ぶろぐ猫の目

笑う門には福来る・・
実験中

我輩は猫である

2009-01-06 19:07:10 | 読んだ本の紹介
我輩は猫である


言わずと知れた夏目漱石の代表作
むかし、中学のころ一回読んだことがあるんですが
そんときは
ちんぷんかんぷんでした

今回、縁あって読むことになったんですが
これがまた・・

おもしろい

こんな下世話な小説
中学生には理解できないですよね

明治の時代
神経質で胃炎もちの苦沙弥先生の家を舞台に
悪友迷亭や教え子の寒月が
くっだらない話をするだけの物語


今でならうつ病とまではいかないまでも
完全な適応障害ぎみな苦沙弥先生が
家に閉じこもりあーでもないこーでもない言うだけ

迷亭はわけのわからんことばかり言い
周りを煙に巻く

町内の金持ち実業家金田に反感をもって
その嫁の容姿(鼻がでかい)を馬鹿にして
鼻子とよび笑い物にする
その娘が苦沙弥の教え子にほれており(?)
心配する親心をまた馬鹿にするしまつ
おかげで、金田の怒りを買い
金田にそそのかされた、隣の中学生にからかわれて、
非常に憤激する


泥棒に入られて、なにから何まで盗まれたり

なんだか隣の山田君を読んでるようです

主人公の
猫は可愛がられるわけでもなく
のほほんと自由気ままに苦沙弥家を我が家として
寒ければひざに乗り、暑ければ縁側で昼寝をする
死なない程度の餌がもらえて
お礼にネズミを取ろうとしてネズミの逆襲に遭う




でも最後の場面は・・・・




明治時代の話なのに
なぜか新しいんだよなあ
不思議だな

人間の本質って今も昔も変わんないんですよね


まあ、ためしに読んで見てください。
コメント
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