日伊文化交流会

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ベルルスコーニ氏追放 イタリア国会 議員資格をはく奪(2013.11.28)

2013年11月29日 | イタリアのニュース
ベルルスコーニ氏追放 イタリア国会 議員資格を剥奪(2013.11.28)
毎日新聞 2013年11月28日 12時58分:

【ローマ福島良典】 脱税事件で実刑が確定しているイタリアのベルルスコーニ元首相(77)が27日、上院議員資格を剥奪され、国会から追放された。上院本会議が同日夕(日本時間28日未明)に議決した。

元首相は即時に議員失職し、不逮捕などの議員免責特権を失った。過去3度、約9年間、首相を務めた元首相は国政の表舞台から退場。約20年にわたって元首相がイタリア政界をけん引してきた「ベルルスコーニ時代」は終幕を迎えた。

 1994年に下院議員に初当選し、政界入りした元首相が議員失職したのは初めて。元首相は8月1日に一族経営の巨大メディア企業「メディアセット」の脱税事件で禁錮4年(恩赦法により1年に短縮)の最高裁有罪判決を受け、上院委員会が資格剥奪を本会議に勧告していた。
禁錮2年以上の実刑が確定した上下両院議員の資格を剥奪し、立候補・就任を6年間禁じる法令に基づく措置。

 本会議は27日、資格剥奪に反対する中道右派議員提出の9本の議案を反対多数で否決、委員会勧告を承認した。レッタ首相中道左派・民主党、野党「五つ星運動」、モンティ前首相の中道「市民の選択」などが資格剥奪に賛成。
元首相率いる中道右派「フォルツァ・イタリア」(がんばれイタリア)と、離党したアルファノ副首相兼内相の新会派「新中道右派」が反対した。

 元首相は27日、ローマの私邸前で開かれた支持者のデモ集会で「きょうは民主主義の服喪の日だ」と追放を批判。議員ではない「五つ星運動」指導者のベッペ・グリッロ氏のように「国会の外で戦い続ける」と述べ、26日に下野した「フォルツァ・イタリア」の党首として政治活動を続けると宣言した。

 だが、元首相は禁錮1年の代替刑として社会奉仕活動に少なくとも9カ月間、従事しなければならず、これまでのような自由な行動は取れない。
また、資格剥奪により議員免責特権を失ったため、元首相私邸パーティーでの少女買春疑惑など、上訴中の裁判で禁錮刑が確定すれば収監される可能性もある。

 元首相は一昨年11月、欧州債務危機の中、首相の座から追われたが、不死鳥のように復活。今年2月の総選挙で下院から上院にくら替え出馬して当選し、レッタ大連立政権樹立(4月)に至る政局を主導した。だが、レッタ政権倒閣を画策してアルファノ氏ら党内ハト派の離反を招き指導力が低下した。


詳しくは こちら

追加 「メディア王 威光陰り」(2013.11.29)は こちら
いよいよ「ポスト ベルルスコーニ時代に入った」 バチカンから見放されたという背景もあるようです 

* いよいよ年貢の納め時といいますか...9か月の社会奉仕活動なんてイメージできない元首相の今後は そしてイタリア政界の今後の流れは?


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