…… 池 千之助   信州ありふれた雑記帳 ……。

         信州・長野県長野市から、お気楽で無駄な記事を載せています。

こりゃあ、鬼に笑われてしまうかなァ~~~!

2021年06月27日 | ニュース

  今年も間もなく半年になろうとしていますが、「来年の事を言えば鬼が笑う!」と云う諺があるように、まだ話が早いかも知れませんが、ネタ不足に陥っていますので、ご勘弁願いたいと思います。

 

 

  本来、今年4~5月予定で開催されるはずだった信州・長野「国宝善光寺・御開帳」のイベントが、1年遅れで来年の開催となっていますが、一番の問題点でもある「回向柱(えこうばしら)」に参拝者の皆さんが触れるようになり、これが場合によっては新コロナ感染になりかねないと、安全安心のネックになっていました。

 

 

  でも、先日の地元紙記事ですと、「回向柱(えこうばしら)」の高さ2.5m付近まで「光触媒剤でコーティング」して、感染防止をするというニュースが述べられていました。

 

 

  これにより「触れる信仰」と感染防止の両立が図れると言われ、これらを考案した信州大:工学部の錦織教授や、そこから商品化に成功した松本市の某企業は、素晴らしいと思いました。

 

 

  でも、万全を期す意味で、回向柱に触れる参拝者には、手指消毒を行なって貰うと記されていました。

 

 

photo  stock   1   回向柱に触れる善男善女の参拝者

 

photo  stock   2   善光寺本堂に安置されている「前立御本尊からの善の綱」

  2015年4月18日撮影

 

 

  「善光寺御開帳」は、全国的にも有名で、前回は約720万人の参拝者の皆さんが訪れたと言われ、ご存知の皆さんも多いと思いますが、改めてご紹介させていただきますと、国宝善光寺さんの御本尊様は絶対の秘仏となっていて、その前に安置されている前立本尊(まえだちほんぞん)の仏像を7年目に一度御開帳して多くの善男善女の皆さまに参拝していただくようにと、またその上、前立本尊(まえだちほんぞん)の御手から、本堂前に建立されている「回向柱(えこうはしら)」に、「善の綱」を結んで、参拝者の皆さんが、この回向柱を触れることによって、本堂内の前立本尊に触れるのと同じご利益が得られるようにと、御開帳の期間中、参拝者の皆さんは、この回向柱に殆んど触れていくようになっています。

 

 

  ですので、例年、御開帳期間中は、凄く混雑していて、特に5月のゴールデンウィーク時には、回向柱に触れるまでには、長蛇の列が出来て、長時間を要するのが当たり前になっていました。

 

 

  この善光寺御開帳期間は、例年でしたら4~5月の2カ月間ですが、来年は混雑の「蜜」を避ける意味でも、参拝者の皆さまが分散して善光寺さんへ訪れられるようにと、6月末までの1カ月延長して、3カ月にするようです。

 

 

  それで、この善光寺本堂前に建立される「回向柱」は、我が「真田十万石の城下町・松代」が寄進していて、これがないと「善光寺御開帳」も始まらないと思っています。

 

 

  まずは、過去に行なわれた「回向柱奉納行事」を改めてご紹介させていただきます。

 

 

photo  stock   3

         

 

  まずは、当松代町に保管されていて、出番を待っている大小二本の回向柱です。

 

 

  そして、3月下旬頃の寄進奉納日に、まずは松代町内をお披露目がてらに廻って、それから長野市街へ運ばれます。

 

 

  そして、長野市街に入った回向柱は、善光寺木遣り保存会の皆さまの木遣り唄に先導されながら、長野中央通りを一路善光寺へ向かいます。

 

 

photo  stock   4   先導する善光寺木遣り保存会(ながの中央通り)

 

photo  stock   5   回向柱(新田町交差点を過ぎたあたり)

 

photo  stock   6   回向柱(仲見世通り)

 

photo  stock   7   回向柱(善光寺本堂前到着)

2015年3月29日撮影

 

   そして、平成21年度の回向柱寄進奉納行事を、動画制作したことがあるもので、回向柱の建立式も見れますので、ご興味がございましたら、ちょっと覗いて見ていただけたらと思います。

 

信州・まつしろ平成21年善光寺御開帳・回向柱奉納ダイジェスト.avi

 

 

  こうして、例年でしたら4月上旬から5月末頃まで、「善光寺前立本尊御開帳」が開催されます。

 

 

  まずは、混雑していた「仁王門」をくぐった先の「仲見世通り」からです。

 

 

photo  stock   8   仲見世通り

 

photo  stock   9   山門前境内から仲見世通り~仁王門へ

 

photo  stock   10   善光寺本堂と回向柱

2015年5月17日撮影

 

  この時は、大勧進の貫主様がちょうど善光寺本堂へお上がりなさる時間帯と重なり、と同時に「お数珠頂戴」もなさっていらっしゃったので、より混雑さが目立ちました。

 

 

  この撮影は、2015年5月でしたので、自分もまだ60代後半でこれだけの混雑の中、何とか撮ることが出来ましたが、来年になりますと、後期高齢者になっていて、果たして撮影が出来るかどうか、もっか思案中です。

 

 

  また来年には、信州・長野県の中信地方での「諏訪大社」も、7年目に一度の大イベント「御柱祭(おんばしらさい)」も、4~5月のやはり御開帳と殆んど同時期に行なわれ、地元のメディア関係のローカル局スタッフさん達は、それらの記録取材報道も重なって来ますので、恐らく大忙しになると思います。

 

 

  この「諏訪大社の御柱祭」も、4月に山出しが行なわれ、上社と下社の独特のそれぞれのスタイルで、山の中腹からの木落(きおと)しがあったり、5月には、里曳(さとび)きも行われ、清められた冷たい河川(宮川)に入り込んで、御柱を進ませたりと云った迫力満点の見どころがある行事です。

 

 

  ですので、長野県民は、来年この「善光寺御開帳」と「諏訪大社御柱祭」の両方が楽しめると云うことになりそうです。

 

 

  もっとも、来年になると、新コロナも殆どの皆さんがワクチン接種を済ませて、マスク無しでも、それぞれのイベントが楽しめる環境になっていることだと思います。

 

 

 

 

  本日もこのブログにお立ち寄りいただき有難うございます。

  厚く御礼申し上げます。

 

 

 

  (追伸)池 千之助のプロフィール画像を、お遊びで机上(キジョウ)整形してみました。

        本人よりかなり若返った顔になっています。

      昨今の編集ソフトは色々あるので、面白いと思います!

 

 

 

 

 

 



最新の画像もっと見る