こだわり米専門店スズノブ 西島 豊造(五ツ星お米マイスター)の豊かに造ろう

様々な現実を見つめらがらも、日々を前向きに考えて進んでゆくためのブログです

一体どうしたんだ。

2008年09月21日 13時56分42秒 | Weblog
 夕方から、秋田神代の生産者と、お互いの思いや意見を言うための場が、近くのレストランで設けられた。

 集まってくる生産者を見て、真っ先に感じたのは、「歳以上に疲れきっているな」という感じだ。
 久しぶりに会ったので、笑顔は見せるものの、その中には戸惑いが見え隠れしているし、諦め感も感じ取れる。
歳をとっていくごとに、元気さも、やる気も、熱き思いも、若さと共に、消えていってしまったようだ。

 これでは、神が微笑むはずが無い。
若干うつむき加減で、目は瞑り。口はを堅く閉めて、悲しそうで辛そうに胡坐をかいて座り込んでいる理由は、これなのだ。

 一体どうしたんだ。
何が起こっているんだ、秋田神代という聖地では。
 一時は、秋田県一を誇る大ブランドにまで育ち、生き生きとして、楽しそうに米を作っていたのに、今の生産者には、その面影は何処にも無い。

 生産者の意見を聞いて、自分たちの考えも言って、その場で感じたのは「遅かったかも」という、最も危険な考えだ。

 いや、まだ遅くは無い。
遅いというのなら、いまさら神は、自分を呼ばない。

まだ、なにか方法があるはずだ。
まだ、気付いていない作戦があるはずなんだ。
探せ。見つけろ。
まだ、絶対に間に合う。
大丈夫だ。まだ、聖地は蘇る。蘇らせてみせる。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

秋田神代で感じた「神」の姿は・・・

2008年09月21日 13時25分57秒 | Weblog
 またまた、頭のおかしな話をするが、秋田神代の地が、一つの聖域である事が判ったとき、頭の中に、この地に住んでいる神の姿が写った。

 しかし、その神は、胡坐をかいて座り込み、若干うつむき加減で、目は瞑っていて、口は堅く閉めていて、明らかに「悲しそうで辛そう」だった。

 これによって、自分が始めて神代の地に行った時に、「暖かい」という不思議な感覚を感じたのだが、この感覚についても、今回はっきりと、姿として確認することがだきた。
「暖かい」という不思議な感覚は、あの時の神は、同じように、胡坐をかいて座っていたが、楽しそうに嬉しそうに、微笑んでいたからだと判った。

 これが今回、自分が「呼ばれている」という不思議な感覚をもった理由だったのだ。

 もう一度、あの神に微笑んでもらわなくてはいけない。
あの悲しそうで辛そうな顔をしている神のままではいけない。
このままでは、聖域が消えてしまう。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

はっきり判った

2008年09月21日 13時00分42秒 | Weblog
 19日に、数年ぶりとなる秋田神代の地に足を踏み入れた。
この数年間、様々な産地のブランド化をすすめ、それ以外でも産地を回ったいたのだが、神代には行かなかったのだ。

「なぜか」。
この理由は自分でも判らない。
確かに、メンバーが神代に行くという時に限って、自分には絶対に外せないスケジュールが入ってしまったりしている事が多かった。
それでも、無理やり調整すれば、不可能ではなかったときも、いくつかある。
 それなのに、無理をしないまま、自分か扱っている銘柄米でありながらも、一歩引いて、第三者的に、秋田神代を見続けてきた。

 しかし、今回は「行かなければ」という思いとともに、なぜか「呼ばれている」という不思議な感覚もあった。
だから、無理にスケジュールを調整してまでも、今回は秋田神代へ行ったのだ。

 そこで、見えなかったもの。漠然としていたもの。判らなかったもの。それが「なんだったのか」が、はっきりと判った。

 こんな言い方をすると「ついに頭がおかしくなったのか」と、思う人もいるかもしれないが、でも、これが真実であると共に、確信したのだ。

秋田神代。
なぜこの地は「神代:じんだい」というのか。
「神代:かみしろ」とは、神の化身、または神そのものを言うとも言う。
「神代:かみよ」とは、歴史の始まる前の神話で伝えられている時代を言うと言う。
なぜ、あんな山奥に、この地名があるのか。
そして、なぜあの地に行くと、必ず空気が変わるのか。

 もう言いたいことは判るだろう。
そう。秋田神代には、山の神・水の神、そして米の神が住んでいる。
周りを全て山で囲まれている神代の地は、一つの聖域だったのだ。
だから、まだお米について若造だった自分は、まだあの地に入る資格がなかったのだ。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする