
風ちゃんは、ママのこと全部わかっているつもりでいるでしょ?

もちろんやがな。もう10年以上いっしょに暮らしているママのことは、なんでも知っているよ。
俺に知らないことなんて、あるはずがないやん。

甘いねー。それは、おうちにいるママと、お散歩やいっしょにお出かけをしている時のママだけでしょ。
風ちゃんの知らないママの世界は、まだまだいっぱいあるのよ。

ええっ…。そういえば、昨日は俺たちお留守番で
ママったら、化粧して、俺たち知らない服を来て、出かけていたよね。

そうそう、なんかキラキラ光るネックレスっていうのかな?
首につけて、おしゃれして出かけていたよね。

実は、昨日は
ザ・リッツ・カールトン大阪に行って来たのよ。

それなあに?俺知らないや。

ここは、大阪の西梅田にあるママの大好きなホテルなのよ。オープン当初から、お気に入りで、ママは仕事でも随分お世話になっているのよ。

ふうーん。

足を一歩踏み入れると、18世紀英国の伝統的なジョージアンスタイルの空間が続いていて、まるで貴族の邸宅みたい。クラシカルな雰囲気の中、絵画や美術品の数々が飾られていて、本当に優雅。
あ、こういう世界は、亡くなった私の父も好きだったな。
生きている間に連れてきてあげたかったけれど…。
(案内されたテーブルには、こんな魅力的なものが…)

ママ!! ママ!!自分の世界に入らんといて。

そうそう、今回このザ・リッツ・カールトン大阪に御邪魔したのは、
本日5月23日が開業15周年の記念日で、ガラ・ディナーが開催されるにあたり、昨日記者会見があったのよ。

ええっ?!ママ記者会見に行ってきたの。
記者会見っていったに、よくテレビで芸能人にレポーターが質問しているってやつだね! ママも質問したの?!

風ちゃん、それはワイドショーの見過ぎとちゃうか?
記者会見といっても、芸能ネタだけじゃないのよ。
今回は、ホテル開業15周年を記念して、ミシュランの星付きレストランのスターシェフ7人が一同に介して「計7つ星シェフの夢のコラボレーションディナー」を実現するというニュースの会見だったのよ。

あれ?シェフって外国人なの?!

そうよ。今回腕を披露してくれるスターシェフは、
香港やフランス、スペインなどからいらっしゃっていて
記者会見中は、日本語、中国語、フランス語、スペイン語が入り交じって
グローバルな雰囲気に。
ママもちょっとだけコスモポリタンの気分になったわ。

で、記者会見の内容は?!

スターシェフ7人のプロフィール紹介や、今回のガラ・ディナーのメニュー紹介。
そして、15周年記念のイベントの紹介などよ。
興味のある方は、ぜひぜひ
「ザ・リッツ・カールトン大阪」のインフォメーションをチェックしてね。

で、ママは記者会見で質問したのかい?

もちろんよ。
通常コース料理は、1人のシェフが流れを考えて、決めることが多いのだけど、今回はコースの一品ずつを別のシェフが作る。
それも、中国料理やフレンチ、スパニッシュなど、多彩な内容で、どうやって調整して、メニューを決めたのかと思って。

英会話教室に通っているママだから、英語で質問したの?!

ううん。通訳してくれる方がいたので日本語で・・・・。
っていうか、ママはまだそんな英語がしゃべれないの。

ママは、英語より犬語の方が得意だったりして?
それで、答えてもらえたの?!

もちろんよ。
今回は、ザ・リッツ・カールトン大阪から、フレンチと中国料理の2名のシェフが出ているので、
それ以外のゲストシェフに候補料理を出してもらって、
調整して、最終的に今回のコースが決まったんだって。

そのコースってどんな内容?!

記者会見の後、場所を移して、シェフたちが1品ずつ料理作って披露してくださったのよ。
それがこちら。ママが撮った写真だから、色がイマイチだけど
本当はもっとキレイな色で、どれもとっても美味しそうだったよ。

まず、写真の上から
フランス、ニースのリストラン「アフロディーテ」のダヴィドゥ・フォール シェフのキャビアの前菜。低温で調理した卵黄、白身のネージュ。
カラスミのドンテルやオイスターリーフなどが使われています。
そうそうネージュは、雪のことよん。
次が
ザ・リッツ・カールトン大阪「香桃」のホイミン・ウー シェフの
山海の珍味を使った最高級壷蒸しスーブ。
アワビなどが入っています。
その次が
ザ・リッツ・カールトン香港「天龍軒」のポール・ラウ シェフの
なまこの大蒜、葱、生姜風味煮、ロブスターソース。

続いて写真上から
ザ・リッツ・カールトン大阪「ラ・ベ」のクリストフ・ジベール シェフの
あいなめと海藻入りブーダンのポッシェ。
添え野菜には、生産者直接依頼して、作ってもらっているハツキ玉葱を使用しているんですって。
次が
スペイン、アバマ テネリフェのレストラン「マルティン・ベルサテギ」のエルランツ・ゴロスティザ シェフの
「きのこのリゾットと栗のエマルジョン」。
米粒の代わりに、エリンギを使って、お米の出汁で炊いたリゾットらしいです。
その次が
スペイン、マドリードの「セルジ・アローラ・ガストロ」のセルジ・アローラ シェフの「近江牛のロイン」。
フォアグラやトリュフなどが飾られた見た目も可愛いお料理です。
この他、写真にはないけれど、丹波の黒豆とヴァローナチョコレートを使ったデザートが出るそうですよ。

すごーい、こんな豪華な料理見たことないや。
で、ママ食べたの?

いえいえ、これは記者発表だから、見て撮影して、話を聞いたのよ。
このディナーは、本日振る舞われるそうですよ。
で、現場では、通訳の方を通じて、いろいろシェフたちに質問。
スペインでは、日本のきのこである、エリンギやシメジ、エノキなどが
とっても人気で、言葉もそのまま「エリンギ」「シメジ」「エノキ」って呼んでいるんですって。
その話をきのこのリゾットを作ったスペイン人シェフと話していると、近江牛の料理を担当しているスペイン人シェフが
「そうそう。日本のきのこは、とっても重宝していて。
例えば、、輪切りにしたエリンギを貝柱に見立てて、
ベジタリアンの方向きのお料理を作ったりしているんだよ」と気さくに
話してくださったり(もちろん、スペイン語で話され、通訳してもらったんですけど)。
現場は、陽気なスペイン人シェフのおかげで、和気あいあいとした雰囲気。

楽しそうだねー。

そうねー。
そして昨日は、まだ続きがあって、とってもユニーク試みがこの後あったのよ。

ユニーク?! 優雅じゃなくて?!

なんと、海外から御招きしたこのスターシェフに
「自己流のお好み焼きを作ってもらおう!!」って企画があったの。

お好み焼きって、ママがおうちのホットプレートでペタペタ
焼いて食べているやつやん。
それやったら、俺も知ってるで!!

ほとんどのシェフは、前日に日本に来て、大阪でお好み焼きを食べたらしいの。
その時に、作り方も簡単にレクチャーされたみたい。
それでイメージを膨らまして、それぞれのオリジナルを作ってほしい!って

大阪名物を初めて食べて、どんなのができたのかしら?

それがこちらよん!!

これは、ちょこっとずつ試食したのよ!!

で、どうだったの?

まず、4分割写真の左上は、フランスのフォールシェフの作品。
ベースは日本のお好み焼きとほぼ同じだけど、具材とトッピングを工夫。
トマトとバジルがのっていて、見た目も華やか。
生地にはモッツァレラチーズが挟んであったりするんですよ。
お味の方は、まさに洋風お好み焼きって感じ。
4分割写真の右上は、スペインのゴロスティザ シェフの作品。
スパニッシュオムレツ風のお好み焼きになっていて、中にはカットされた豚バラや、スペインでよく食べられているアンコウが入っていて
ソースにはお好み焼きソースに粒マスタードなどがプラスされています。
味わいとして、卵たっぷりのふわふわお好み焼き!!として、日本で出されても、違和感のない。親しみのある味でした。
左下は、香港のラウ シェフの作品。
やきそばを使っていて、それを卵で固めていて、大阪のモダン焼き風。
ただし、お好み焼きソースではなく、オリジナルのピリ辛ソースなので、新しい感覚で楽しめました。
中には、白ニラ、椎茸、細切りの豚肉などが入っています。
右下は、スペインのアローラ シェフの作品。
じゃがいもをベースにしていて、なかなか固まらず
裏返すのに、とても苦労されていました。
ピレネー山脈の郷土料理を取り入れたお好み焼きだそうです。
お味は、肉じゃがを思わせる日本人に親しみのある甘辛。
ただ、お好み焼きのイメージとは、かなり違っていて
面白かったです。

なるほどねー。
俺たちが知らないところで、ママってこういうのを見たり、聴いたり、
食べたり、しているんだねー。

ほほほほほっ。風ちゃんの知らないママの世界は、まだまだあるのよ。

でも、ママ!! おいしいものの食べ過ぎは、おデブになるから、気をつけてね。

うぐっ。
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