
(幸せな家猫さん?)
時に太宰治作品「駈込み訴へ」を一人で演じきった。時にカフェーの舞台で裸になった《舞踏の影響?》。時に激しく国立劇場小劇場を所狭しと走りまわった。そして彼は生活に押しつぶされることなく、常にきらきらした眼で舞台に立ち続けてきた。商業主義に押し流されることなく!
深夜「弱法師」を観たあの印象が強くて、ブログに色々書いていて、久しぶりにお能バージョンを反芻し、ネット上の批評や解釈も読んでいた。
昨今、この間無視していた主婦業と介護、家の内外の掃除、断捨離、草木との格闘で、頭が空っぽになっていたせいか、きらきらと全身が眼のように輝く福永の演技に、圧倒されていた。学生の頃から観てきた福永の演技、彼は変わらず、しかし変身してきたのだ。
ちねんせいしんの「人類館」の調教師を福永が演じたら、とてつもない舞台になるだろう‼️上里和美の「さよなら人類館」の主演と演出を、こちらでプロデュースするからと、声をかけたままだ。
タイミングよく実現させたい。
深夜書いた言葉が降っとんでしまって、しばらく唖然とした今日は、その後何も書く気力がなくなり、大事な書類作成にも向きえない。
しかし、ラインから瑞々しい「わが街の小劇場」と仲間たちについてのエッセイ風の文章がやって来た。そこで再びブログに向き合っている。
甘い表街道の密を蹴散らすほどのより甘美な毒のある純粋さと真摯な肝心の結晶を、野良猫の、アウトローの一途さ、哀しさ、暖かさ、君は素敵すぎる‼️
沖縄で、役者の演技に魅了されたのは真喜志康忠さんがベストで、現代劇では、福永武史の他は、数えるほどしかいない❗️
梁山泊のような「わが街ー」と、同じく眼がキラキラした感性の鋭い方は、言葉を送って来た‼️
確かにアウトサイダーで路地裏の匂いを全身に受け止めている福永と仲間たちなんだ❗️
演劇の渦がそこに‼️
わが街の小さな劇場は、小さい渦を幾つも巻き続けてほしい。そこが磁場となって大きな渦になり、それは時空を越えていく❗️