今日も元気で頑張るニャン

家族になった保護猫たちの日常を綴りながら、ノラ猫たちとの共存を模索するブログです。

シャッポ、また箔をつける

2016年12月10日 | シャッポ
4日ほど前の非番の日、朝一番に店からの連絡で「シャッポの顔が傷だらけ。」
どうやら喧嘩の跡らしい。
もともとやーさん顔のシャッポ、また"勲章"を増やしたようだった。

翌日対面したときの無残な顔、まあ、とりあえず消毒はしましたが。
傷は間一髪左目をかすめていたけど、大事なくてよかったよかった。
そして本人の回復力もたいしたもんで、昨日の状態がこんな感じです。

      
          鼻に古傷、目元に新傷のシャッポ


喧嘩の相手として一番に疑われるのはダイフク。
相変わらずたびたび夜になるとやって来ます。
ただ、最近はスタッフの感情も変わってきて、「うーん、本当にダイフクかなぁ」

今は、ダイフクが来たときは必ず人がいるときだけ食事を出しています。
ダイフクも、人がいなければメシ食えないとわかってきたとか。
しかもシャッポに対する戦闘意欲はあまり感じられないらしい。

一方シャッポは、ダイフクをうまく避けているようです。
たまに鉢合わせすると固まって動けなくなる?
しかしそんなときでも、ダイフクから仕掛けることはないそうだ。

      
        ダイフクが来て事務所に避難させたシャッポ
        バックにスタッフがいると心強いのか低く唸る
         (遠くの柱の向こうでダイフクが食事中)

いろいろ調べてみると、シャッポとダイフクの間では既に序列がついているので、よほどのことがない限り喧嘩にはならないらしい。  と、いうことは、シャッポは誰と喧嘩したんだろう?


今のシャッポは自由で、ご飯と暖かい寝床付き。人間社会的にも苦情の出難い環境なので、生活は安定しているのかもしれません。それでも、やはり危険はつきものなんですね。

ということで、お泊り訓練は相変わらず続けています。
先日は事務所の中に愛用の寝床を準備することで、最長2時間の単独お泊りを達成しました。

      
              人が来るまでは爆睡してた?


ここまできたらもう、ダイフクも仲間に引き込むしかないだろう。
シャッポのお泊り訓練にダイフクの地域猫作戦、店でのプログラムがまた増えました。


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テツへの願い

2016年12月09日 | (故)テツ 
やあテツ、久しぶりだね
そっちの世界では元気にしてるかな


闘病生活の晩年、まどろむテツ

そもそもこのブログ
お前が主人公のはずだった
でもお前のアルバムは止まったまま
ニャーたちの写真がどんどん増えるのに
寂しい限りだよ

テツよ
もうあれから2ヶ月を過ぎた
だからこうして話をしながら
そろそろお前のことを綴ろうと思う
そしてお互い、前を向いて進まないとな

ところで今日は
お前にちょっとした頼みがある
だいたいわかるだろ
そう、おかあさんのことだ
お前の忘れ形見みたいなもんだからな


テツ大好きだったおかあさんを見守るテツ(再掲)

おかあさんは
今でもお前を探しているよ
そんな彼女を
これ以上放っておくわけにはいかない
わが家にお迎えしようと思ってる

でもなあ、ひょんなことから
ニャーが先に家に来ちゃった
そのせいかおかあさん
家に入ろうとしなくなった

だから、お前の力でなんとか
おかあさんを勇気付けてやってほしい
お前ならお安い御用だろ

頼んだぞ、テツ
お前に夢中だったおかあさんを
必ず幸せにしようじゃないか









「ああ、心配無用だ。ぐずぐずするな」


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ノラの本懐

2016年12月07日 | 猫と暮らし猫を知る
もし自分がノラだったら、と考えようとして直ぐに諦めた。人間である自分にはどう考えたって、人間の答えしか出ないから。ノラの立場になんてなれるわけがないんです。

そもそもノラたち自身だって考えて決めているわけじゃない。野生の本能に従っているだけだ。
では、野生の本能って何なんだろう。種族保存のためならその身を捨てることも辞さない、敢えて困難な道を選ぶことも辞さない、種族と一括りに言ってしまえばそうかもしれないが、個々の命にとって、何と過酷なことだろうか。

かつて店で、スタッフに見守られながら暮らしていた僚友ニャーとシャッポ。
ちょっとした仲違い(かもしれなかった)から袂を分かち、今では家での生活に慣れてきたニャーと外での生活に固執するシャッポ。この二匹の命運を分けたのは言うまでもなく我々人間だけど、彼等自身の「本能」に対する忠誠心(?)の強さでもあるような気がするのです。

彼らの判断基準は、危険がどうのとかどっちが幸せだとか、そういうことじゃないのだ。ノラの平均寿命が3年で家猫になれば5倍の15年、だがシャッポにとってそんなこと知ったこっちゃないらしい。

改めて問う。
野生の本能とは何か。

ノラが家猫になるということは、そのDNAにインプットされた野生の本能に逆らうことです。人間は、ノラたちに自分の価値観を強要するだけでなく、去勢や避妊手術をして彼等を別の個体に変えてしまう。 何と怖れを知らぬ生物の王者かな。

それでも、それがノラのためと信じることができれば、自分もそうするだろう。
ただ、「ノラたち」と一括りにしてはいけない。
我々が向き合うのは、あくまでも「個々の命」でなければならない。

それが今、自分が出しつつある結論です。

      
            ニャーは野生を捨てたわけじゃない
        本能に逆らって家生活に順応することを強いられているだけ
           でも順応できるのならそれも立派な生き様だ

      
               家生活を強く拒絶するシャッポ
       自由だが不都合なことも多く、気ままで満たされているわけではない

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親交を深めろpartⅡ ~おかあさんの巻~

2016年12月06日 | (故)みう(おかあさん)
おかあさんを平和的にお迎えするための準備を進めています。
program① おかあさんとニャーを仲良くさせる
program② おかあさんが家の中でビビらないようにする

シャッポもそうですが、ノラというのはどうにも閉じられた空間がダメなんですね。本能という神のように絶対的なものに命じられた危険回避の行動なので、本人としても如何ともし難いのでしょう。

でもそこを曲げて安全だと判断してもらうわけだから、ストレスフリーな方法なんてあるのかしらん、とは思います。 まあ普通の人なら、ひょいひょいっとやっちゃうことなんだろうけど。

さて、おかあさんとのスキンシップは相変わらず絶好調。

      
         おーい、おかあさん、何してんの?

      
    例によってゴロンゴロン(甘える仕草)の最中でした
   「最近はこの時間が待ち遠しくなっちゃったんだニャン」

でもおかあさん、ニャーには随分気を遣っています。
先日のニャーの外探検のとき、初めはニャーに近づこうとしたけど、ニャーの雰囲気を察したのか距離を置いて見守ることにしたのです。

      
          ここならニャーも大丈夫だニャン

      
        うーん、でも遠すぎてよく見えないニャン

ニャーが寝床に近づいたときは、緊張気味のおかあさん。
でも喧嘩腰になることもなく、落ち着いて立派な態度でした。 ニャーも何か、もそっとした感じでとくに喧嘩腰でもなく、一応大丈夫そうな感じ。

      
      まさかあの図体で、入って来られたら困るニャン

まあ、おかあさんの大事な寝床で何か勃発したらまずいので、ここはニャーが近づき過ぎないよう、また円満に離れるよう、リードを使って調整しました。

おかあさん、今度はまた家の中で遊ぼうね。

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親交を深めろ partⅡ ~ニャーの巻~

2016年12月05日 | ニャー
ニャーの家周り探検。
とにかくこれをしたくて仕方ないようなので、仕事のない日は必ず付き合ってます。

      
        ニャーが探検を始めると寄って来るおかあさん
             (向こうの門柱の陰)

外に出るとまだまだへっぴり腰の歩き方。前の通りを車が通ったり人が通ったりしただけでビビりまくり。 初めの頃はビビると慌てふためくので要注意だったが、今では一目散に玄関へ。(入れてくれー!) それにしても、店時代は人と車の間を縫うように生活していたニャーが、変われば変わったもんです。

ところで、おかあさんとの関係は相変わらずダメ。家の中からだと威嚇しようとしますが、そこは気の弱いニャーのこと、外に出るとおかあさんの方が一枚上手。 しかし上の写真からもわかるように、今の二匹の関係はまだまだ遠いようです。

この日の探検は家裏にも回ってお母さんの寝床へ。
おかあさん、先回りして寝床に入ってました。

      
           ニャー:ん? なんだなんだ?
        おかあさん:なんだなんだ(箱から顔半分出してます)

しばし見合った後、今度は反対方向から回って再び・・。

      
            (おかあさんは箱の中)

この後ニャーがちょっと強気になりかけたので、この日の探検は打ち切りました。

もともとは鼻ツンツンまでしたことのあるこの二匹。
自分たちの意思で仲良くなるまであと一息です。

      
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