雑種犬「風(ふう)」のひとりごと

元保護犬でセラピー犬風愛(ふあ)8歳とパピーの鈴々(すず)の楽しい毎日を575で綴ります。天国の鈴ちゃんの話も出るよ

バカヤロウ! 検査、計画 停電て?!

2012-06-30 11:14:07 | 愛犬風愛(ふあ)と鈴々(すず)の日常
朝7時から行ってる朝の河原公園散歩。

でも、ここ数日、この時間でも暑くてたまりません。

まだ梅雨明け前なのにね。


昨日、関西電力から「計画停電のおしらせ」ハガキが届いた。

どうも、昨日一斉に届いたみたいだ。



それによると地域を1~6のグループとA~Hのサブグループに分け

毎日の計画停電の予定表が書かれている。


見てみると、平日のほぼ毎日、2時間程度の計画停電がまんべんなく

回って来るように書かれている。



2時間の停電かぁ・・・。

うちで困るのは、冷蔵庫かな。


それと、その間はネット通信もできなくなるから、

仕事の段取りも気をつけなくっちゃ。



なんて、家のことだけ考えていた。



すると、先日お世話になった動物病院から、電話がかかってきた。


「検査をするVRセンターから、連絡があり

 風ちゃんの検査の時間帯が、計画停電の予定が重なっているらしいのですが

 検査を後日に延期されますか?」とのことだった。



ええーっ!!


病院などの医療機関は、計画停電のところから、外すんじゃなかったの?!


あっ、でも、それは人間の医療機関のことで、動物の医療機関は、入っていないのね。


なとど、あたまがぐるぐる。



本当は、もっと早く検査をしてもらいたくて、なるべく早い日程でと、

希望を出していたけれど

予約が詰まっているらしく、結局7/6になってしまっていたのに…。


風ちゃんのお腹の膨らみのこともあるし、これ以上先延ばしにしたくない。


確かに、VRセンターから伝えられた時間帯は、13:30~で、一日の中で

とても暑い時間帯。


だけど、今から1週間後でそんなに暑くなるかしら?


実際、昨日の大阪は、最高気温が30度を越えていた。


でも、計画停電どころか、どこも停電していないでしょ。


それだったら、関西電力が「嫌がらせ」で計画停電をしない限り

大丈夫のはず。


それに、この計画停電の予定表がもっと早く配られていたら

VRセンターもその時間は、避けて予約を入れたはず。


ギリギリになって、発表&送付するなんて


本当に関西電力のバカヤロウ!!ですわ。


やっぱり、電力は足りているのに「原発再稼働」を正当化するために

住民に対して、嫌がらせの停電をするのかしら?




「すみません。VRセンターのその時間の停電の順番は、何番目なんですか?」

どきどきしなから、確認したら

「5番目だということです」とのこと。


あー、よかった。
「5番目だったら、きっと大丈夫だと思うので、延期せずにお願いします。

 停電しないことを信じて、行きますので」と返事しました。


それでなくても、心配や不安がいっぱいなのに

停電のことまで心配しなければならないなんて…。


本当に不運だわ。



よかったら、みなさん。

7/6の気温が上がらないように、祈っていてください。



そして、多分風ちゃんが検査するのはCTスキャン。

なので、ワンコのCTスキャンについて調べていたら

こんなのを見つけました。


「CT検査とは~」だいじょうぶマイペット

読んでいて、CTスキャンでわかる病気ってすごく多いんだなと実感。

これだったら、きっと風ちゃんの病気の原因もきっとわかるはず。


ここには、全国のCTスキャンを導入している病院検索もあるので

いざという時便利かもです。




さて、お腹がパンパンの風ちゃんですが

電話を下さった獣医さんに、検査までの間で気をつけなくちゃ

いけないことを尋ねてみました。


・お腹を押すことや、お腹を持っての抱っこは避ける。

・激しい運動は控える。

・食事はしっかり与えるが、胃も圧迫されているので1度に大量は食べられないので、数回にわけて与えてあげる。


ということでした。


そういえば、もともと大量のフードを食べることのできない風ちゃん。

そのクセ、空腹のサインである胃液をよく吐くんですよね。


だから、きっと胃が小さくて、ちょっとしか入らないんだろうなと、思っていました。



もしかして、それも今腫れている臓器に圧迫されていたから・・・だとしたら、かなり長年胃を圧迫していたことになるかも。



9歳になるまで、風ちゃんのレントゲンを撮っていなかった私。

「健康診断してください!」と、お願いしたらいつも、触診と血液検査だけだったので、それでいいんだと思っていました。


だけど、健康に見えていても潜んでいる病気があることを実感。


血液検査、尿検査、レントゲン、エコーなどをやってくれる

ペット・ドッグをやってくれる病院にも、定期的に行くべきだったと

今更ながら反省です。




でも、見ている限り、いつもの風ちゃんと変わらないんですよね。

えっ?鈴ちゃんにまたのっかっちゃった。

それってお腹が圧迫されて、しんどくないの?!


でも、しんどかったら、やらないよね。


鈴にのっかった後、この笑顔だし。





風の病気が侵攻しませんように・・・・。



そうそう、昨日の風ちゃんのサッカートレーニングに続いて

びびりん犬の鈴ちゃんも、行動理論に基づいてのサッカートレーニングをしてみました。


鈴の場合は、クリッカーは使わずに、私の「グー!!」の声が

正解の合図になっています。

「キック!」と言われて、サッカーボールにさわると正解というルールを決めて、それを鈴ちゃんに教えているところです。

りんのサッカー犬への道/その1 行動理論に基づいて


最後まで、読んでくださって、ありがとうございます。

風ちゃん頑張れ!!計画停電するな!!にポチっをお願いします。


←すみませんが両方押してください→にほんブログ村 犬ブログ MIX中型犬へにほんブログ村
こちら↑37ポチ                     ↑こちらは59ポチ押していただきました。

押してくださって、どうもありがとうございます。
風ちゃんが病気に打ち勝てるよう、応援よろしくお願いします。

動物の 病院やはり 難しい

2012-06-29 12:31:52 | 愛犬の病気と手作り食
風ちゃんと風ママに、励ましのコメントをたくさんくださいまして

本当にありがとうございます。

すべて読んで、ありがたい気持ちでいっぱいです。


ただお返事はもうちょっと待ってください。


涙モードに入ってしまうと、ぜんぜん文章が進まなくて・・・・・。

ぼちぼち返していきたいと思います。



ただ、今は7/6の検査の日を待つだけ

それまでは、ドーンと構えていたらいいじゃない!!

と自分に言い聞かせるのですが


心配なこと、気になることがいっぱいあって

あれこれ考えてしまいます。


特に気になっているのが、風ちゃんのお腹

また、一段と大きく張っているような気がするんです。


検査日まで、後1週間もあるし

その間、何に気をつけていけば、いいのかわからなくて・・・・。


その間に、もしものことってないのかしら?


1週間、普通に暮らしていて大丈夫なの?


など、頭の中がぐるぐる。


今までは、膀胱だと信じていたから、毎日のオシッコの出方を

チェックしていたけれど

今は、原因がわからないので、どこに気をつけていたらいいのかわからない。


とりあえず、食欲、元気、排尿、排便に変化がないか。

そして、体重も毎日同時刻に量って、変化がないか

チェックしていこうと思いますが


風ちゃんのお腹が大きくなったような気がする・・というのは、

検査の日まで、どうしょうもないのかな?


うーん。


やっぱり心配です。


ちなみに昨日も書いたうちにある
「イヌ・ネコ 家庭動物の医学大百科」



で、調べてはいるんですけどねー。


ちなみにこの本は、以前雑誌の取材でお世話になった大阪市内の獣医さんに

「動物医療の記事を書くなら、この本が参考になるよ」と、教えてくださったんです。

定価3800円と少しお高いんですが

「病気が疑われる症状とそのケア」として

・食欲がまったくない
・食べる量や回数が増える
・水をたくさん飲む
・オシッコの回数が増える
・吐く
・おなかが膨れる
・むくむ
・呼吸が苦しそう
などなど40項目の症状から、疑われる病気や
ケアの方法が書いてあります。

そのまま様子をみた方がいい場合や

早く病院へ行った方がいい場合なども

チャート式で描かれていて、とても便利です。



なので、風ちゃんのときも「おなかが膨れる」の項目を

何度も読んでいたんですけれど・・・・。


この項目の泌尿器系の項目のところに

今まで診断されていた「膀胱麻痺」もありますし

腎臓自体が腫大する病気として
のうほう腎、水腎症なども記載してありました。

そして「おなかの病気は、ある程度ゆっくりした経過をたどります。
食欲や元気に極端な変化を伴わない場合もあります。獣医師の専門的な診察と詳しい検査をもとにした診断が必要です」とありました。






でもね、今回のことで「動物病院」って、難しいなーと感じる部分がありました。


以前、取材をしたおじいちゃんの獣医師さんが

「人間やったら、どないしてでも命を助けてほしい!と思うやろ?!

その病気を治してほしいというのが当たり前や。

でもペットの場合は、飼い主さんによって価値観が違うから

 とっても難しいことが多いんや。

 それに手術するにしても、人間は患者である自分の意志で決められる

 でも動物は、その子の意思じゃなく、飼い主さん次第だし・・・」

と。

私のように、風ちゃんを我が子だと思っているタイプの飼い主さんなら

人間の医療と同じように、最善を尽くしてほしいと願っている。


でも「ペットにそこまで、やらなくても…」と考えている飼い主さんもいる。

20万、30万円する手術をしても、助からない可能性があるなら、その費用で次のペットを買えるやん!と思う人もいるだろうし


高齢犬で、カラダの負担になるのなら
病気であったとしても、生活できるんだから、今のままで充分…。

と考える人もいるだろう。


もともとペットにお金をかけたくなくて、ワクチンなどの予防接種をサボっている飼い主さんも、いるぐらいだから

「飼い主が困らなければ、放置」という場合も多いと聴きます。



まぁ、世の中には、愛犬の病気や怪我が発覚して、捨ててしまうような非情な飼い主もいるぐらいですから・・・・。


そう考えると、獣医師側も、どこまでやればいいか

一生懸命治療プランを考えても、無駄になってしまうことがあるので

多分、ジレンマなんだろうと思う。


自分の動物病院に来る飼い主さんが、みんな「犬は家族。人間と同じように最善の治療を」と考えている人ばかりなら、それはそれでやりがいがあるだろう。

また、「犬は、ただのペットやん。代わりなんてなんぼでもいるし、なるべくお金をかけたくない」と思っているような飼い主さんが集まる動物病院だと、多分それなりの処置になるのかも・・・・。

などなど、考えてしまいました。



また、検査が犬には、負担になるというところも

人間の医療との大きな違いかも。


最近の人間の病院は、検査ばっかりだったりします。

まぁ、人間の場合は「じっと、していてください」と言えばそれで従ってくれるけれど

犬の場合は、そういうわけにいかない。

CTも、MRIも全身麻酔になってしまう。


それに風は、カラダがデカイ。


今回のレントゲンやエコーも、風が暴れるタイプじゃないから
(動物病院克服トレーニングをしておいてよかった)


麻酔や鎮静剤を使うことなく、風の我慢でしてもらえたけれど

以前の診察台に乗れないぐらい、大暴れするような風ちゃんだったら

検査すらできなかったかも。



そのあたりが、人間の医療と大きく違うところかもしれないと思うのでした。




さて、トップフォトは、今朝の風ちゃんです。

サッカーボールでポーズを決めるなんて、なかなかカッコイイでしょ。


実は、私が風ちゃんにしてあげられることを考えたんです。

先日の、ブログに「満足」と 「我慢」のバランス 図に描こう!って記事を書いたけれど

そこにあげた風ちゃんの楽しいことの時間を

もっと増やしてあげようと思ったのです。

普段なら、今のバランスで充分だけど、病気の時だからこそ

「楽しい」を少しでも増やせるようにと思ったんです。



風ちゃんの「楽しい」「ハッピー」「満足」は
・食事
・おやつ
・散歩
・ママとのトレーニング
・歯磨き
・家族でお出かけ


で、私がすぐに増やしてあげられるのは、そう「ママとのトレーニング」

実は、最近は鈴ちゃんにばっかりやっていて

風ちゃんは、スルーしちゃっていました。


そこで、何を教えようかなーと考えていた時に

ブログ「しましまはるかぜ」さんの記事に、「捨て犬ジャパン!メンバー大募集」という企画が。

うちは、野良と保護犬出身だけれど、風も鈴も

捨て犬経験は、ないのでサポーター枠で応募しちゃいました。


すると、なんとなんと

ジョン・カビラ&川平慈英の兄弟枠に、風ちゃんと鈴ちゃんを入れていただきました。


サンキューでーす!!



ということは、やっぱりサッカーよね!!


久々にクリッカーを取り出し

風ちゃんに「サッカー!」というかけ声で、サッカーボールを弾くという

トレーニングをしましたよ。


クリッカーとは、カチッという金属音が鳴る小さな道具。

このカチッという音が風ちゃんに「正解!!」だってことを伝えているんです。





サッカー犬、クリッカートレーニング



これだけ動けるんだから、風ちゃん病気じゃないみたいでしょ。



鈴ちゃんも、これから楽しい楽しいサッカーのトレーニングしてあげるわよ。


だけど、鈴の前にサッカーボールを出したら、弾くんじゃなくて

カミカミしそうになって



そんなことしたら、サッカーボールがプシュッといって、ダメになっちゃうやん。

でも、ここで叱っちゃら、逆効果なのよね。



ということで、鈴ちゃんには

サッカーポールは、クチを使うんじゃなくて、足で遊ぶことをちゃんと

教えて行きたいと思っていまーす。


クリッカートレーニングの要領でやれば、
そんなことを教えるのも可能なはずたから、頑張ってみます。





最後まで、読んでくださって、ありがとうございます。

病気と闘う風ちゃんにポチっをお願いします。

←すみませんが両方押してください→
昨日は、↑こちらは41ポチ                 ↑こちらは64ポチ押していただきました。  

押してくださって、どうもありがとうございます。
本当に励まされます。
風ちゃんの応援よろしくお願いします。

もしかして 風は巨大 水腎症?!

2012-06-28 09:01:58 | 愛犬の病気と手作り食
昨日のブログにたくさんのコメント、ありがとうございました。

温かい励ましの言葉に、とても勇気づけられました。


ただ、お返事を書こうとすると、今は目がウルウルしてしまって

なかなかすぐには、書けそうにありません。


なので、少しお返事が遅くなりますが、わかってください。







さて、河原公園でのお散歩中の鈴ちゃんの楽しみは、ワンコさん連れの人を見つけること。


遠くに散歩しているワンコさん連れの人を見つけると

「挨拶しに行きたーい!!」とぐいぐいひっぱる始末。


だけど、マイペースな風ちゃんもいっしょだから、なかなか走っていってあげられない。


広い草原の広場で、遠くから私たちが近づくのが見えて、逃げるそぶりをする飼い主さんの場合は、それ以上近づかないようにして、断念するけれど


その場にいてくださる時は「すみません。ワンちゃん苦手じゃないですか?」と尋ねて

「大丈夫ですよ」という返事があった時だけ

「じゃあ、挨拶させてください」と

鈴を近づけます。


ただし、風ちゃんもいっしょに近づけると、2頭いっぺんということでビビられる場合もあるので

まずは、鈴ちゃん、そして風ちゃんというように考えています。



でもね。


鈴ちゃんのお目当ては、ワンちゃんのように見えて、実は飼い主さんなの。



風ちゃんは、ワンコ目当てで飼い主さんに自分から近づいて

挨拶するなんて、考えられないタイプだけど

鈴は、少し警戒しながらも、必ず飼い主さんに寄って行って挨拶をします。


「人なつっこいね」

「人が好きなのね」って言われる鈴。


私にとっても、至福の瞬間です。







話は変わりますが、風ちゃんの検査日が7/6に決まりました。


実は、7/5が風パパと私の25回目の結婚記念日、つまり銀婚式の日。


その翌日が検査となりました。


検査を行うのは、高度動物医療のための施設ネオベッツ VRセンター

平日の昼間の大阪市内に車で行くなんて、ちょっとドキドキだけど

頑張って行ってこようと思います。


その日の検査が終わらないと、なんとも言えないのですが

先日の動物病院で、もしかしたら水腎症の可能性もあると示唆されたんで、

いろいろ調べてみました。


私が持っている「イヌ・ネコ家庭動物の医学大百科」の本にもこの病気が載っていました。

そこには、犬の水腎症のレントゲン写真も掲載されていました。


内蔵の中で
ふわんと膨らんだ腎臓・・・・。


でも、症例として掲載されているその水腎症の腎臓の大きさは

犬のカラダに対して、風ちゃんの膨れあがったものと見比べてみると

6分の1ぐらい。



そう、風ちゃんのレンドケン写真では、その症例写真の6倍ほども膨らんでいる。

つまり、かなりひどい状態なのかもしれない・・・。



さっき東京にいる姉とスカイプで話をしていたら

「風ちゃんのその症状、うちのトッコとほとんどいっしょなんだけど・・・」と。

トッコというのは、現在女子大生の姉の娘。

私の姪っ子で、小学生の頃風ちゃんのことをとてもよく可愛かってくれた女の子。


そのトッコちゃんが10歳の時、毎日の生活には全く問題がなく、健康だと思って元気に暮らしていたが

カラダは、細いのにお腹だけが張っているというか膨らんでいたのが気になっていたそう。

10歳だけど、幼児体型がまだ残っているのかしら?


と、最初は気にしていなかったそうだけれど

念のため、病院でレントゲンやエコーで見てもらったら、腎臓が肥大していることが発覚。


今まで、健康だと思っていただけにビックリで、手術したって。



トッコちゃんが腎臓の手術したことは、知っていたけれど。


気がついたところも、風ちゃんの場合と似ていて驚いてしまいました。


その時のトッコちゃんも水腎症だって言われたそう。

そして、中にオシッコが1リットル以上たまっていたって・・・・。



なので、人間の水腎症についても、ネットでいろいろ調べました。


もしかして、風の病気は「巨大水腎症」なのかもしれないと思えてきました。


CTスキャンの検査が終わるまで、なんとも言えないけれど・・・・。


検査の日までは、いつもと変わらない

ほのぼの生活を続けるつもりです。








最後まで、読んでくださって、ありがとうございます。


飼い主好きの鈴ちゃんと、病と闘う風ちゃんにポチっをお願いします。


←すみませんが両方押してください→にほんブログ村 犬ブログ MIX中型犬へにほんブログ村
昨日は、こちら↑48ポチ                     ↑64ポチいただきました。
沢山の応援をいただき、勇気づけられました。

押してくださって、どうもありがとうございます。
風ちゃんの応援よろしくお願いします。

手術する? そろそろ覚悟 決めなくちゃ

2012-06-27 10:36:15 | 愛犬の病気と手作り食
眠れない夜が明けました。

風ちゃんの前では、ずっと笑顔で頑張ってきた私だけど

今、パソコンに向かった途端、涙が溢れて、画面かちゃんと見えません。




一昨日、いつもの動物病院で、膀胱の状態の悪化が気になり

セカンドオピニオンとして、風ちゃんがアニマルセラピーでお世話になっている獣医師さんのいる

動物病院に行ってきました。



昨年、風ちゃんのお腹の張りが気になって、いつもの動物病院でレントゲンとエコーをとり

膀胱がパンパンに膨らんでいるとわかった時も


別の病院でセカンドオビニオンをしたけれど

結局その病院では、同意見だったので

そのまま、いつもの動物病院での治療を続けました。



そして、一旦は完治して、すっきりボディで快活な風ちゃんになったのが昨年の12月。


しかし、春になって再発し、前回と同じお薬を処方され、飲ませているけれど効果なし。


オシッコは、ちゃんと出ているのに、いっこうに減らないので「本当に膀胱なんですか?」と

何度も獣医師さんにくいついたりもしました。


だけど、前回ちゃんと膀胱の薬で治ったこともあるし、全く同じ症状なので

膀胱以外考えられないという意見でした。



そんな状態に、シビレを切らし

昨日、うちからは少し遠いのですが、獣医師さんが4~5人いる動物病院に連れて行きました。


セカンドオピニオンということを伝え、一年前からの経過とどういう治療をしてきたのか報告。


そして、触診。


その病院は、前が公園になっているので、そこでしっかりオシッコをさせてきたのに

「はい。やっぱり膀胱にたまっているみたいですね。

 でも、ちゃんと調べたいので、レントゲンとエコー、そして尿の検査をしますね」と。


いつもの動物病院は、アットホームな個人病院。

レントゲンを撮る一瞬以外は、エコーの時も、ずっと風ちゃんのそばにいて

励ますことができた。


でも、大きなこちらの病院は、スタッフも多いこともあって

「こちらでお預かりして、検査をします」と、風ちゃんを連れて行っちゃいました。

風ちゃんは、不安そうに何度も振り返ってました。



大きな病院と小さな病院、それぞれに良さがあるんだと実感。


検査が無事終わり、結果を聴きに診察室へ。


やはり前回と同じように、膀胱らしきものがパンパンに腫れ上がっているレントゲンを見せられ

他の臓器が、全部端っこに追いやられている状態でした。


「このレントゲンとエコーの検査の結果を見る限り、はやり膀胱に尿が溜まっていると

 思われます。ただ、少し気になるのは、尿を抜くのにカテーテルを入れた所、

 この膨らんでいる膀胱まで入らないんです。

 膀胱を収縮させるお薬も効かないとおっしゃっているし、

 本当にこれが膀胱なのか?

 そこに疑問が残るんです。

 実は、もうひとつ、小さな膀胱みたいなのがあるんですよ。

 そこには、尿も溜まっていないんですけど…。

 なので、尿道から増影剤を入れて、再度レントゲンを撮りたいと思っています。

 その増影剤がこの膨らんでいる臓器に入るのならば、やっぱり膀胱ということになりますが

 そうじゃない可能性もあるので…。

 この検査は、人出も必要なので、診察時間が終わった後の検査になるので

 風ちゃんをお預かりさせてください」と。


入院ではなく、その日中に検査は終わるということ。

検査が終わり次第電話が入るということで、私は一旦家に帰りました。



風ちゃんのいない鈴ちゃんだけの夜の散歩は、やっぱりなんとなく寂しい。



風パパも自宅に帰ってきたが、晩ご飯を作る気にもなれない私。


そして、21時半頃「検査が終わりました」という電話があり、

風パパと、その動物病院に向かいました。



増影剤を入れたレントゲンの映像を見せられました。

しかし、今まで膀胱だと思われていた膨らんでいるものには、全く影が出ていません。

その膨らみと尿道の間にある小さな袋が黒くなっているだけです。


「膀胱は、こちらの小さい方でした。このレントゲンでは、増影剤をかなり入れたので
 
 少し膨らんでいますが、膀胱には問題がないと思います。

 で、問題は今まで膀胱だと思われていた、この1リットルを越える大きさの膨らみなんですが…。

 この映像だけでは、いったい何なのか、正直わからないんですよ」と獣医師さん。


「じゃあ、オシッコじゃないんですね」と私が声を出した途端

奥の方から「ヒィーー、ヒィーー」と泣く風ちゃんの声が。


「先に風ちゃんをお返ししますね」と、風ちゃんを連れて来てくれました。


私の顔をみた途端、診察室中を大暴れ!!

狂喜乱舞しながら、私にスリスリ全身で甘えて来る風ちゃん。


「ママ、とっても辛かってん。とっても不安やってん。でも頑張ったよ。

 ママに会えてうれしいよ。もうどこにもいかないで!!」って声が、

風ちゃんからいっぱい聞こえてきました。



私が風ちゃんとの再会をはたしている間

獣医師さんが風パパに説明をしていました。


「うちの病院の設備では、これ以上の検査ができません。

 うちでやるとすれば開腹手術ですね。

 一旦お腹を開いて、腫れ上がっているのが何の臓器だか特定して、

 中に溜まっているものを抜くのか、この臓器ごと取り除くのか、

 もしかしたら手がつけられない臓器だったら、そのままということもあります。」と。



今までのように、投薬でなんとかなるような病気じゃないことがわかりました。


「結局は、手術することになると思いますが、その前にさらに検査をするならば

 高度先進医療機器のあるVRセンターを紹介しますが、どちらにするのか考えてください」と言われました。



帰宅後、夫婦で話し合い、VRセンターでの検査をお願いすることに決めました。


昨夜は、布団に入ってからも、いろいろな事が頭をよぎり

ほとんど眠れませんでした。


今まで、膀胱だと信じて頑張ってきたことは、いったい何だったのか?

それに、あの腫れて巨大化しているものは、いったい何なのか?

CTスキャンなどの先進医療で、原因がわかるのだろうか?

風ちゃんは、やっぱりずっと苦しんでいたのだろうか?



朝を迎え、いろいろ気持ちの整理もできて、手術をする覚悟もできてきました。


そして、今朝のお散歩です。




いつもの笑顔の風ちゃん。


本当に愛しくてたまりません。


ありゃ、またやっちゃっている…。



昨日、動物病院の検査で、いっぱいいっぱい我慢したストレスを

鈴ちゃんへのぶつけているの?


さすがに今朝は、許してしまいました。






最後まで、読んでくださって、ありがとうございます。

風ちゃんに頑張れ!!のポチっをお願いします。

←すみませんが両方押してください→

いつも押してくださって、どうもありがとうございます。
風ちゃんの応援よろしくお願いします。

三日間 出ないと「死ぬ」と 聞かされた(泣)

2012-06-26 10:40:09 | 愛犬の病気と手作り食
風ちゃんと動物病院に行ってきました。


食事の量をいったん6割に減らして、2週間が建ち

途中で、17.4kgまで減って、この調子で17.0kgまで減ってほしいと祈っていたのに


なんと、今回測ったら、17.8kgとまたも増加。


そりゃ、鈴ちゃんのご飯を盗み食いしたりという、アクシデントはあったけれど

毎日の食事量は、キッチリ減らしているので、またなんで???? 

という感じでした。



さらに、ショックだったのは

「膀胱のオシッコ、やっぱり溜まっていますね。1リットルぐらいはあるかもしれません」と。

ひぇーーー、ということは病気が悪化しているってこと(泣)。



でも、膀胱に1リットルのオシッコが溜まっているとすれば

その1kgがなくなれば、体重は16.8kg。


体重としては、問題がない。


しかし、今までのお薬も続けているし

週2回のツボ刺激にも通っているのに、全く効果がでていないみたいです。



でも、お散歩でも、お家でも、オシッコは、毎日ちゃんと出ているんですよね。


それだからこそ、溜まっているのが本当に不思議。


「今は、少しでも出ているからいいんですが

 全くオシッコが出ないようになると、犬は3日で死んでしまいます。

 出ていないことがあったら、すぐにきてくだいさい」と獣医師さん。


もう、私は頭がくらくらきて、ヘナヘナとなってしまいました。




でも、そんな私を心配そうな目で見る風ちゃん。



風ちゃんのためにも、笑顔にならなくっちゃ。





だけど

なんで、

なんで

なんで?

もう、薬が慢性化して、効かなくなっているのかしら?


頭の中がぐるぐる

私に落ち度は、なかっただろうか?




土曜日は、鈴ちゃんとあんなに走り回って元気だったのに。


いや、今も元気は元気だけど・・・・。


あっ、そうだ。私に、落ち度があった。


風ちゃんのお薬は、一日2回なのに

あのドロドロになった日は、風と鈴のシャンプーをした後、私は寝込んでしまって

夜のお薬を飲ませなかった。



食事は、風パパがちゃんと与えてくれたみたいだけれど

お薬のことを伝えていなかったし、私も夜には起きるつもりでいたから・・・・。



でも、その薬の影響で、今かなりオシッコが溜まっているのなら

あの薬は、飲んで2日後に効いているってこと?!



うーん、先生には飲んで、30分ぐらいで効く、即効性の薬だと聞いていたけれど

個体差があるのかしら?



ただ、寝ている風ちゃんの膀胱に、軽く手を当てると

やっぱり腫れている…。



で、私が手をそこにのせただけで

寝ていたのにその場所から逃げて行く・・・。


多分、少し触れただけでも痛いんだろうね。


そう思うと、辛いわ・・・・




最後まで、読んでくださって、ありがとうございます。


頑張って病気と闘う、風ちゃんにポチっをお願いします。


←すみませんが両方押してください→にほんブログ村 犬ブログ MIX中型犬へにほんブログ村
昨日のポチッと数は↑こちらは30                  ↑こちらは44でした。

押してくださって、どうもありがとうございます。
応援よろしくお願いします。


そうそう下記にエントリーしています。
いのちつないだワンニャン写真コンテスト鈴ちゃんのことをムービーにした→ 「一枚の写真が運命を変えた」にも投票&コメントをよろしくね!

「満足」と 「我慢」のバランス 図に描こう!

2012-06-25 11:39:26 | 風ママの研究&学会ネタ・わんこニュース
いきなり、風ちゃんのモリモリしている写真からスタートしちゃって

すみませんです。

これは、今朝のご近所の散歩でのシーンです。

鈴ちゃんを撮影していたら、風ちゃんがもよおしちゃったんですよね。



さて・・・。


「毎日の生活に満足している犬は、多少の我慢もへっちゃらになる」っていうような

内容の話をしてくれたのは、ペット行動のカウンセラーで動物行動学博士の

サラ・ホワイトヘッドさん。


逆に言えば、「毎日の生活に不満を持っている犬は、ちょっとしたことでキレやすくなる」とか。


まぁ、人間でもそうですよね。


毎日、楽しいことがいっぱいあって、明るい気分の時に、

アクシデントで他人に軽くぶつかられても、「いいよ!」って許せるかもしれないけれど


毎日、イライラしていて、憂鬱な気分の時に

アクシデントであっても、他人に軽くぶつかられたら、怒鳴りたくなるか、めっちゃ落ち込むか。


どちらかだったりするんじゃないかなぁ。


サラ・ホワイトヘッドさんは

「愛犬に問題行動の相談にこられた時、まずは飼い主さんに愛犬の生活を円グラフで描いてもらう」といってました。


その前に、愛犬が「楽しい」「ハッピー」「満足」というようなことを感じている項目を書き出してもらい、

「退屈」「我慢」「緊張」「不安」といったことを感じている項目も書き出してもらうそうです。


そして、円グラフに、ワンちゃんの一日の生活の中で、「楽しい」「ハッピー」「満足」というグループの時間と、「退屈」「我慢」「緊張」「不安」というグループの時間を描いてもらい

客観的に見てもらうそうです。


すると何もカウンセリングする前に、

「ああ、うちの犬は、留守番が長くて退屈の時間がとっても多い。

なのに、楽しい時間は、こんなに少ない。

 だから、イタズラをしたり、ワンワン吠えて困らせることがあったり、したんですね。

 うちでは、犬にとって楽しい時間をもっと増やす工夫が必要なんですね」



と、飼い主さん自身が気がついて、対策の相談に入ることもあるそうです。


そのワンちゃんは、食べることが大好きで、

フードボールに入れて食事を出すと、ほぼ秒殺。


一瞬のうちになくなっちゃうそうです。


そうなると、そのワンちゃんにとっての「楽しい時間」は、数秒で終わってしまいます。


サラ先生がアドバイスされたのは、ラバー製の知育玩具にドッグフードを入れて、

ウエットフードでフタをして凍らせておき、お留守番の時にそれを与えて行くというもの。


凍っているから、すぐにはたべられなけれど

ペロペロ舐めたり、時間が経つにつれて、少しずつ食べられる。

もちろん、知育玩具なので、それで遊びながら食べることもできるので

その間、そのワンちゃんにとって楽しい時間になるということです。



そうすることによって、楽しい時間が増えた分。

お留守番中の退屈な時間が減るということになります。


このひとつの工夫で、「満足」と 「我慢」のバランスの偏りが少しマシになるんですよね。



この話を思い出して、鈴ちゃんと風ちゃんのバランスグラフを描いてみようと思いました。


風ちゃんの「楽しい」「ハッピー」「満足」
・食事
・おやつ
・散歩
・ママとのトレーニング
・歯磨き
・家族でお出かけ

風ちゃんの「退屈」「我慢」「緊張」「不安」
・爪切り
・もつれ毛のグルーミング
・雷などの音
・家で寝ている時にはしゃぐ鈴


うちは、ときどきしかないこともあるので、一週間分をまとめて描いちゃいました。

どちらにも属さないその他が多いけれど、嫌なことはほんのちょっとの風ちゃんです。

お次ぎは鈴ちゃん。


鈴ちゃんの「楽しい」「ハッピー」「満足」
・食事&トレーニング
・おやつ
・ハイキング(お山や河川敷)
・おもちゃで遊ぶ
・歯磨き


鈴ちゃんの「退屈」「我慢」「緊張」「不安」
・近所で散歩
・ひとりでの留守番
・雷などの音



う見ると、嫌なことと楽しいことが同じぐらい。

ヘタすりゃ嫌なことの方が多いかも。


そうなのよね。


まだまだ、ご近所の散歩では、緊張や不安の時間の鈴ちゃん。

今朝の散歩では、しっぽも見えません。


だからこそ、休日は

平日に稼げない、鈴ちゃんのハッピータイムをストックしたくて

頑張ってハイキングする私なのです。



同じような土と緑がある空間でも

鈴ちゃんが「楽しい」グループにいるのか、違うのか一目瞭然ですもんね。



まだまだ、恐いことが多く、緊張や不安が多い鈴ちゃんだから

可能な時に、楽しいストックをいっぱい貯めなくちゃ。






最後まで、読んでくださって、ありがとうございます。


風ちゃんにポチっをお願いします。


←すみませんが両方押してください→
キャー昨日のポチっと数↑こちらは18               ↑こっちは25と超少なかった。   

ワイルドな風鈴は、人気ないのかなぁ、ガックシ。

押してくださって、どうもありがとうございます。
応援よろしくお願いします。

貸切で 遊んだ河原の ラビリンス

2012-06-24 13:25:11 | 風と鈴の大好きな河原
昨日のお散歩は、パパといっしょに近所の鵜殿の河川敷へ。


でも、川の近くはかなり増水していて、危険なので近づかず

ヨシ原の中を散策しました。


すると、迷路のような道がヨシの中にできていて

まるで自然の中のラビリンスみたいになっていました。


さらに、大雨の影響なのかあちこちに大きな水たまり?! いいや

すでに池クラスのものまで、できていてビックリ!!


月曜日に風ちゃんのシャンプーをしたばかりだったから

泥遊びは、NGにしたかったけれど・・・・・。


この場で、我慢しろっていう方が無理よね。






ゴキゲンな風と鈴の顔をみていたら、まぁいいかぁ!!



水に浸かった後の、風ちゃんは元気モリモリ。

普段は、鈴ちゃんのバトルのお相手をしないのに

ここでは、しっかり応戦していました。



水辺を駆ける鈴ちゃんは、かなり「ワイルドだろぅ?」って感じ。


スローで撮影してますよん。

水辺をワイルドに駆ける雑種犬りんちゃん



久々の風と鈴のバトルは、こちら。

カモの声と、鈴ちゃんのワンワン声がちょっとうるさくてごめんなさい。

雑種犬 風vs鈴 水辺でバトル




帰宅後は、鈴ちゃんと風ちゃんのシャンプーで、私はもうくたくた。


頭痛もひどくなったので、布団に入ったら、そのまま爆睡。

次に起きたら、もう今日の朝でした。


最後まで、読んでくださって、ありがとうございます。

風ちゃんと鈴ちゃんポチっをお願いします。

←すみませんが両方押してください→
昨日は、↑こちらは、25ポチッ             ↑こちらは、36ポチッ押していただきました。

押してくださって、どうもありがとうございます。
応援よろしくお願いします。

実は、金曜日の夜の頭痛がひどくて寝てしまい
昨日は、午後4時から寝てしまってせいで、コメントのお返事&訪問が
遅れております。すみませーん。

脱感作(だつかんさ) 重度のものも 可能なの?

2012-06-23 09:09:34 | 風ママの研究&学会ネタ・わんこニュース


先日、最近読んだ本について、少し書きましたが

今日は、その続きというか・・・・・。




前回紹介した「深読み・先読みテクニック」の本のとなりにあるのが

「人と動物の関係学」という本。これは、海外の先生方が書いたものを山崎恵子さんが翻訳しています。

ペットの役割について、「子どもの発達への影響」や「高齢者に対する影響」、その他の生理学的効果、セラピーにおける役割などが掲載されていて、勉強になりました。

しかし、一般的ではなく、とても学術的なので一般の飼い主さんが読むには、ちょっとハードかもしれません。

専門的な知識が必要な人に、いい感じです。




で、お次ぎは「犬と猫の行動学」という本です。


同じタイトルの本がふたつ並んでいますが、中身も書いている人も違います。

まず、右側の本ですが、正式タイトルは

「犬と猫の行動学 問題行動の理論と実際」です。


こちらはちょっと古い本で、1995年のものですねー。

海外で発表されているものを翻訳したものになります。

犬や猫の問題行動に関して、理論的な説明から、対処の方法まで載っています。

ただやはり、一般向きというより、専門家向きという感じがします。

医学的なことも多く掲載されていて、薬物療法の話なども具体的出てきます。

事例もたくさん掲載されていて、私としては、とても面白い本でした。



それで、この本をもっと読みやすく、日本のペットに合うカタチで書かれているのが

左の「犬と猫の行動学 基礎から臨床へ」です。

この本は、酪農学園大学で、ペットの行動治療を実際に行っている内田桂子先生と

麻布大の伴侶動物研究室の菊水健史先生が書いています。


菊水先生は、昨年大阪での講演の時も、おもしろい話をきかせてくださって

名刺交換程度ですが、ご挨拶をさせていただいた方です。

(去年私が、聞いた菊水先生の話で思ったこと、はこちら)


実際に、犬のしつけやトレーニングにも携わっておられる先生です。

で、この本は平成20年に出ている本なので、右側の本より随分新しいですねー。


それに、一般の人にもわかりやすい言葉で書かれています。

犬や猫の基本的なことから、学習理論、問題行動のコンサルテーションなど、深い所まで書かれているのですが、すっと入ってくる感じ。

症例もいくつかあげられていて、問題行動のあるペットに対して、どう取り組んでいき、経過がどうだったのかが、よくわかる構成になっています。

また、問診票となるシートまで掲載されているというサービスぷり。


さらに、DVDがついていて、文章だけでは、わかりにくいところも、映像でみせてくれています。

とっても、とってもいい本でオススメなのですが

個人で買うには、ちょっと価格が・・・・。それだけが難点です。




ここまでが、本の感想なんですが


「脱感作(だつかんさ)」という言葉をみなさんご存知でしょうか?



これは、どちらの「犬と猫の行動学」の本にも掲載されていますが

専門用語なんで、一般の人には馴染みがないと思います。



「感作」とは、ある事柄(専門用語では刺激)に対して、過敏に反応してしまうこと。

それを「脱する」わけですから、その刺激に対して、あまり反応しなくなるようにする

ということが「脱感作(だつかんさ)」なんですよね。


私、この言葉自体は、大学で行動分析学を学び始めてから、身近になったんですが


そのやり方は、風ちゃんと通っていたトレーニング教室で学んで、私自身が実践してきたことでした。

(後から調べたら、私がバイブルとして、昔読んでいた2004年発行の犬のしつけの本にも、しっかり「脱感作」として掲載されていました。この本の紹介は、まだ後日)。

まぁ、用語なんて実践するのには、あんまり関係がないんでね。


あっ、私が過去に書いた「犬の性格診断」の本の「アクアタイプ」のところにも、軽くやり方を書いていましたワン。


この時は、行動学とか行動分析学とか、全く知らない時代でしたけれどねー。


だけど、この方法で、風ちゃんはいろいろと苦手を克服したんですよ。



例えば、カラダに触れられること。

そして、動物病院とかも、この方法で克服しました。




以前の風ちゃんは、自分のふわふわの毛に何かが触れるだけで過敏に反応し、

カラダに触れられることが大嫌いなワンコでした

(それが今じゃ、セラピードッグやっているんだもんね)。



それで、最初にやったのは、チラシをまるめたボール状のものを

リラックスしている風ちゃんの近くに置くこと。



風ちゃんがちょっと動いただけで、そのチラシに触れてしまい、

風ちゃんは、立ち上がってどっかいっちゃうくらい過敏でした。



これは、恐いとかいうんじゃなくて、本当に敏感で触れられることを気にしていたからでしょうね。


で最初は、そのチラシボールをゆっくり転がして、風ちゃんに近づきかけたところで

おいしいものを与えました。


その頃の風ちゃんは、何かが近づく空気を感じただけで、逃げちゃうんですもん。


それを何度か繰り返し、そのチラシボールが風ちゃんに触れた瞬間に、おいしいものをクチに入れるということを続けました。


最初は、ビクッってなっていましたが、そのうちにチラシボールが転がってきて

【自分のカラダのどこかに触れること=おいしいものが食べられる合図】

という感じに変わってきました。


そのうち、軽く触れるぐらいに転がしていた、チラシボールを少し強く転がして

風ちゃんのカラダに触れても、逃げなくて「うまうまは?」って顔に変わってきました。


そんな感じで、最初はチラシボールが触れていない段階から、慣れさせるトレーニングをして

少しずつ、段階にわけて、触れるもの変化させて

最終的には、他人の手が自分のカラダに触れても、平気になるようトレーニングしました。



それがクリアできてから、次は「動物病院が平気になるトレーニング」をしましたねー。



結局、大嫌いで病院で大暴れしていた風ちゃんが

動物病院が平気になるまで、1年ぐらいかかりましたけれど、

やった甲斐はありましたね。



だけど、これは「脱感作(だつかんさ)トレーニング」を風ちゃんにやって、成功した例ですが

(実際には、専門用語でいうところの脱感作と拮抗条件付けをセットにしたトレーニングですが)


同じ風ちゃんと私というペアでも、「脱感作」がまだできないものがあります。


まだできていないというか、正直あきらめかけています。



それは、風ちゃんが恐怖に脅える、ロケット花火やカミナリ、ピストルなどの破裂音。


テレビのものは、全く平気なんですけれど、これらは何度「脱感作トレーニング」を試みても

うまくいきません。


一時期は、花火をしている親子連れを公園で見た後

・親子連れ

・公園

といった、付随するものにも嫌悪行動である避ける態度をしはじめて、焦りましたが

これは、花火との関係がない時に、「脱感作トレーニング」をして、なんとか大丈夫になりました。


でも、未だにロケット花火やカミナリ、ピストルの音は、ダメですね。


私が思うに、カラダに触れることは、風にとって嫌悪だっただけで、恐怖ではなかった。

だから、「脱感作トレーニング」にもスムーズに行ったのでは?


だけど、恐怖が基になっているロケット花火やカミナリ、ピストルの音に対しては、

本能的なものもあるし、感作をゼロにするのは厳しいのでは?と。


特に鈴ちゃんの場合、この「脱感作トレーニング」がうまくいかないのは、根源に本能的な恐怖感情があるからでは?と思ってしまいます。


「苦手」は、克服できるけれど「本能的な恐怖」は、難しい。

今、私が知っている方法では、そんな感じに思うのです。




さて、さっき紹介した「犬と猫の行動学」のDVDには、「系統的脱感作」の実例として

音に過敏な小型犬での映像が収録されていました。


広い部屋があって、中にはブザーが鳴った後、フードが自動的に出て来る「自動給餌器」があり、

ブサーの音が鳴ると、ビビッて逃げてしまうワンちゃんの様子が収録されていました。


「はっきり聞こえるブザーの音だと、すごく反応して逃げてしまうので、最初はイチバン小さな音量で、フザーを慣らし、フードを1粒出すように設定します」。

「自動給餌器」なので、小さな音でブザーが鳴った後、フードが出るということを、勝手に何度も繰り返します。


で、映像を見ていたのですが、もうその小型犬のワンちゃんは、一番小さなブザー音にも関わらず

怖がって、逃げて「自動給餌器」に近づこうとしません。


まぁ、私がその映像を見ていて、思ったことですが

小さな音で鳴るブザー音よりも、フードを自動的に出すための機械音の方が、そのワンちゃんには恐かったように見えました。


さて、そのワンちゃんに変化はあったでしょうか?


10回、20回、30回…、ずっとその「自動給餌器」から逃げまくって、近づく気配さえありません。


45回目ぐらいから、ちょっとずつ逃げなくなってきました。


そして、63回目にやっと、出て来たフードを食べることができたのです。


そこからは、どんどん平気になっていったみたいなんですけど…。



その時、思った私の感想は

「このワンちゃんの場合は、フードを口にできるまで、63回かかった。

 普通の飼い主さんが、家で愛犬に脱感作トレーニングをしようと思って

 これと同じようなことができるかしら?

 いや、多分63回も頑張れない。

 30回やっても、まだ逃げて震えていたら、そこであきらめてしまうのでは…」

ということ。


それで、知識があったとしても

ほんんどの飼い主が挫折して、やめてしまっているのてはないかなと、思うんですよね。


うーん、これじゃ実用的とは、いえないよな。


研究者としての、私にとっても

これはいい、研究課題かなぁと思っています。











最後まで、読んでくださって、ありがとうございます。


鈴ちゃんにポチっをお願いします。


←すみませんが両方押してください→にほんブログ村 犬ブログ MIX中型犬へにほんブログ村
昨日のポチッと数は、↑こちらが23                    ↑34でした。

押してくださって、どうもありがとうございます。
風ちゃんと鈴ちゃんの応援よろしくお願いします。

保護犬って 迎えたいのに わからへん!

2012-06-22 11:54:04 | 風ママの仕事
昨夜から、今日の朝方まで、大雨警報が出ていた風鈴地方ですが

雨も上がり晴れ間が見え出し、警報も解除されたんで


さっそく、風鈴を車に乗っけて河川公園へ。


オシッコは、お家でできる鈴ちゃんですが、どうも最近「大は外」と決めているようで。



だけど、昨日の朝のご近所散歩では、緊張していたのかしてくれなくて…。


やっぱり、鈴が安心できる河川公園で、モリモリすっきりがいいのかなー。


そんなことを思いながら、河川公園に到着?!



いや、到着できない?

閉鎖されていて、駐車場に入れない。


えっ?なんで?!

駐車場を見たら、いつも監視員の人がいるはずの管理棟ごと消えている。


うへっ。



と思っていたら、作業員のオッチャンが走ってきて

「本日は閉鎖です。これから、重機を入れて整備し直すので。河川公園には入れません」と。


ぐぇー。

ここも台風と大雨の被害があったのね。


それは、仕方がない。



だけど、私の後ろには

「トイレ!! トイレ!! 早く!!早く!!」と、河川公園を目の前にして、早く降ろせという

風と鈴が・・・・・・。




じゃあ、高槻側が無理でも、枚方側の河川公園なら?!

そう思って車を走らせたが、残念ながら、あちらも閉鎖中。


うわあ、いきなり朝から、お散歩ジプシーかよ。




しかたがないので、家の近所の公園までもどってきて、ちょこっと路駐して、お散歩しましたがな。




さて、昨日の
「ひらめいた 書きたいものが ビビビとね!」の「元保護100頭の今~それぞれののカタチ」に応援コメントをいろいろ頂きまして
とってもうれしく思っています。

略して「犬100愛プロジェクト」を立ち上げなくては、と思っています。


これからの予定としては



●誌面構成を考えて、企画書を作る。

メインは、元保護犬の飼い主さんによるインタビュー記事ですが
そのインタビューする内容の項目なども整理しておかなくっちゃいけない。

ワンコを飼いたいと思ってから、実際に出会うまでの経緯も大事かなーと思うんです。



私なんて、風の妹か弟がほしいと思ってから、鈴と出会うまで数年かかりました。





ショップで購入するのではなく、保護犬でと考え、行政の譲渡サイトや里親募集中のサイトを

しょっちゅうチェックしていたのですが・・・・。


「保護犬を 迎えたいのに どうすりゃいいのか わからへん!」そういう状態でした。



近くの兵庫県や滋賀県は、譲渡犬の情報も公開されていて、

譲渡会も行われているようなのですが

大阪府では、見当たらなくて困ってしまいました。



問い合わせてみたら「動物愛護団体の方から譲渡を受けてください」という感じで。



と、なると「動物愛護団体」のことも調べなくちゃいけないし、どこの愛護団体がいいのか…

なんかも全くわからない。



里親募集中のサイトに掲載されていた子犬の問い合わせをしたこともあったけれど

どういうステップを踏んで、話を進めて行ったらいいのか、わからなくて

そのままになってしまいました。



で、結局「我が子となる子犬を迎える前に、

動物愛護ボランティアのことをもっとよく知らなくちゃ」と思い、

ある団体にボランティアの問い合わせをしたんです。




そんなことをしているってことを

ご近所で仲良くしてもらっているワンコへの愛護精神の高いトリマーさんに話したところ、

彼女も保護犬の里親探しをしている動物愛護ボランティアのお手伝いをしていることを知り、

彼女からRe:Startさん
のお手伝いをしていると教えてもらって、紹介してもらったんです。


そして、預りボランティアをさせてもらったんです。

慣れない預りだった私でしたが、Re:Startさんは、とても信頼できると確信。

その後、鈴との出会いがあって、今に至っているんですよね。


でもねー。私は愛犬探しを始めてから、「運命のうちのワンコ」である鈴と出会うまで、かなり時間がかかっています。

まぁRe:Startさんと知り合ってからは、速かったんだけど…。


そう考えると「保護犬をうちのコに迎えたい」と思っている家族がいても、

実際は、どうしたらいいのかわからなくて、断念しちゃう場合も多いのでは?!


と、思うんです。


そりゃ、ペットショップで「この犬ください」って、言うだけで済む方がラクだし

そういう方法しかしらない日本人もかなり多いと思うんで。


だから、そのあたりもきっちり書いて、スムーズになるような本にしたいなと思っています。


「犬を飼いたい」と思った時から、家族として迎えるまでの流れのシュミレーションも掲載したいし


自分たちの希望や環境などを書き込める整理シートや、

譲渡側が信頼できるのかどうかチェックするチェックシートなとも盛り込みたい。


うちの子になるまでの、管理方法もチェックしておきたいところですしね。


去勢や避妊の費用をどちらが持つのかなど、金銭的なことなども、

事前にチェックしておきたい項目にはいるかな。



●取材対象者の候補を募る

目標は100頭と、してみましたが企画書の段階で、30人&30頭ぐらいの取材対象者の候補は、募っておきたいですね。

また、企画書ができた後に、このブログで募集記事を載せますので

保護犬出身のワンコさんと暮らす飼い主さん、ぜひご協力をお願いします。



●応援者を募る!
「ぜひ読みたい!」「本が出るのを期待している」なんて声が、この本の出版を実現します。

そういう声が多ければ、多いほど出版社を動かせるんです。

これもいろんなことが整ったら、応援者コメントの欄を設けようと思うので、

その時はみなさんどうぞ、応援のコメントをよろしくでーす。



●アタックする出版社をビックアップする。

上記が整った段階で、この本を出してほしいアタック先の出版社をピックアップします。

そして、企画書を見てもらって、プレゼンですねー。


もちろん、このブログを読んでくださっている出版社の方で「うちで検討してみてもいいよ」という方がおられましたら、優先的に企画書をお送りするので

おっしゃってくださいね。

問い合わせ先は、このブログの左側の一番下に「メッセージ」というのがあるので

そこから、メッセージを入れてくださませです。




ということで、ぼちぼち進めて行きたいと思っていまーす!!







最後まで、読んでくださって、ありがとうございます。

早く河原で散歩がしたい風ちゃんと鈴ちゃんにポチっをお願いします。

←すみませんが両方押してください→
昨日のアクセスも、左側に出るようにしました。
ポチッと数は、↑こちらが34                    ↑こっちが42でした。

押してくださって、どうもありがとうございます。
応援よろしくお願いします。

ひらめいた 書きたいものが ビビビとね!

2012-06-21 08:53:29 | 風ママの仕事
最近は、研究の計画や、行動分析学や論文の書きなどの勉強が忙しくて

ライターとして、単行本を書くということから、すっかりご無沙汰していた私。


雑誌などには、ちょこちょこ書いているんですけど

単行本は、2008年に出した「犬の性格診断 タイプ別、育て方のコツがしっかりわかる本」から

書いていなかった。



正直「書きたい!!」っていうものが、なかなか見つからなくって

本を出すために出版社を説得するパワーもなかなか出てこなかったのが実情です。



でも、さっき書きたいものが急に天から、降りて来たんです。



実は、「風鈴 犬のこころ研究室」のパンフレットというか、挨拶状を作ろうと

いろいろ載せる内容を思案していたんです。



その時、捨て犬・殺処分ゼロを目指す動物愛護に役立つようなことって…。

と考え始めたんです、書くことが得意な私が何かできないだろうか?


とかとか・・・・。


あっ、そうだ!!

ワンコの里親さんにインタビューし、それぞれの愛のカタチをリポートする

保護犬100頭の今」というのが私の頭に降りて来た!!


仮タイトルをつけるなら
保護犬100頭の今~それぞれの愛のカタチ」



私と、鈴だっていろいろなドラマがあった。

うちの子として迎えるまでの迷いや心配。

うちの子になってからだって、いろんな事件があった。


もちろん、今もドラマチックな毎日が続いている。


そんな>元保護犬と今家族として暮らしている人間とのドラマを沢山読んでみたい。



100頭いれば、100のドラマがある。

そして、100の愛のカタチがある。


そんな現場を実感しながら、飼い主さんにインタビューして、生活ぶりをリポートしたい。




問題は、取材協力してくれる元保護犬の飼い主さんがたくさんいるかどうか。

そして、こういう本を出版してくれる出版社をみつけること。


課題は多いけれど、きっと読み応えがあるし、感動があると思うねん。

それに、この本が保護犬を検討している家族の後押しになればと・・・。



100頭は、無理かもしれないけれど、ある程度の取材先に目処はつけて、出版社に企画書を作ってアタックしたいな。





最後まで、読んでくださって、ありがとうございます。


いいね!!と思ったらポチっをお願いします。


←すみませんが両方押してください→にほんブログ村 犬ブログ MIX中型犬へにほんブログ村
昨日は472IPの訪問があり
ポチっと数は、↑こちらが24プッシュ                 ↑こちらが36プッシュ
いただきました。

押してくださって、どうもありがとうございます。
応援よろしくお願いします。