赤ショゥビンを打ち込めば登場します!」謝!赤ショゥビンを身近で見たことがありません。白鷺は小さい頃から身近にいたのですが、カワセミもいたようです。でもアカショウビンは川沿いの家に住んでいたときもあまり見かけなかったですね。子供の頃はあまり意識していなかったのかもしれません。