こだわり米専門店スズノブ 西島 豊造(五ツ星お米マイスター)の豊かに造ろう

様々な現実を見つめらがらも、日々を前向きに考えて進んでゆくためのブログです

この新米の炊き方は、ちょっと危険だぞ

2008年09月29日 09時00分25秒 | Weblog
 今、TBSの「はなまるマーケット」を見ていたら、「新米をおいしく炊く技“5ミリの加減”で絶品ごはんに」というテーマで、新米の炊き方を紹介していたのだ。
 見ていると、新米を炊く時の水加減を、メモリよりも少なくする、というものなのだが、「はなまるマーケット」さんには、この方法は、使える銘柄米と、使えない銘柄米があるので、言い切ってしまうには危険が伴うと、以前自分が出演して時に言ってあった筈になのに・・・。

 今のお米は、新米・古米に関係なく、水分量が15%調整されているため、新米といえども、昔のように水加減を控えることは、ほとんど無いのである。
したがって、常時、大目の水加減で炊いている人は、新米でも大目なのだ。
 唯一の違いといえば、やはり新米は、みずみずしさがあるため、古米と比べれば、当然柔らかく感じるという点だけ。

 よって、新米といえども、最初は、炊飯器のメモリ通りか、いつもの自分の水加減でお米を炊いてみて、必ず「柔らかい」と感じるでしょうから、それから、若干ずつお水を減らして炊いてみて、炊き上がりに艶があって、自分の好みの食感になる水加減を探すのがベスト。
そこで初めて、その人にあった“○ミリの加減”が出来るのだ。
数字を言い切ってしまうのは、チョット危険だよ。
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農水省若手が改革チームが出来るそうだ

2008年09月29日 08時41分50秒 | Weblog
 「石破茂農水相は28日、事故米の不正転売問題を受け、週内に若手課長クラスで構成する農水省の改革チームを立ち上げると発表した。また再発防止策の一環としてコメの取扱業者への規制を強化するため、食糧法などの改正案を次期通常国会に提出する方針を明らかにした。
 改革チームのメンバーは現在選定中で10人程度を想定し消費者や生産者などの外部の意見も取り入れる。石破農水相は会見で「反省のない役所と断じられている。この機会にコメだけでなく、省の業務を抜本的に見直す」と述べた。」というニューズがあった。

2008年9月29日(月)08:15 産経新聞
http://news.goo.ne.jp/article/sankei/business/m20080929004.html

 事故米では、かなり遅くなってしまったが、「事故米対策本部」が立ち上がったことで、自分としては「これで悪しき時代が一つ終わる」と見ていたが、やはり全ての膿は、これだけでは消えないことも判っていた。

 今の農水省に必要なのは、地方議員や大手取引先に左右されない、若いエネルギーと柔軟な発想をもって、産地の活性化と後継者の育成を考え、産地から若者が出て行かなくて良い、農産物価格を見つけ出して欲しいし、産地にしわ寄せが行く、流通コストの歪みも無くして欲しい。
さらに、地産地消も、もっと広めてほしいし、旬の味も消費者に伝え直して欲しい。
 自分たちの業界としては、表示の問題、抜け道がある、法律のグレーゾーンの整理、違反者への罰則の強化など、言いたいことは山ほどあるが、少しでも多く検討して欲しいと思っている。

 「農水省若手が改革チーム」には、大いに期待したいものだ。
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