「クリスマス料理 de イタリア周遊 マッティーア先生の Cucina Natale 講座」を聞いて何か作ってみたくなりました♪(2016.12.17)@高円寺piazzaItalia
12月17日(土)午前は 高円寺piazzaItaliaで NHKテレビでイタリア語に出演されてらしたMattia Paci先生のクリスマスのセミナーに行き パネットーネを食べてきました♡
イタリア20州を2回に分けてクリスマス料理を紹介してくださるセミナーの2回目です 1回目では何州はどこ?という確認もやったみたいです:
アブルッツォ州/Abruzzo: Calcionetti ai ceci というドルチェ
Sono dei ravioli fritti (揚げたラビオリ), dall’impasto morbido (やわらかいこねた生地) e farciti (詰めた) con un gustoso ripieno (おいしい詰め物) preparato con castagne(栗), cioccolato e aromi vari(様々な香料).
バジリカータ州(Basilicata): calzoncelli alle castagie という栗のドルチェ
Il ripieno (詰め物) è un concentrato (濃縮したもの) di quelli che sono i 3 principali prodotti dei boschi e delle campagne della zona (3種類のこの地方の森や畑で採れたもの) : la castagna (栗), la pera (梨) pericina e la nocciola (ヘーゼルナッツ).
カラブリア州(Calabria): pasta fatta a mano scilatelle calabresi
(作り方の映像 *音が出ます)
小麦粉と水等でこねたパスタ生地を棒状にして 針金に巻いてから短く切る 手作りのショートパスタ (針金を引き抜くと中が空洞に!)
カンパーニャ州/Campania: Minestra maritata というスープ
La minestra maritata: uno dei più antichi piatti napoletani
'A menesta 'mmaretata (la minestra maritata) è un tradizionale piatto partenopeo (ナポリの) si chiama così perché la verdura "si sposa" con la carne.(肉と魚が結婚したという意味)
エミリア・ロマーニャ州(Emilia romagna): zampone con lenticchie
Lo zampone con lenticchie si prepara con la cottura in acqua bollente (沸騰したお湯でゆでる) dello zampone che verrà poi accompagnato in tavola, una volta tagliato a fette spesse(ぶ厚くスライスした), dalle lenticchie cotte a parte (別に煮た).
かなり重く すぐにお腹いっぱいに!
フリウリ・ヴェネツィア・ジュリア州(Fruili Venezia-Giulia9: Gubanaというfruttasecca(ドライフルーツ)の入った渦巻き状のトルテ
La gubana si prepara in periodi di grande festa (Natale, Pasqua) o in occasioni particolari (come matrimoni e sagre paesane/田舎の祭り), a base di pasta dolce lievitata(発酵した生地), con un ripieno di noci(クルミ), uvetta(干しぶどう), pinoli(松の実), zucchero, grappa, scorza grattugiata (すった皮) di limone, dalla forma a chiocciola(かたつむり), del diametro (直径) di circa 20 cm, cotto al forno.
詰め物を巻いて棒状にした生地を うずまき状にくるくる丸めて作ります♪
ラツィオ州(Lazio): abbacchio con patate 子羊のロースト
*abbacchioは お乳で育った子羊の肉のこと
un tipico piatto della cucina laziale (ラツィオ州の) che predilige (好んで使う) l’animale quando si nutre (養われる) ancora esclusivamente (もっぱら)con latte materno (母乳)(o in ogni caso di pecora/羊).
Ma anche l’uso dell’agnello (1才以下の子羊), ovvero dell’animale già svezzato (離乳した) non è punito (罰せられない) dalla legge.
と ここまでが第一回でした~ (参加しなかったのでプリントのみ)
実においしそうな写真がずらり!! 前回も聞きたかった~($・・)/~~~
* * *
さてさて 第2回で取り上げた料理は:
リグーリア州(Liguria): Cappon magro というアンティパスト
Cappon magro カッポン・マーグロ(capòn magro)は 堅いパンの上に魚介類と野菜をピラミッド状にのせてドレッシングを添えた ジェノヴァのサラダ(wikipedia)
ジェノヴァ出身の先生によると capponeはホウボウのことで magroは 脂肪分のない という意味 ニンジン ゆで卵 おいも finocchio(ういきょう) ジェノヴェーゼペーストなども使われますが piatto povero(残り物などを使った貧しい料理)で ガレッタという黄色い硬いパンに具を重ねてゆきます 大皿の上にエビを串刺しにしたスタイルがパーティー向け♪
Lombardia: Cappone al forno
Acquistate un cappone già pulito e spennato (羽をむしった), lavatelo bene e farcitelo (詰め物をする) internamente (まるごと) con il rosmarino (ローズマリー), la salvia spezzettata con le mani (手でちぎったセージ) e le fette di pancetta (スライスしたパンチェッタ).
Ungete (塗る) l’esterno del cappone con l’olio, salatelo (塩をかける) e mettetelo in una teglia (オーブン皿) leggermente oliata(油をかけた).
Fate cuocere il cappone in forno a 200°C per circa 40 minuti, poi bagnatelo con il vino bianco (浸す) e proseguite la cottura per ulteriori 40 minuti a 180°C.
Una volta pronto, trasferite il cappone su un piatto da portata, irroratelo con (ぬらす) il sughetto di cottura (料理の肉汁) e servitelo.
capponeは去勢された鶏で 普通の鶏(pollo)より大きいです 頭と内臓を取って詰め物をして 白ワインに浸してオーブンで焼きます
イタリアにはターキー(七面鳥)がなかったので これを使ったのだそうです
マルケ州(Marche): Pizza dolce di Natale というドルチェ
名前こそピッツァですが pasta di pane (パン生地)で作った pagnotta (丸パン)です
farina (小麦粉)、 lievito (イースト菌)、 Olio、 acqua、 zucchero、 noci (クルミ)、 uvetta (干しぶどう)、 fichi secchi (干しイチジク)、 scorza (皮) di limoni e arance grattugiate、succo di limone e di arancia、 pepe、 noce moscata (ナツメグ)で作ります 上に砂糖をかけます パネットーネのように柔らかいです♡
モリーゼ州(Molise): zuppa di cardi というスープ
Questa pietanza(料理) dalle antiche origini e dagli ingredienti poveri (貧しい材料) può essere annoverata (数え上げる) tra le ricette tipiche dell’Abruzzo, del Molise e anche del Piemonte, che sfrutta i suoi celebri cardi gobbi (猫背の、湾曲した) per la preparazione.
La tradizione vuole che si aggiunga un uovo alla zuppa sul fondo del piatto (スープの底に卵を加えた) che, una volta versato il brodo caldo (その上に熱いブロードを注ぎ), crea un appetitoso (食欲をそそる) effetto “strapazzato”(スクランブルエッグの効果).
cardi(アザミ)はpianta selvatica (野生の植物)で 硬い茎を食べます 硬くて苦いので レモン水で何度もゆでて苦みを取ります チーズを混ぜたスクランブルエッグをスープ皿の底に入れてから 上に肉団子やカルディを置き ブロードを注ぎます
ピエモンテ州(Piemonte): Agnolotti al plinというラビオリのような一皿
La forma tradizionale è quadrata(四角い), con il ripieno racchiuso (包んだ) da due sfoglie di pasta all'uovo (卵の生地の2枚の練り生地).
La caratteristica principale dell'agnolotto piemontese rispetto alle altre specialità di pasta ripiena del resto d'Italia è l'utilizzo di carne arrosto (ローストした肉) per il ripieno(詰め物).
vitello(子牛) maiale(豚), conoglio(ウサギ), cavolo (キャベツ)のピューレ等を詰め物に入れるのが特徴です
名前の由来が面白くて plinは pizzicare (つまむ)から来ているとのこと つまり具をちょこっと乗せてからくるんだ生地の 具と具の間を「つまむ」から来ています!!
プーリア州(Puglia): Cartellate
Il nome potrebbe derivare da (~に由来する) carta, incartellate (貼り紙を貼った), cioè sinonimo di incartocciate (紙にくるむ), secondo la loro tipica forma arabesca (アラベスク/幾何学模様の)
cestino(かご)という言葉に由来する 揚げたドルチェで 今もクリスマスに手作りで作られることが多く カットした生地を丸めてから揚げたあとで 煮詰めた赤ワインの蜜を塗ると この形の中にしみこんでゆきます 中はとてもcroccante(パリパリ)♡
サルデーニャ(Sardegna): Porceddo (ポルチェッドゥ) イタリア語ではmaialetto (子豚)
Il porceddu arrosto è una delle più celebri (有名な) e apprezzate (評価の高い) specialità della cucina sarda. Per prepararlo è necessario disporre di uno spiedo girevole su fuoco (火の上で回転する焼き串) e di un vero porcetto da latte.
(お乳で育った子豚)
Prima della cottura si è solito imbottirlo (詰め込む) e coprirlo di aromi(香料で包む), come il mirto (キンバイカ、ミルト), il timo (タイム), l’alloro (ローリエ) e il finocchio selvatico(野生のフェンネル), e farlo aromatizzare (香りをつける) qualche ora. Da accompagnare assolutamente con il Cannonau sardo.
サルデーニャの有名な豚の丸焼き!! 生後20日までの豚をcamino(暖炉)で焼く あるいは 庭に穴を掘って 豚を埋めて火をおこして炭焼きにするというもの...内臓は取って他の料理に使います この形がスゴイ!!
シチリア(Sicilia): Timballo di riso という お米のセコンド
直訳すると「お米のタンバリン」というセコンド アランチーニ等のシチリアのお米で作ります gallina selvaggia (放し飼いのめんどり) でブロードを作るので味が濃いです
"Bagnomaria"という方法で作ります 鍋の中に鍋を入れて優しく温める 湯煎のことです
トスカーナ州(Toscana): Sformato di gobbi という 形のないオーブン焼きのひと品
gobboは トスカーナに生えたcaldi(あざみ)が 雪でたわむ姿から「gobbo/猫背の」という名がつけられたとのこと シンプルなpiatto poveroで ラザーニャのように重ねて 上にベシャメルソースやnoce moscata(ナツメグ) あるいはすりおろしたパルミジャーノ等をかけて食べます
トレンティーノ州(Trentino): Canederli porpette di paneというプリモ
Polpette (団子) di pane raffermo (日の経ったパン) con speck ed erba cipollina (ペコロス) servite in brodo, tipiche del SudTirolo
肉団子はなんとパンでできているのですね!! 古くなったパンをミルクで戻して 卵やチーズ あればスペック/speck(燻製生ハム)でお団子にします♡ 牛だしで煮て パルミジャーノまたは Fontinaというやわらかくてすりおろしできないチーズをかけます
ウンブリア州(Umbria): Panpepato というドルチェ
È composto secondo tradizione da vari ingredienti: mandorle(アーモンド), nocciole (ヘーゼルナッツ), pinoli (松の実), pepe, cannella(シナモン), noce moscata (ナツメグ), arancia e cedro canditi(シトロンの皮の砂糖漬け), uva passa (干しブドウ), il tutto impastato (こねる) con o senza cacao, cioccolato, caffè, liquore, miele (はちみつ), farina, mosto (葡萄のしぼり汁) cotto d'uva.
ウンブリア州は山が多く(montuoso) このようなカロリーの高いスパイスの効いた味の濃いパンを食べて身体を温めていたのですね!
ヴァッレ・ダ・アオスタ州(Valle d'Aosta): Carbonata con polentaというpiatto unico 下にポレンタを敷きます
La carbonata è uno di quei piatti un po’ laboriosi(手間のかかる), di sapore antico, tipica della Val d’Aosta. Si tratta di carne di manzo (雄牛) stufata a lungo (長時間煮込んだ), con aggiunta di vino, verdure e aromi e di solito accompagnata con polenta(ポレンタ).
赤玉ねぎをいためて牛肉を赤ワインで長時間煮込んで煮詰めたものを ポレンタを敷いた皿に載せます
ヴェネト州(Veneto): Baccalà 下にポレンタ・ビアンカを敷きます
Baccalàは merluzzo(タラ)で作られ 1.干しダラ 2. 塩漬けの鱈(長期保存)の 2種類があります
ポレンタ・ビアンカは Veneto州でだけとれる 白いトウモロコシで作ったポレンタの上に Baccalà mantecato (こねた)を載せた料理です♡
* * *
イタリア全土では:
Torrone: ヌガーのドルチェ
焙煎したアーモンドやナッツ、蜂蜜、砂糖、卵白からなり、長方形の板状かラウンドケーキのどちらかに整形され スペインとイタリアでは 伝統的なクリスマス菓子として食されている
蜂蜜と泡立てた卵白を用意する 蜂蜜を煮立てカラメル状にし 皮をむいてローストした松の実(pinoli)、アーモンド(mandorle)、ヘーゼルナッツ(nocciola)を加え 冷ましてから裁断する(wikipedia)
レッスンの最後に みんなでこちらのパネットーネをいただきました♪
Panettone: 切り分けてから マスカルポーネチーズをたらしていただく クリスマスの定番ドルチェ
パネットーネ種の酵母を用いて ゆっくり発酵させたブリオッシュ生地の中に レーズン(uvetta)、プラム オレンジピール(canditi/砂糖漬け) その他のドライフルーツを刻んだものを混ぜ込んで焼き上げた 甘く柔らかなドーム型の菓子パン (wikipedia)
Pandoro: パンドーロはプレーンで パネットーネとは作り方も違います 発酵させたらバターを入れて再度発酵させます
裕福なヴェネツィア人のテーブルに供されていた「パーネ・デ・オーロ(pane de oro)」(黄金のパンの意)に由来するのだろうと言われている
生地は軟らかく、玉子由来の黄金色で、バニラの香りである
形状は先端のない円錐形で星型にえぐれていて、通常は8つの頂点がある
材料は、小麦粉、砂糖、卵、バター、カカオバター、酵母である
作製技術は特に複雑で、多数の作業行程を経て作られる (wikipedia)
まだまだ知らない料理もあり とても楽しく聞かせていただきました♪お腹がすいてきた頃に パネットーネが出てきて嬉しい!(^^)!
何かクリスマスに作ってみたいなぁ♡ 庭に穴を掘って豚を丸焼き!?と皆で大笑い(笑)
一回目は受けていないので 名前を頼りにネットで探し イタリア語を読みながらひとつひとつ確認してゆきました
この日の午後はドイツのセミナーに向かい クリスマスのシュトレンをいただきました♡
ステキなセミナーを開催してくださいましたpiazzaItalia様に心よりお礼申し上げます
実は先日イベントでMattia先生に初めてお会いした時に 何かセミナーやってくださいとお願いしたところ めでたく実現したのです!!
年に何回か piazzaItaliaの単発セミナーに出て 楽しんでおります♪ ここの学校はワイン教室もあり イタリア好きの若い女性が多いようです♡
言葉を学ぶということは その国の文化を学ぶことでもあります 「喋れるようになれればそれでよい」というスタンスだと 上級になるにつれ行きづまってゆくものです なので最初の頃から その国の文化も合わせて(日本語でもよいので)学ぶことをおススメします(^_-)-☆
piazzaItaliaの文化講座は こちら
レベルは初級~ 先生方は日本語でも説明してくださいますので安心です(^_^)
他にも来年早々 歌の講座などいろいろあります♪
楽しいセミナーを開催してくださいましたpiazzaItalia様に心よりお祈り申し上げます
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12月17日(土)午前は 高円寺piazzaItaliaで NHKテレビでイタリア語に出演されてらしたMattia Paci先生のクリスマスのセミナーに行き パネットーネを食べてきました♡
イタリア20州を2回に分けてクリスマス料理を紹介してくださるセミナーの2回目です 1回目では何州はどこ?という確認もやったみたいです:
アブルッツォ州/Abruzzo: Calcionetti ai ceci というドルチェ
Sono dei ravioli fritti (揚げたラビオリ), dall’impasto morbido (やわらかいこねた生地) e farciti (詰めた) con un gustoso ripieno (おいしい詰め物) preparato con castagne(栗), cioccolato e aromi vari(様々な香料).
バジリカータ州(Basilicata): calzoncelli alle castagie という栗のドルチェ
Il ripieno (詰め物) è un concentrato (濃縮したもの) di quelli che sono i 3 principali prodotti dei boschi e delle campagne della zona (3種類のこの地方の森や畑で採れたもの) : la castagna (栗), la pera (梨) pericina e la nocciola (ヘーゼルナッツ).
カラブリア州(Calabria): pasta fatta a mano scilatelle calabresi
(作り方の映像 *音が出ます)
小麦粉と水等でこねたパスタ生地を棒状にして 針金に巻いてから短く切る 手作りのショートパスタ (針金を引き抜くと中が空洞に!)
カンパーニャ州/Campania: Minestra maritata というスープ
La minestra maritata: uno dei più antichi piatti napoletani
'A menesta 'mmaretata (la minestra maritata) è un tradizionale piatto partenopeo (ナポリの) si chiama così perché la verdura "si sposa" con la carne.(肉と魚が結婚したという意味)
エミリア・ロマーニャ州(Emilia romagna): zampone con lenticchie
Lo zampone con lenticchie si prepara con la cottura in acqua bollente (沸騰したお湯でゆでる) dello zampone che verrà poi accompagnato in tavola, una volta tagliato a fette spesse(ぶ厚くスライスした), dalle lenticchie cotte a parte (別に煮た).
かなり重く すぐにお腹いっぱいに!
フリウリ・ヴェネツィア・ジュリア州(Fruili Venezia-Giulia9: Gubanaというfruttasecca(ドライフルーツ)の入った渦巻き状のトルテ
La gubana si prepara in periodi di grande festa (Natale, Pasqua) o in occasioni particolari (come matrimoni e sagre paesane/田舎の祭り), a base di pasta dolce lievitata(発酵した生地), con un ripieno di noci(クルミ), uvetta(干しぶどう), pinoli(松の実), zucchero, grappa, scorza grattugiata (すった皮) di limone, dalla forma a chiocciola(かたつむり), del diametro (直径) di circa 20 cm, cotto al forno.
詰め物を巻いて棒状にした生地を うずまき状にくるくる丸めて作ります♪
ラツィオ州(Lazio): abbacchio con patate 子羊のロースト
*abbacchioは お乳で育った子羊の肉のこと
un tipico piatto della cucina laziale (ラツィオ州の) che predilige (好んで使う) l’animale quando si nutre (養われる) ancora esclusivamente (もっぱら)con latte materno (母乳)(o in ogni caso di pecora/羊).
Ma anche l’uso dell’agnello (1才以下の子羊), ovvero dell’animale già svezzato (離乳した) non è punito (罰せられない) dalla legge.
と ここまでが第一回でした~ (参加しなかったのでプリントのみ)
実においしそうな写真がずらり!! 前回も聞きたかった~($・・)/~~~
* * *
さてさて 第2回で取り上げた料理は:
リグーリア州(Liguria): Cappon magro というアンティパスト
Cappon magro カッポン・マーグロ(capòn magro)は 堅いパンの上に魚介類と野菜をピラミッド状にのせてドレッシングを添えた ジェノヴァのサラダ(wikipedia)
ジェノヴァ出身の先生によると capponeはホウボウのことで magroは 脂肪分のない という意味 ニンジン ゆで卵 おいも finocchio(ういきょう) ジェノヴェーゼペーストなども使われますが piatto povero(残り物などを使った貧しい料理)で ガレッタという黄色い硬いパンに具を重ねてゆきます 大皿の上にエビを串刺しにしたスタイルがパーティー向け♪
Lombardia: Cappone al forno
Acquistate un cappone già pulito e spennato (羽をむしった), lavatelo bene e farcitelo (詰め物をする) internamente (まるごと) con il rosmarino (ローズマリー), la salvia spezzettata con le mani (手でちぎったセージ) e le fette di pancetta (スライスしたパンチェッタ).
Ungete (塗る) l’esterno del cappone con l’olio, salatelo (塩をかける) e mettetelo in una teglia (オーブン皿) leggermente oliata(油をかけた).
Fate cuocere il cappone in forno a 200°C per circa 40 minuti, poi bagnatelo con il vino bianco (浸す) e proseguite la cottura per ulteriori 40 minuti a 180°C.
Una volta pronto, trasferite il cappone su un piatto da portata, irroratelo con (ぬらす) il sughetto di cottura (料理の肉汁) e servitelo.
capponeは去勢された鶏で 普通の鶏(pollo)より大きいです 頭と内臓を取って詰め物をして 白ワインに浸してオーブンで焼きます
イタリアにはターキー(七面鳥)がなかったので これを使ったのだそうです
マルケ州(Marche): Pizza dolce di Natale というドルチェ
名前こそピッツァですが pasta di pane (パン生地)で作った pagnotta (丸パン)です
farina (小麦粉)、 lievito (イースト菌)、 Olio、 acqua、 zucchero、 noci (クルミ)、 uvetta (干しぶどう)、 fichi secchi (干しイチジク)、 scorza (皮) di limoni e arance grattugiate、succo di limone e di arancia、 pepe、 noce moscata (ナツメグ)で作ります 上に砂糖をかけます パネットーネのように柔らかいです♡
モリーゼ州(Molise): zuppa di cardi というスープ
Questa pietanza(料理) dalle antiche origini e dagli ingredienti poveri (貧しい材料) può essere annoverata (数え上げる) tra le ricette tipiche dell’Abruzzo, del Molise e anche del Piemonte, che sfrutta i suoi celebri cardi gobbi (猫背の、湾曲した) per la preparazione.
La tradizione vuole che si aggiunga un uovo alla zuppa sul fondo del piatto (スープの底に卵を加えた) che, una volta versato il brodo caldo (その上に熱いブロードを注ぎ), crea un appetitoso (食欲をそそる) effetto “strapazzato”(スクランブルエッグの効果).
cardi(アザミ)はpianta selvatica (野生の植物)で 硬い茎を食べます 硬くて苦いので レモン水で何度もゆでて苦みを取ります チーズを混ぜたスクランブルエッグをスープ皿の底に入れてから 上に肉団子やカルディを置き ブロードを注ぎます
ピエモンテ州(Piemonte): Agnolotti al plinというラビオリのような一皿
La forma tradizionale è quadrata(四角い), con il ripieno racchiuso (包んだ) da due sfoglie di pasta all'uovo (卵の生地の2枚の練り生地).
La caratteristica principale dell'agnolotto piemontese rispetto alle altre specialità di pasta ripiena del resto d'Italia è l'utilizzo di carne arrosto (ローストした肉) per il ripieno(詰め物).
vitello(子牛) maiale(豚), conoglio(ウサギ), cavolo (キャベツ)のピューレ等を詰め物に入れるのが特徴です
名前の由来が面白くて plinは pizzicare (つまむ)から来ているとのこと つまり具をちょこっと乗せてからくるんだ生地の 具と具の間を「つまむ」から来ています!!
プーリア州(Puglia): Cartellate
Il nome potrebbe derivare da (~に由来する) carta, incartellate (貼り紙を貼った), cioè sinonimo di incartocciate (紙にくるむ), secondo la loro tipica forma arabesca (アラベスク/幾何学模様の)
cestino(かご)という言葉に由来する 揚げたドルチェで 今もクリスマスに手作りで作られることが多く カットした生地を丸めてから揚げたあとで 煮詰めた赤ワインの蜜を塗ると この形の中にしみこんでゆきます 中はとてもcroccante(パリパリ)♡
サルデーニャ(Sardegna): Porceddo (ポルチェッドゥ) イタリア語ではmaialetto (子豚)
Il porceddu arrosto è una delle più celebri (有名な) e apprezzate (評価の高い) specialità della cucina sarda. Per prepararlo è necessario disporre di uno spiedo girevole su fuoco (火の上で回転する焼き串) e di un vero porcetto da latte.
(お乳で育った子豚)
Prima della cottura si è solito imbottirlo (詰め込む) e coprirlo di aromi(香料で包む), come il mirto (キンバイカ、ミルト), il timo (タイム), l’alloro (ローリエ) e il finocchio selvatico(野生のフェンネル), e farlo aromatizzare (香りをつける) qualche ora. Da accompagnare assolutamente con il Cannonau sardo.
サルデーニャの有名な豚の丸焼き!! 生後20日までの豚をcamino(暖炉)で焼く あるいは 庭に穴を掘って 豚を埋めて火をおこして炭焼きにするというもの...内臓は取って他の料理に使います この形がスゴイ!!
シチリア(Sicilia): Timballo di riso という お米のセコンド
直訳すると「お米のタンバリン」というセコンド アランチーニ等のシチリアのお米で作ります gallina selvaggia (放し飼いのめんどり) でブロードを作るので味が濃いです
"Bagnomaria"という方法で作ります 鍋の中に鍋を入れて優しく温める 湯煎のことです
トスカーナ州(Toscana): Sformato di gobbi という 形のないオーブン焼きのひと品
gobboは トスカーナに生えたcaldi(あざみ)が 雪でたわむ姿から「gobbo/猫背の」という名がつけられたとのこと シンプルなpiatto poveroで ラザーニャのように重ねて 上にベシャメルソースやnoce moscata(ナツメグ) あるいはすりおろしたパルミジャーノ等をかけて食べます
トレンティーノ州(Trentino): Canederli porpette di paneというプリモ
Polpette (団子) di pane raffermo (日の経ったパン) con speck ed erba cipollina (ペコロス) servite in brodo, tipiche del SudTirolo
肉団子はなんとパンでできているのですね!! 古くなったパンをミルクで戻して 卵やチーズ あればスペック/speck(燻製生ハム)でお団子にします♡ 牛だしで煮て パルミジャーノまたは Fontinaというやわらかくてすりおろしできないチーズをかけます
ウンブリア州(Umbria): Panpepato というドルチェ
È composto secondo tradizione da vari ingredienti: mandorle(アーモンド), nocciole (ヘーゼルナッツ), pinoli (松の実), pepe, cannella(シナモン), noce moscata (ナツメグ), arancia e cedro canditi(シトロンの皮の砂糖漬け), uva passa (干しブドウ), il tutto impastato (こねる) con o senza cacao, cioccolato, caffè, liquore, miele (はちみつ), farina, mosto (葡萄のしぼり汁) cotto d'uva.
ウンブリア州は山が多く(montuoso) このようなカロリーの高いスパイスの効いた味の濃いパンを食べて身体を温めていたのですね!
ヴァッレ・ダ・アオスタ州(Valle d'Aosta): Carbonata con polentaというpiatto unico 下にポレンタを敷きます
La carbonata è uno di quei piatti un po’ laboriosi(手間のかかる), di sapore antico, tipica della Val d’Aosta. Si tratta di carne di manzo (雄牛) stufata a lungo (長時間煮込んだ), con aggiunta di vino, verdure e aromi e di solito accompagnata con polenta(ポレンタ).
赤玉ねぎをいためて牛肉を赤ワインで長時間煮込んで煮詰めたものを ポレンタを敷いた皿に載せます
ヴェネト州(Veneto): Baccalà 下にポレンタ・ビアンカを敷きます
Baccalàは merluzzo(タラ)で作られ 1.干しダラ 2. 塩漬けの鱈(長期保存)の 2種類があります
ポレンタ・ビアンカは Veneto州でだけとれる 白いトウモロコシで作ったポレンタの上に Baccalà mantecato (こねた)を載せた料理です♡
* * *
イタリア全土では:
Torrone: ヌガーのドルチェ
焙煎したアーモンドやナッツ、蜂蜜、砂糖、卵白からなり、長方形の板状かラウンドケーキのどちらかに整形され スペインとイタリアでは 伝統的なクリスマス菓子として食されている
蜂蜜と泡立てた卵白を用意する 蜂蜜を煮立てカラメル状にし 皮をむいてローストした松の実(pinoli)、アーモンド(mandorle)、ヘーゼルナッツ(nocciola)を加え 冷ましてから裁断する(wikipedia)
レッスンの最後に みんなでこちらのパネットーネをいただきました♪
Panettone: 切り分けてから マスカルポーネチーズをたらしていただく クリスマスの定番ドルチェ
パネットーネ種の酵母を用いて ゆっくり発酵させたブリオッシュ生地の中に レーズン(uvetta)、プラム オレンジピール(canditi/砂糖漬け) その他のドライフルーツを刻んだものを混ぜ込んで焼き上げた 甘く柔らかなドーム型の菓子パン (wikipedia)
Pandoro: パンドーロはプレーンで パネットーネとは作り方も違います 発酵させたらバターを入れて再度発酵させます
裕福なヴェネツィア人のテーブルに供されていた「パーネ・デ・オーロ(pane de oro)」(黄金のパンの意)に由来するのだろうと言われている
生地は軟らかく、玉子由来の黄金色で、バニラの香りである
形状は先端のない円錐形で星型にえぐれていて、通常は8つの頂点がある
材料は、小麦粉、砂糖、卵、バター、カカオバター、酵母である
作製技術は特に複雑で、多数の作業行程を経て作られる (wikipedia)
まだまだ知らない料理もあり とても楽しく聞かせていただきました♪お腹がすいてきた頃に パネットーネが出てきて嬉しい!(^^)!
何かクリスマスに作ってみたいなぁ♡ 庭に穴を掘って豚を丸焼き!?と皆で大笑い(笑)
一回目は受けていないので 名前を頼りにネットで探し イタリア語を読みながらひとつひとつ確認してゆきました
この日の午後はドイツのセミナーに向かい クリスマスのシュトレンをいただきました♡
ステキなセミナーを開催してくださいましたpiazzaItalia様に心よりお礼申し上げます
実は先日イベントでMattia先生に初めてお会いした時に 何かセミナーやってくださいとお願いしたところ めでたく実現したのです!!
年に何回か piazzaItaliaの単発セミナーに出て 楽しんでおります♪ ここの学校はワイン教室もあり イタリア好きの若い女性が多いようです♡
言葉を学ぶということは その国の文化を学ぶことでもあります 「喋れるようになれればそれでよい」というスタンスだと 上級になるにつれ行きづまってゆくものです なので最初の頃から その国の文化も合わせて(日本語でもよいので)学ぶことをおススメします(^_-)-☆
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レベルは初級~ 先生方は日本語でも説明してくださいますので安心です(^_^)
他にも来年早々 歌の講座などいろいろあります♪
楽しいセミナーを開催してくださいましたpiazzaItalia様に心よりお祈り申し上げます
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