今日は、朝から小雨が降り、空も雲
に大部分が覆(おお)われていました。 午後から多少小雨が上がりましたが、小寒い一日でした。
さて、今日は、ここ松代から 30 分くらいで行きます、須坂の「田中本家」のご紹介をしたいと思います。 ここは、豪商の館 と云われていますように、江戸中期( 1733 年)から穀物、菜種油、酒造業などの商売を始め、代々「須坂藩」の御用達を勤めていたようです。
その後には、名字帯刀を許されるようになり、大地主へと成長。また、幕末には士分として、須坂藩の財政に係わり、北信濃屈指の豪商となっていったようです。 ここの屋敷は、約 100 メートル四方を 20 の土蔵が取り囲んむ広大な敷地で単純計算でも 3,000 坪以上と思われます。
そして、この土蔵の一部は博物館になっていて、江戸時代から昭和までの田中家代々生活用品の衣装・漆器・陶磁器・玩具・文書‥‥等々が展示されています。 また、この展示品が良好な状態で保管され、その質も良く、また量も豊富なことから、近世の「正倉院」と云われているようです。
また、お屋敷の中には、四季折々に楽しめると云われています、庭園が訪れる人達を、和(なご)やかな気持ちにさせてくれています。 博物館の中は、撮影禁止でしたので、お見せ出来ませんが、庭の撮影は問題なかってので、撮ってきました。
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photo 1
Canon SX30IS
この庭は、表庭の「春の庭」と云われており、左の建物が、主屋になっています。 田中本家博物館入り口から入りますと、一番真っ先に目にする光景です。 この写真の右側に博物館入口の受付があり、ここで入場料を払って、博物館内へ入っていきます。
博物館は順路が決まっていまして、先程書きました、衣装、漆器、陶磁器、玩具などが整然と展示されています。 その中で、拙者が印象に残りましたのは、大正か昭和時代?のものだと思いますが、蓄音機でした。 大きなラッパのようなスピーカーが上に乗っていまして、ターン・テーブルもキレイになっていました。
拙者が、小さな子供の頃、特に裕福な家ではなかったのですが、わが家にも蓄音機があり、右側に付いていたハンドルを回して、恐らくぜんまいバネを締める動作だと思うのですが、それからターン・テーブルが回り、レコード針をそ~~~と置いて、レコードを聴いた記憶があります。 確か、当時は 78 回転の速さだったと思うのですが、当時ですので、童謡ばかり聴いていたと思います。
「♪ 緑の丘の赤い屋根~~ とんがり帽子の時計台~ 鐘が鳴りますキンコンカ~~ン メエメエ子ヤギも鳴いてます~~」 と曲のタイトルは忘れましたが、 60 年くらい前の歌を覚えているとは、自分でも驚いています。 でも、この蓄音機は何処へ行ったのか? もう実家には無いと思います。 今、購入するといくらで買えるのでしょうかネ? ひょっとして、いいお宝だったのかも? まあ、そんなもんです。
そして、こちらの写真が中庭の「夏の庭」と云われています。
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photo 2
Canon SX30IS
ここは、小粋な池が真ん中にあり、水の流れの音が、いかにも夏を思わせるに相応(ふさわ)しい造りに成っています。 右の電気明かりが見えます建物は、お休み処(どころ)としてレストランになっています。 ここから眺める庭園は、また別格にいい雰囲気だと思います。 (実際にレストランに入った訳ではありませんので、これは推測です。あしからずにお願いします。)
そして、もうひとつの庭園が、こちらの大庭の「秋の庭」です。
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photo 3
FUJIFILM FinePix F460
photo 4
Canon SX30IS
この庭は、田中本家のパンフレットに依りますと、「池泉廻遊式庭園」と書かれていますが、ちょっと拙者には分かりません。 ( また WEB で調べてみます。) この田中本家の中では一番の広さをもちます。 中に池もあり、それなりにここも雰囲気がいいのですが、写真の撮り方がまずかったのか、広さが感じられません。 まあ、庭木や池などがその広さを、占めているのでしょうか?
この田中本家は、余りの広さ故、豪商の館と云われます建物全体を撮る事は、割安なセスナでもチャーターして空撮でもしないと無理ですので、ここでは省略させていただきます。 もっとも、高所恐怖症ですので、セスナに乗る事は絶対にありえませんが‥‥‥、う~~~!!! と、云った感じです。
ここは、春の季節には桜がキレイに咲いてくれているという事ですので、その時期に再び訪れる価値はあると思いました。 観光バスも広い駐車場に何台も停まっていましたし、信州・須坂の観光スポットのひとつであることに間違いないと思いました。
秋も間もなく終わりです。 今日は寒いです。
信州は、アッ!! と云う間に、冬です!! っと。
see you again