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冷たい方程式

2025-01-29 14:07:29 | どうでもいい話

面白い話がありました



冷たい方程式



『冷たい方程式』(つめたいほうていしき、原題 The Cold Equations)は、

トム・ゴドウィンによって書かれたSF小説史上もっとも注目に値する作品のひとつと見なされている



あらすじ

惑星・ウォードンを調査していたグループの1つで、致死性の疫病が発生した。



ウォードンに血清を届ける小型宇宙船には、燃料も酸素も最小限しか積まれていない。

発進後、パイロットは船内に隠れていた密航者を発見する。

規則に従うならば、密航者はエアロックから真空の船外へ放棄しなければならない。

しかし、ウォードンで調査の任に携わっている兄(疫病には罹患していない)に会うために

密航したその18歳少女は、罰金程度で済むと思っていた。



パイロットは、燃料が最小限しか積まれていないためにこのままでは安全に着陸できないばかりでなく、

血清を待つ6人の命までも死に至らしめることになることを少女に説明する。

パイロットが少女の放棄を遅らせるために最善を尽くす間、彼女は両親とウォードンにいる兄へ手紙を書き、

兄と無線で会話を交わす。

無線が途切れた後、少女は自らエアロックの中へ入る。



とまあこんな感じ

いろいろなSF作品の基礎になっている作品だそうです



結論が悲観的すぎるという批評や、もっとやり方があるだろうという批判

そもそも密航者が入れる構造がおかしいという難癖

いろいろありますが



この小説をわれらが筒井康隆氏がパロッた、「タヌキの方程式」っていう短編が面白い



定期航路の宇宙船の中でパイロットが1人で運行させていた

積み荷の1つに、生きたタヌキが含まれていた

そのタヌキが檻を破って脱走します。

タヌキは見つからず

パイロットがみつけたのは、女の密航者

1人分の酸素しかないし、食料もないとか女を脅し

一発やらせろとか言っていつものドタバタ

結局、スリープ状態で自動運転をすれば、2人でもなんとか

食料も酸素ももちそうだとなる

そして、パイロットがスリープ機械のボタンをおして

意識が薄れていく中で目に入ったのが

タヌキの姿でした。

そしてタヌキが飢えており雑食であったことを思い出して・・・



という結末

なかなか面白い



しかし、最初に書いた冷たい方程式に似たような話で

トロッコの問題もありましたね



線路を走っていたトロッコが制御不能になり、前方で作業中の5人が轢き殺される危険がある

あなたは線路の分岐器のすぐ側にいる

分岐器を作動させればトロッコは別の軌道に入るが、その先にも1人の作業員がいる

この場合、あなたはレバーを引いてトロッコを別の軌道に導くか、

何もせず傍観者となるか、どちらの判断をしますか。

1人を犠牲にして大勢を助けるか?

なすがままにするか?

1人を犠牲にすれば殺人罪だが5人は助かる

傍観者になれば、罪に問われないが5人は死ぬ

なかなか難しい問題ですね



あなたはどっち?








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