先日紹介した「犬から見た世界」
を読み終えて、次に私が読んでいたのが
ジョン・ブラッドショー著の
「犬はあなたをこう見ている」です。
帯にあるように「犬の世界には、序列はなかった」という内容を科学的に証明する記述にかなりページ数が裂かれていました。
正直、私個人の感想ですが、この2冊を比べたら、
「犬から見た世界」の方がおもしろく、読みやすかったですね。
この2冊に関して、両方とも科学的根拠に基づいて書かれているので
くい違うところはないのですが
「犬から見た世界」は、犬の五感に関することなどをはじめ、
生活におけることなど、視点が私と近くて、すっと内容が入ってきました。
著者も愛犬がいることで、読者の気持ちと重なっているんでしょうねー。
どっちを読もうか迷っていらっしゃるなら、私は「犬から見た世界」をオススメします。
私が大学で学んでいる「比較心理学(動物心理学)」の内容を犬に特化してあるような感じでした。
でも「犬はあなたをこう見ている」の本が、おもしろくないわけではないですよ。
ただ、タイトルのイメージからして、風ちゃんや鈴ちゃんが私のことをどう見ているのか
それを知りたい人には、ちょっと違うかなーって感じが。
「犬はあなたをこう見ている」の本には
過去に信じ込まれていた
「イヌは、オオカミの子孫だから、オオカミのように序列を作り、
リーダーが上に立とうとするイヌをチカラで抑えなければいけない」という序列論を
今もまだ信じている人が多いことを問題視する内容が多かったんです。
まぁ、この序列論があったからこそ、体罰のドッグトレーニングが正当化されてきた背景があり
今もなお、体罰トレーニングを行っているところでは、「犬の序列論」は、絶対的に支持されている、とのこと。
実際にアメリカで有名なテレビ番組に登場する「ザ・カリスマ ドッグトレーナー ~犬の気持ち、わかります~」のシーザー・ミラントレーナーは、序列論派で体罰系ですよね。
私も、この番組を見たことがあるんてすが
多分指示に従わなかったら、電気ショックを与える首輪を使っている感じがしました。
もちろん、電気ショックで犬が痛い思いをしているシーンなどはオンエアーされません。
でも、このトレーナーは、犬が指示に従わない時、「シュー」だったか、なんか機械音に似せた音を
口で鳴らすんです。
するとその犬は、一瞬首輪を付近を気にして、怯えて指示に従うんです。
で「こんなに従ういい犬になりました!!」と番組は、締めくくります。
多分、オンエアーしている時は、普通の首輪で電気ショックはないんでしょうが
その電気ショックに似た音を口まねするだけで、犬はその恐怖を思い出している…
そんな感じが画面から見てとれました。
苦痛な犬を見るのは、私にとって辛いこと
なので私は、それからその番組を見なくなりました。
「犬はあなたをこう見ている」の本にも、シーザー・ミラントレーナーは「序列論派で体罰系」だと書いてあったような。
ただ、最近のシーザー・ミラントレーナーの著書に、今まで対立していた科学的指導派のイアン・ダンバー博士にコメントを依頼しているらしいので、考え方が変わってきているかも・・・なんてことが書かれていました。
まぁ、実際、犬に関しての科学的研究は、現在進行形で「犬の世界に序列はなかった」ということが
証明されだしたのも、ここ10年ぐらいのような気がします。
私が初めて「犬の世界に序列はなかった」事実を知ったのは、2007年。
5年前ですね。
日本ペットドッグトレーナーズ協会のカンファレンスで
サラ・ホワイトヘッド博士が講演で話されていました。
なのでこの本を読んでも、驚きはなかったんですけどね・・・・。
私が、犬のしつけや犬の生態に興味を持ち出したのは、
11年前。そう風ちゃんとの偶然の出会い。
その頃の「犬のしつけ本」には、どれも「犬は序列の動物だ」と明記されていました。
だから、その頃の私は、子犬の風ちゃんに「自分か上だ」と思わせないように
バカにされるないように、必死でした。
「犬は服従させなければならない」というその頃の本の教えを信じて
かなり厳しく、しつけをしようと頑張りました。
体罰は、私の気持ち的にイヤだったので、叩いたりはなかったですが
言うことをきかないと、仰向けにしたり・・・なんてことは、よくやっていました。
今から考えると、やっていることが滑稽、お笑いですね。
風ちゃんには、そんな気持ち全然ないのに。
ただ風パパは、体罰も使っていました。
そのせいで、風はパパのことを怖がるようになり、指示には従うけれど
仲良くしようとパパが抱きつくと、逃げて寄り付こうとしない状態になっていました。
つまり、指示されれば我慢してそばにいるけれど、自分からはパパのそばに寄りたくない感じでした。
それが1年ぐらいは、続きましたね。
でも、風が1歳になる前ぐらいに、私かライターをしていたペット雑誌の取材で
「犬が飼い主を大好きになるしつけ方法」を知って、すぐにそれを実践。
風ちゃんと私たちの関係も変わってきました。
正直いって、風ちゃんや鈴ちゃんが序列を意識していようか、意識していまいが
実際の生活ではあんまりカンケーないんですよね。
それが問題になるようなシーンがないから。
多分、問題行動があった時にそんな話が出て来るのかも。
ただ、
「吠えるのは、自分が上だと思っているから」
「咬むのは、自分が上だと思っているから」
「指示に従わないのは、自分が上だと思っているから」
「歩かないのは、自分が上だと思っているから」
「引っ張るのは、自分が上だと思っているから」という
問題行動を序列のせいにする人は、犬の専門家としては信用できない。
だって、それぞれに現実的な理由があるんだもん。
犬の世界に序列がないとすると、あるのはなに?!
私、風ママが考えるのは「絆と秩序」ですね。
あなたは、「序列論」と「科学論」どちらを信じますか?
最後まで、読んでくださって、ありがとうございます。
おまけは、昨日の夕方散歩の鈴ちゃんです。
昨日も、リボンが舞う楽しい時間でしたよ。
そんな鈴ちゃんにポチっをお願いします。
←すみませんが両方押してください→にほんブログ村
いつも押してくださって、どうもありがとうございます。
風ちゃんの応援も、よろしくお願いします。
を読み終えて、次に私が読んでいたのが
ジョン・ブラッドショー著の
「犬はあなたをこう見ている」です。
帯にあるように「犬の世界には、序列はなかった」という内容を科学的に証明する記述にかなりページ数が裂かれていました。
正直、私個人の感想ですが、この2冊を比べたら、
「犬から見た世界」の方がおもしろく、読みやすかったですね。
この2冊に関して、両方とも科学的根拠に基づいて書かれているので
くい違うところはないのですが
「犬から見た世界」は、犬の五感に関することなどをはじめ、
生活におけることなど、視点が私と近くて、すっと内容が入ってきました。
著者も愛犬がいることで、読者の気持ちと重なっているんでしょうねー。
どっちを読もうか迷っていらっしゃるなら、私は「犬から見た世界」をオススメします。
私が大学で学んでいる「比較心理学(動物心理学)」の内容を犬に特化してあるような感じでした。
でも「犬はあなたをこう見ている」の本が、おもしろくないわけではないですよ。
ただ、タイトルのイメージからして、風ちゃんや鈴ちゃんが私のことをどう見ているのか
それを知りたい人には、ちょっと違うかなーって感じが。
「犬はあなたをこう見ている」の本には
過去に信じ込まれていた
「イヌは、オオカミの子孫だから、オオカミのように序列を作り、
リーダーが上に立とうとするイヌをチカラで抑えなければいけない」という序列論を
今もまだ信じている人が多いことを問題視する内容が多かったんです。
まぁ、この序列論があったからこそ、体罰のドッグトレーニングが正当化されてきた背景があり
今もなお、体罰トレーニングを行っているところでは、「犬の序列論」は、絶対的に支持されている、とのこと。
実際にアメリカで有名なテレビ番組に登場する「ザ・カリスマ ドッグトレーナー ~犬の気持ち、わかります~」のシーザー・ミラントレーナーは、序列論派で体罰系ですよね。
私も、この番組を見たことがあるんてすが
多分指示に従わなかったら、電気ショックを与える首輪を使っている感じがしました。
もちろん、電気ショックで犬が痛い思いをしているシーンなどはオンエアーされません。
でも、このトレーナーは、犬が指示に従わない時、「シュー」だったか、なんか機械音に似せた音を
口で鳴らすんです。
するとその犬は、一瞬首輪を付近を気にして、怯えて指示に従うんです。
で「こんなに従ういい犬になりました!!」と番組は、締めくくります。
多分、オンエアーしている時は、普通の首輪で電気ショックはないんでしょうが
その電気ショックに似た音を口まねするだけで、犬はその恐怖を思い出している…
そんな感じが画面から見てとれました。
苦痛な犬を見るのは、私にとって辛いこと
なので私は、それからその番組を見なくなりました。
「犬はあなたをこう見ている」の本にも、シーザー・ミラントレーナーは「序列論派で体罰系」だと書いてあったような。
ただ、最近のシーザー・ミラントレーナーの著書に、今まで対立していた科学的指導派のイアン・ダンバー博士にコメントを依頼しているらしいので、考え方が変わってきているかも・・・なんてことが書かれていました。
まぁ、実際、犬に関しての科学的研究は、現在進行形で「犬の世界に序列はなかった」ということが
証明されだしたのも、ここ10年ぐらいのような気がします。
私が初めて「犬の世界に序列はなかった」事実を知ったのは、2007年。
5年前ですね。
日本ペットドッグトレーナーズ協会のカンファレンスで
サラ・ホワイトヘッド博士が講演で話されていました。
なのでこの本を読んでも、驚きはなかったんですけどね・・・・。
私が、犬のしつけや犬の生態に興味を持ち出したのは、
11年前。そう風ちゃんとの偶然の出会い。
その頃の「犬のしつけ本」には、どれも「犬は序列の動物だ」と明記されていました。
だから、その頃の私は、子犬の風ちゃんに「自分か上だ」と思わせないように
バカにされるないように、必死でした。
「犬は服従させなければならない」というその頃の本の教えを信じて
かなり厳しく、しつけをしようと頑張りました。
体罰は、私の気持ち的にイヤだったので、叩いたりはなかったですが
言うことをきかないと、仰向けにしたり・・・なんてことは、よくやっていました。
今から考えると、やっていることが滑稽、お笑いですね。
風ちゃんには、そんな気持ち全然ないのに。
ただ風パパは、体罰も使っていました。
そのせいで、風はパパのことを怖がるようになり、指示には従うけれど
仲良くしようとパパが抱きつくと、逃げて寄り付こうとしない状態になっていました。
つまり、指示されれば我慢してそばにいるけれど、自分からはパパのそばに寄りたくない感じでした。
それが1年ぐらいは、続きましたね。
でも、風が1歳になる前ぐらいに、私かライターをしていたペット雑誌の取材で
「犬が飼い主を大好きになるしつけ方法」を知って、すぐにそれを実践。
風ちゃんと私たちの関係も変わってきました。
正直いって、風ちゃんや鈴ちゃんが序列を意識していようか、意識していまいが
実際の生活ではあんまりカンケーないんですよね。
それが問題になるようなシーンがないから。
多分、問題行動があった時にそんな話が出て来るのかも。
ただ、
「吠えるのは、自分が上だと思っているから」
「咬むのは、自分が上だと思っているから」
「指示に従わないのは、自分が上だと思っているから」
「歩かないのは、自分が上だと思っているから」
「引っ張るのは、自分が上だと思っているから」という
問題行動を序列のせいにする人は、犬の専門家としては信用できない。
だって、それぞれに現実的な理由があるんだもん。
犬の世界に序列がないとすると、あるのはなに?!
私、風ママが考えるのは「絆と秩序」ですね。
あなたは、「序列論」と「科学論」どちらを信じますか?
最後まで、読んでくださって、ありがとうございます。
おまけは、昨日の夕方散歩の鈴ちゃんです。
昨日も、リボンが舞う楽しい時間でしたよ。
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風ちゃんの応援も、よろしくお願いします。